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わさびの日記

【大学受験】新聞配達奨学生の暮らしと、成果を出すためのポイント

皆様こんばんは。

私はどちらかというと奔放な教育を受けた結果、人が通常選択しない道に突っ込んでいく傾向があります。

今日のテーマは少し先の話になりますが、主として受験生を対象とした新聞配達奨学生のお話です。進学校で新聞配達する学生は珍しいかもしれないです。

今回、下記のようなニーズがある方のみ関係するお話になります。

・受験で志望校に合格できなかったorもっと成績を上げて上位の大学を狙いたい。
・受験したいが、予備校へ通うお金がない。
・自分で稼ぐ限り、自分で意思決定できる環境にある。

新聞奨学生とは、予備校や学校の授業料に充てるため新聞社にお金を借りて、給料天引きで返済しながら、勉強を行う制度です。配属される場所にもよりますが、朝夕配ると、それぞれ2~3時間かかります。

新聞配達奨学生で検索すると、決して順風満帆なお話ばかりではないようです。この点、実体験から失敗しないようにするためのポイントを挙げていきたいと思います。


私は高校は進学校でしたが、優秀なライバルの中で成績を上げることができず、また家庭事情でなかなか厳しい経済状態となり、ダブルパンチで受験期を迎えました。

そもそも合格できる偏差値ではないし、お金もないし、父親も亡くなっていない。しかし、幸い自分の人生を自分で決められる自由だけはありました。
当時、18歳の頃、「大学が全てではないが、日本においては、現役で偏差値50程度の大学より、浪人で国公立や早慶などへ進学した方が、色々選択肢が広がる」と冷静に考えていました。

そこで、自分の足で歩いていこうと一か八か、高校三年のセンター直後から新聞配達の道を選びました。近所の産経新聞です。

なぜ産経新聞にしたかというと、こちら朝刊+集金だけの組み合わせで応募できるサムビック奨学生という制度が当時あったからです。自分の勉強時間を確保しようとした場合、朝刊と夕刊を配ると、まずトップ層の成績に至るのは無理と思います。なお、朝刊と集金だけでも13万円程度月にもらえました。家賃負担がなければこれで十分やっていけます。

新聞配達の暮らし

新聞配達は、基本的に休みがありません。
今は夕刊がなかったりするので少し勝手が変わっていますが、当時、朝刊は月に一日(月曜日)だけ休みです。そして唯一お休みの月曜日はなんと夕刊がありますので、休みじゃないですよね、半休です(笑)。

私が配っていた販売所では、特に新聞が来るのが早いエリアで、朝1時30分ぐらいに新聞が来て、チラシを折り込んで2時前から配達できるようになります。
このため、夜遅いスナックはまだ営業していたり、野球が15回まで延長した日(当時は15回まであった)は、途中経過までしか載せていなかったり、深夜発生した重要なニュースをスルーしたりしていましたね。

新聞配達を初回配った日は3時間かかりました。これが毎日少しずつ縮まり、最終的には1時間半になりました。つまり、この頃朝4時頃には新聞配達完了です。この後雑談しますがほどなく帰りますので、朝仮眠することもできます。あと電車で寝たり、朝一番で予備校に行って、自習室で寝てから勉強スタートします。

「自習室で寝る」というとアホのように聞こえますが、一日予備校に12時間いたとして、うち2時間寝てその他は頭が冴えた状態で勉強するのであれば極めて合理的です。

そして、朝刊だけという前提のお話ですが、、
新聞配達という仕事、実はきつくありません。この理由は下記のとおりです。

毎日ある→規則正しい生活になり、眠くなくなる。
朝寒い→何重も防寒すれば寒くない。
しんどい→せいぜい2,3時間

よく新聞配達をしているとお疲れ様!と言ってくれますが、コンビニなどではあまり言ってくれませんよね。コンビニだって朝の行列の対応など、より大変だと思いますよ、私は。

睡眠時間は夜22時から1時過ぎまで、新聞配達後の1、2時間、自習室で2時間。全部足すと睡眠時間は意外に十分です。

結果的に成績も伸び、今の自分があるのも、原点は新聞配達ということになり、非常に感謝しています。

私は新聞社と何ら利害関係もありませんが、必要なお金を貸してくれて、お金を貯める機会と経験を与えてくれた新聞社に非情に感謝しています。下記に成果を出すための勉強との両立のためのポイントを挙げますので、もし興味をもたれたらご参照ください。

奨学生制度を有利に活用するポイント

・勉強時間を確保するため配達を朝刊だけにとどめ、夕刊は配らず集金を選択する。

朝刊だけの配達ですと、早朝配った後は全て勉強に充てることができます。
規則正しい生活も送れるようになり、実質的に10時間程度勉強に充てることも可能です。それゆえ、勉強にそれほど悪影響はないのですが、夕刊も配った場合、勉強の調子が出てきたお昼過ぎに、また手を止めて外出することになります。これは明らかに悪影響です。私は受験生は夕刊を配ってはいけないと考えます。

・受験前は遠慮せずセーブする。

1月に入ったら正直、配達どころではありません。一生のことなので、勉強確保のために融通を利かせてもらったり、遠慮せずにどんどんお願いしていきましょう。直前期は体調管理など含め、やはり1分1秒が大事です。

・できる限り、配達時間が短くなる難所を希望する

配達場所は所長の判断次第で決められます。コツは、人が嫌がる僻地です。通常、新聞配達は部数に比例して給料に反映されるので、1部あたりの時間がかかる場所は嫌がられます。奨学生は固定給なので、そのような場所でも早く終わる方が望ましいわけです。

というわけで、私は某山の一番高いお寺など配ってました。唯一まともな明かりがあり、休憩できる場所はなんと山中のお墓です。ほんと怖いですよ!でもストイックになっているときは、意外に怖くないんですよね。

あと、山中で楽しかったのは、眺めのいい場所などでごろりと横になって休憩することでした。普段絶対行かないような場所に1人でいるのは18歳の未成年にはものすごく非日常を感じてワクワクするものです。

新聞配達で経験した稀有な体験

最後は何の得にもなりませんが、非日常の時間帯ゆえの、いろいろな経験をお話します。

・西から太陽?事件
忘れもしない1997年8月~9月の暑い日の3時~4時頃、いつものように新聞を配っていると、西の空に太陽みたいな大きい星が!
その周りだけ夕焼けみたいにぼやっと明るい。西ということで明けの明星でもないようですが、後になって検索してみると、どうも地平線に沈みかけの皆既月食を見たらしい。周りの雲も明るくなり、また海面に夕焼けのような光が反射して光がとてもきれいでした。当時は写真を撮る術がなかったので残念です。今だったら、先日のスーパームーンの時のような話題になりそうですが、、、

・車炎上事件
販売所の近くで車が電柱にぶつかり、車の後ろでチロチロと火が出ているという現場に出くわしました。実際は映画と違って爆発するとかではなく、そういう燃え方するんだと知りました。少し上の先輩が助けに行くぞ!とか俄然張り切って誘うんですが、爆発したら死にますよね、普通に、、、。

窓ガラスを割って助けたのですが、中にいたのは若いカップル。寂しげな先輩の背中を後で見ました。とりあえず死ななくて良かったと思うばかり。

・ヤンキー乱闘事件
朝の2時~4時の配達時間は、中高生のヤンキーにとって格好の夜遊び時間です。特攻の拓が流行った時期で、非常に多い。大通りは非常に迷惑行為が目立ちますが、新聞配達員は普通に走っている限り、まずからまれません。
テレビで見る警視庁24時のような光景をもう少し酷くした乱闘の中を直進していったことがありますが、誰もこちらに襲ってこないためスーパーマリオのスター状態の気分でした。

・台風事件
ご存じの通り、雨の日は一つ一つビニール掛けをして配達をします。
通常はビニール掛けをすると絶対濡れないので問題ないのですが、
私は半分ぐらいビニールがけせずに配達していました。

とある台風直撃の日、カバーが飛ばされて突風で新聞が10枚ほど空へ、、、、
翌日、結構離れたマンションの壁に張り付いていました。ごめんなさい。

・同僚失踪事件
昨日まで話してた同僚が急にいなくなりました。本当に急にいなくなった。でもよくあることということで、みんな黙々と新聞を配り続けます。業界ならではの闇を感じた瞬間でした。

最後はちょっと蛇足でしたが、、、受験で駄目だった直後など、めちゃくちゃ悔しいと思います。

ただ幸いなことに、日本では上記しかり、自分の力だけである程度成果を出せる環境が整っています。自己の範囲内であればお金はなんとかなりますので、もし余計な時間を捨てて勉強のみに取り組むほんの少しの覚悟があれば、検討してみてください。きっと良い結果が出ます。

 

 

 



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