小学校受験を予定されている方は、そろそろ志望校が固まってくる時期ですね。
半年後には願書を提出しますが、願書提出にあたって志望動機を書かない私立小学校はないのでは?と思うほど、ほとんどの学校で志望動機の記載が必要となります。
この点、志望動機は受験評価以外でもご家庭と学校のミスマッチを防ぐために、学校とご家庭双方にとって重要となります。
志望動機がパッと思い浮かばなければ、その学校に本当に行きたいのか、よくよく熟考する必要がありますね。
志望動機は学校に通わせたい思いと、願書へのアウトプットを切り分けてよく考える必要もあります。
学校への思いが強くても、願書へアウトプットする際に矛盾が生じれば、読み手に伝わりません。
このため、志望動機を一言で表現する準備をしておくことをお勧めします。
紙の上でも口頭でも、ご自身で胸を張って簡潔に言えるようならないと、その答えを聞いた方も同じ感想を持ちます。
もしOBなどであれば、ご自身の経験に照らした表現ができるので楽ですが、そうでない方はここで悩むこととなります。
縁故の話は論点がずれますので簡単に留めますが、難関校含めて、ほとんどの学校は縁故がなくても合格できることは確認済です。
しかしながら、縁故がない中で選ばれるには、間違いなく志望動機が重要となりますので、付け焼刃ではなく、ズバリ腑に落ちる説明が必要です。
縁故がない場合にまずおすすめなのは、ご自身で学校のことを調べ、参加できるイベントに参加したり、将来通うことになる中高、大学生を含めて学生を直に見て、感じたことをご自身で落とし込むことです。
小さな感動でも見つかればそれが理由を構成しますし、逆にイメージと違ってご家庭の方針と異なることが事前にわかれば、それはそれで幸せかもしれません。
大学のイベントや学生を対象にすると情報収集が簡単ですが、やや内容が薄めになりがちですのでできれば中高生がいいですね。おすすめは外部も参加できる中高の文化祭ですが、今年に限ってはコロナでまだ厳しいかもしれないです。
具体的であれば具体的あるほど良く、学校の事をよく調べていることが伝わります。
これにより違和感がなくなりますので、あとは書き方が勝負と言うことになりますね。
このように、縁故がない場合は、学校のことを良く調べた後に興味が深まった点を、証跡とともにアピールしたいわけです。
繰り返しますが、一言二言で、ズバリ説明できる状態であれば、校正を重ねて充実した願書の志望動機になります。
志望動機のよくあるパターンとして、お子様の性格と結びつけるケースがあります。
これも恐らく王道ですが、これは学校からすれば当然のところであって、「お子様の性格と学校の校風があっているから」という流れのみで終わると願書の志望動機としては弱いです。この中に、上記具体例を落とし込み、説得力を加えます。
難関校で縁故があるなしの議論はずっと消えることがないトピックと思いますが、その差を埋める努力をしないと、縁故がない方同士の競争で勝てませんので、早い段階でよくよく調査して臨んでいただければと思います。
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