【童歌】どちらにしようかな、天の神様の言う通りの続き、起源は?:地域・都道府県別ランキング

どっちにしようか決めるとき、指差ししながら決める子供の童歌
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り」これは何故か日本中の子ども、親が知っています。
しかし、その使われ方は日本中で異なるようです。

東京の小学生のお友達(お母様は東京出身)が、
「どちらにしようかな、天の神様の言う通り、鉄砲撃ってバンバンバン もうひとつおまけにバンバンバン」
と言っていました。こちら、私には馴染がないのですが、東京はこれがメジャーとのこと。後に東日本を中心に、日本全国(凡そ半分)に浸透していることがわかります。

私の育った地方は鉄砲文化はなくて、たまに柿の種が登場したり、人によって色々アレンジされていました。

このように、「どちらにしようかな、天の神様の言う通り」については、地方、人によって違いがあります。
少なくとも関東と関西で大きな違いがあり、更に全国津々浦々で千差万別の模様です。

このフレーズですが、保護者様の出身や環境によって違いが出るんだなあと非常に興味深かったです。そこで色々と調べてみました。

目次

どこから、いつ始まった?

色々調べてみましたが、信頼あるソースとして2005年に国会図書館のHP(ソースは埼玉県立久喜図書館)で先駆者の質問に回答する形で答えてくれてました。

答えは即答、「元になった歌やオリジナルの形についての記述は見つからなかった。参考までに「どれにしようかな」について解説があった資料を紹介した。」とのことで、国会答弁の如く、次の行から違うお話になっています。

「どれにしようかな てんのかみさまのいうとおり」という選び歌の発祥と、元になった歌を探している。日本… | レファレンス協同データベース (ndl.go.jp)

ただ、わからないことをわからないと言って頂けるのはありがたい。
いつ、どこから始まったか謎ということで、非常に興味深いです。

次に、都道府県別の違いを調べてみました。

都道府県別「どちらにしようかな、天の神様の言う通り」後のフレーズの違い

北海道:なのなのなすびが多用される、その他少数派でおやじのはげあたま、鉄砲のパターンもあり
青森県: へのへのもへじ、柿の種鉄砲あり、ろうそく消えた
秋田県: びっちかばっちゃか、じっちゃかばっちゃかなど方言が混じるけと鉄砲も撃つ、なのなのな。
山形県: すっぽこぽんのすっぽんぽん あのねのねのね 柿の種 鉄砲も撃つ
岩手県:すっちょい すっちょい すっちょいの ちょい 鉄砲はあまり撃たない
宮城県: あべべのべ あーめんそーめん中華そば 赤豆白豆なんの豆、赤とんぼ、そして鉄砲
福島県: 赤豆白豆三度豆 うまい豆、毛虫、アブラムシ鉄砲も多い
栃木県: 鉄砲撃ってバンバンバン 柿の種
群馬県: あべべのべ、柿の種鉄砲率高い
茨城県: おすすのす、柿の種、あべべのべ、鉄砲率高い
埼玉県: あべべのべ、 鉄砲率高い
東京都: 鉄砲率が高いが色々混在。 なのなのな、天国 地獄 大地獄~など。
神奈川県:なのなのな、 鉄砲を撃つ前提でその後卵が割れたなどちょい足しが多い。
千葉県: ちちちのケムシ、鉄砲
静岡県: あっかんべっこんしましょうか、でんでんむしむしかたつむり、鉄砲をあまり撃たない
長野県: 鉄砲率が高い
新潟県: スッポロポン、あべべのべ、アブラムシ柿の種、たまに鉄砲
富山県: グットバイ グットバイ 柿の種
岐阜県: なもしのなもしの柿の種鉄砲も撃つ、赤豆白豆天の豆
愛知県: オッピッピのピ、ちっちきちっちきちっちっち、ぴょこぴょこちっちきち、パッパラパーのパー、鉄砲
三重県: あっぷぷの あ・ぷ・ぷ、柿の種、ドンドコショ
滋賀県: けっけっけーの毛虫、大砲、アブラムシ、太鼓
京都府: プッとこいてプッとこいてプップップ柿の種鉄砲もたまに撃つ
大阪府: あぷぷの あぷぷ、まだ決まりません~、柿の種アブラムシプッとこいてプッとこいてプップップ
兵庫県: 太鼓を打ってどんどこどん、あべべのべ、 ぷりっぷりっぷりっ柿の種、たまに鉄砲
奈良県: プッとこいてプッとこいてプップップ率高し柿の種
和歌山県: 「どれにしようかな」という傾向あり、プッとしてプッとしてプップップ柿の種
岡山県: なのなのな、ちっちっぱっぱちっぱっぱ、えちけちにいぱあ、柿の種、たまに鉄砲
島根県: 竹の子1本目出せ ぎっこんばっこんおまけ
鳥取県: 赤豆青豆黄色豆 ひよこのお散歩嬉しいな、どってんばってん
広島県: かっかのかっかの柿の種 ねんねのねんねのねずみとり りんごのりんごのりんご取り 山の奥のアブラムシ、けっけのけっけの柿の種鉄砲も撃つ
愛媛県: 鉄砲を撃つ前提で柿の種アブラムシアブラゼミ、ゲゲゲの鬼太郎
徳島県: キンコンカンコン アブラムシ柿の種
香川県: 鉄砲打ってバンバンバン 柿の種のねのねのね
福岡県: けっけのけーのおーまーけーつーき
佐賀県: べぽぽんべぽぽん柿の種 花が咲く ケケケのケムシ、ごはん粒負けました ごめんなさい
長崎県: ぽこぺんちーよの言うとおり 1・2・3の3番目 ぴっぴのぴ
大分県: けっけのけーのけ
熊本県: おっぺけぺーの おっぺっぺ ご飯粒 柿の種 赤とんぼ 1・2・3・4・5・6・7・8・9・10
宮崎県: けけけ アブラムシ ごはんつぶ 柿の種 月火水木金土日
鹿児島県: 桜島ドッカーン
沖縄県: 月火水木金土日 アブラムシ
              参考:wikipedia「どちらにしようかな – Wikipedia」を基に筆者整理

筆者の拙い要約センスにより消えてしまっているものもありますのでご容赦ください。
それぞれよく登場する特徴的なものは色を付してみました。これを踏まえ、都道府県別によく出てくるフレーズをランキングしてみたいと思います。

1位:鉄砲(23都道府県)

鉄砲撃ってバンバンバンは22都道府県と実に広い地域で見られるものの、上記を見て頂くとわかる通り、東日本に偏っています。中部・中国地方では一部伝わっているものの、九州までは届いていないようです。

鉄砲が伝来したのは1543年の種子島ですが、鹿児島では桜島が中心のフレーズとなり、皮肉な結果となりました。
近畿も散見されるので通過しているはずですが、他のアクの強いフレーズに押されて目立ちません。

2位:柿の種(22都道府県)

わずかな差で2位に柿の種。
柿の種も広い地域で見られるものの、こちらはどちらかというと、中部から西日本にやや偏っています。

柿の種がなぜ出てきたのか、、、発祥の地が新潟と言われていますので新潟か、柿の種ブームから同時多発流行したか、、
わかる由もありません。ただ、実に広いエリアに浸透しています。

3位:地域・都道府県オリジナル呪文(19都道府県)

方言や意味のないことばが混じった、その都道府県オリジナルの呪文を使う地方が半数近くあります。
北海道のなのなのなすび、秋田のびっちかばっちゃかなど、北海道・東北地方に特に多く見られますが、全国で見られます。
神奈川でなのなのなが確認されている一方、wikiによると岡山でもなのなのながあります。

県をまたぎ地方に広げると更にあります。
九州ではけっけのけー、月火水木金土日、1,2,3など、複数県にまたがるが、九州地方内に留まるものもあります。

それぞれ長い時間をかけて地元で定着したものと見られますが、その流行の法則は掴み切れません。

4位:アブラムシ・アブラゼミ(8都道府県)

ガクッと減りますが、それでも存在感あるアブラムシとアブラゼミ。
しかも、地域に共通性が見当たりません。まさにアブラムシのように色々なところに点在しています。

なぜアブラムシとアブラゼミがいるのか謎ですが、両方とも似たフレーズですから、子供たちの間の伝搬で変わっていった可能性も高いですね。音感がいいのかもしれません。音感に注目した大学の調査結果もありました。

東京未来大学こども心理学部こども保育・教育専攻

わらべうたの多様性をうみだす諸要因についての一試論
― となえうた「どれにしようかな」を題材として ―
abm.php (tokyomirai.ac.jp)

5位:プップップ(5都道府県)

こちらおならの音を連想させるプップップ。たった5都道府県と思われるかもしれませんが、全て近畿。
こちら、近畿のみで流行っているローカルネタと思われます。さすが吉本新喜劇を毎週地上波で昼間から見られる関西、笑わせようとする心意気が見えます。

こちらは関西という地で自然発生して流行ったのが容易に想像できますね。

また、太鼓などのお祭りに関するものの他、地域ならではの特色も見え隠れし、オリジナルのアドリブが多い。
つまり、近畿の子供はただでは終わらない、笑わせようとする子があちらこちらにいて、面白いと思ったらすぐに採用という絵が思い浮かびます。

このように、地域によってさまざまな傾向が見られますので、初対面であった子供に聞いてみるのも面白いかもしれませんね。

アンケート追加しました。宜しければお願いします。

【アンケート】「どちらにしようかな、天の神様の言う通り」その後は何が出てきますか?近いものを教えてください(複数回答可)

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全国各地の声

当記事を書いた直後は実際に使われているのか疑心暗鬼でしたが、ツイッターを通じてたくさんの方に回答を頂き、裏付けが取れてきましたので、下記にご紹介させて頂きます。

神奈川の「なのなのな」

神奈川県ではなのなのながかなり浸透している模様。
本当にたくさんの方がご存知でした。

下記前段は神奈川、下記後段が大阪でしょうか。
柿の種は西に多い傾向がありますが、色々な方に無軌道に浸透。

議論終盤は神奈川なので「なのなのな」が定着しつつありました。

関東北部「あべべのべ」

関東は東京を含んで埼玉方面に向かって「あべべのべ」が浸透しているようです。

栃木もあべべのべで、少しアレンジが加わっていました。

あべべのべは埼玉だけでなく関東北部、更に岡山でもあるようです。

あべべのべ、を見ると関東北部かなと勝手に推定するようになりました。
やはりTwitterのヘッダーが浦和レッズでした。

東京は定番鉄砲+カオス

私が実際に聞いたものと全く同じ鉄砲、もひとつおまけにパターン。

更に色々混在するパターンも。
あべべのべが入っていますが、後に埼玉近くの方と教えて頂けました。

九州「けっけっけ」

九州地方、熊本で「けっけっけ」シリーズがあることも確認。
関東では聞きませんね。

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