お受験幼稚園の特徴(メリット・デメリット)まとめ:3年通って感じた本音

当ブログも開始して2年と7か月が過ぎ、小学校受験中も毎日更新していましたが、遂に卒園を迎えました。
これまでの人生の半分の時間を幼稚園で過ごしましたから、感慨深いものがあります。

娘はいわゆるお受験幼稚園に通っていました。

お受験幼稚園とは俗称ですが、小学校に内部進学する附属幼稚園と対比して用いられ、その名の通り小学校受験するご家庭が多く集まる園のことを指します。概ね半分以上受験される幼稚園はお受験幼稚園と言って良いと思いますが、園によっては8割ぐらいが国立又は私立を受験することもあります。

人気のある名門幼稚園は倍率が5倍を超えたりすることも多々ありますが、公式な情報がないため、年によって大きく変わります。

私どもがお受験幼稚園を選択した理由は、小学校受験をする、しないにかかわらず生活習慣や礼儀が身につくと伺ったからです。
ただ、今の園に入った直接的な理由は幼児教室のおすすめがあったのも実際のところです。運動や子供らしい生活も重視していましたから、受験する方が多い園というのは、その堅苦しいイメージから当初敬遠しておりました。

公立育ちの私にとって、経験のない幼稚園受験も小学校受験も迷うところでしたが、結果として今の選択に悔いはありません。どちらを選択しても、小学校受験の結果をもって、長い人生において正しいかどうかというお話にはならないと考えます。

いずれにしても、子供がまだ判断ができない年齢で人生に大きな影響を与えることとなるので、保護者様はよくよく考える必要があります。

今回、お受験幼稚園に3年通って感じた特徴、メリット・デメリットをまとめたいと思います。
少しでも参考になるところがあれば幸いです。

目次

生活常識、行動観察、礼儀に強くなる

幼児教室に通うと、凡そ1分100円前後の多額の費用がかかります。
しかし、お受験幼稚園においては、日常生活において、常識の一環として、自然と幼児相応の生活常識が身についていきます。

見逃せないのが、園のご指導だけでなく、お友達からも良い影響を受けることです。

日常の園生活は見えませんが、お友達から受ける影響は非常に大きいので、思いやりなどの内面も、話し方などの外面も非常に重要となります。

同じような進路の目標をもった集団が集まることに気持ちの悪さを感じる方がいるかもしれませんが、幼児においては可愛らしいもので、他意もありません。
何事も好奇心を持ち、大きな声で受け答えし、きびきび動く素直で優しい子の割合が多いと思われます。それはそのようにご家庭でも教えられるお子様が多いからと思われます。また、良くも悪くも受験向きの対応を心得たりもします。

お友達の影響を受けやすいことは、受験後にほぼ確信を持ちました。
恐らく受験が終わったら、多くのご家庭でテレビなどを解禁しているのでしょうが、、、鬼滅の刃はもちろん、急にラブパトリーナとか、ゲームが欲しい話をするようになりました。

私共はもともとテレビを禁止してませんが、受験前は自分から見たいということもありませんでした。
園でも受験前は話題に挙がっていなかったと思われ、やはりお友達の影響は大きいのだと思います。

横の情報と、縦の情報の有用性

幼稚園に入ると、横の同期のつながりの他、一部縦の先輩方とのつながりができます。
横のつながりは、日常の情報交換を含め、こちらもお互いに有益なのですが、こちらは穿った見方をすればライバルになります。このため、たくさんの情報網があればあるほどリスクもあります。

幼児教室によっては、余計なトラブルを避けるため禁止するところもあるほどです。
これは行き過ぎのようで、わかる気もします。特に、志望校が漏れることはろくなことはありません。
志望校を聞かれたら、できればさりげなく流すようにすることをおすすめします。

トラブルにならない回答の仕方は、「国立志望で、私立も受けるかもしれません。」
ぐらいが無難です。

一方、先輩方とのつながりは、自然と構築するのが難しいものの、情報の信頼性が上がり、有益です。
なぜなら、先輩方にとって、同じ園の後輩は信頼性があり、ライバルでもありません。

また、直近の合格者の情報は、合格実績の少ない幼児教室よりも信頼性があります。
何が良くて何がダメなのか、程度をよくわかっているからです。

例えば、受験時の待合室でどれぐらい見られているのか?や、願書のボリュームや書き方など、それなりに対応を把握されていると思いますよ。

情報モラルの高さ

昔から企業規模問わず、情報流出の報道が続出していますが、お受験幼稚園についてはどのような指導をしているのか、だれがいるのかなど、その情報は外に出ていません。

この理由はわかる気がします。
理由は色々考えられますが、一因として、社会的に著名な方でも自分自身もまた違う世界で有名だったり、ご自身に自信や誇りがあれば、そのような発想に至らないという、そのような領域かと思われます。

このような環境は、中にいる方からすると非常に安心できるところです。

保護者間の節度・距離感

お受験幼稚園では、保護者の職業や志望校を聞かないなど、独特の距離感があります。
志望校を言わないことについては個々の共通見解として認識されているため、聞くこと自体やや無粋とも言えます。

職業については仲良くなってくると聞くことはありますが、こちらもまた初対面から伺うことではないです。

この距離感は小学校受験後にどうなるかわからないことも関係しており、小学校受験後に仲良くなるケースもあれば、逆もあります。

幼稚園の体操服で受験可

実際の受験になると実感したのが、運動を伴う考査時、幼稚園の体操服で受験できる点です。
実に多くの方が体操服で受験されていました。
こちら、体操着で合格率が高まることはないですが、体操服で実際に受験できること自体が大きな意味を持ちます。

幼児にとっては慣れ親しんだ園の体操着ですから落ち着いて着脱し、緊張を緩和できます。

また、先生方は有力な園の体操着をご存知なわけで、それを目印にすることはないとはいえ、損することはないでしょう。
多数の児童が園の体操着で受験している学校であれば、体操着で受験した方が良いでしょう。

この脱ぎ方なども、園で基本的な着脱を指導されています。幼児教室でも指導されるところではありますが、身に沁みついているのと、幼児教室で習った範囲では動きに違いが出やすいところです。

合格実績は良い

結果としての合格実績はやはり良いです。
何が良いかという基準が難しいところですが、第一志望(と思われる)学校に多く合格されています。

難関校を複数合格する当たりからして、コネや縁故ではないですし、ご家庭のスペックだけとも言い切れない方も多数いらっしゃいます。それ以前に、ほとんどの学校にはコネ・縁故は感じません(兄弟がいらっしゃる場合は別)。

やはり、園でのご指導が大きな影響を及ぼしているのでは、と感じています。

お受験しないご家庭も尊重

お受験幼稚園といえど、100%が受験する幼稚園は(恐らく)ありません。

意外な点と思われるかもしれませんが、お受験幼稚園において、受験しないご家庭は、居心地が悪くなることはありません。

なぜなら、保護者間で話す話題が減ることは事実でしょうが、お子様同士が仲良くなることは自然なことであり、また受験のライバルにもならないので、話しやすい一面もあるからです。

最初から公立小学校に進学することがわかっている方は敵を作らない、警戒されないとも言えますね。
公立進学を理由に陰口を言われたりすることは通常あり得ないですから、余計な心配をすることはなく、園生活を送ることができます。

受験後はやや混沌

小学校受験は10月~11月にかけて、同期同士の連絡をほぼ取らないブラックアウト期間のような時期があります。
これは受験結果をお互い言うべきではないし、聞くのも失礼という、常識と利害が一致している時期です。

11月後半、慶應義塾横浜初等部や学芸大附属小各校の試験が終わると、お茶の水などまだ残っているものの、大勢が決まったムードになり、他者の結果が気になる合格者が動き出します。合格者同士は隠さない分、進路に関する情報は広がりやすいです。

この時期以降、結果は様々ですから、色々あります。

通常の園では、卒業後、一部の方が私立小に行き、あとはみんなで公立小へという流れになるのでしょうが、お受験幼稚園では過半数が私立小に進学するわけで、ほぼバラバラに進学することとなります。お引越しされる方もたくさんいます。

卒業後は進路によって散り散りとなりますが、進路を言いたくない方も少なくなく、聞くこともしないため、中には受験が理由で疎遠になってしまう方もいます。

総括

このように、お受験幼稚園はお受験に関してプラスの影響が大きいため、受験することが決まっているのであれば通った方が良いというのが個人的な見解です。

お受験幼稚園の堅苦しいイメージは、イメージが先行しているところもあるかと思います。

しかしながら、小学校受験という勝負の世界を幼児期に家族ぐるみで持ち込んでしまうことから、結果によって家族内外の関係に影響を与えてしまう可能性があることも事実ですので、慎重に考えていきたいところです。

【東京都御三家】難関小学校受験に強い名門幼稚園一覧 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

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