皆様こんばんは。
今日は子育てのあり方について、非常に考えさせられる映画、
「グッバイ・クリストファー・ロビン(Goodbye Christopher Robin)」のご紹介です。
こちらくまのプーさんの作者の家族をテーマとしたお話なんですが、日本では劇場未公開なので、知らない方も多いと思います。ディズニーのかわいい雰囲気とうって変わって、非常に重い雰囲気の中、家族のあり方、子供との接し方について非常に考えさせられる名作です。
日本では昨年末にDVDが発売し、今はアマゾンビデオでも見れますので、遅咲きの作品として、映画評価サイトでは結構点数が高くなっています。日本でもし上映されていたら、ヒットしたのではないかと予想します。
映画の核心に触れない程度にネタバレを含みますのでご承知おきください。
簡単なあらすじ
田舎で暮らすアランと妻ダフネの家に一通の手紙が届き、それを見て呆然とするところからお話が始まります。後で伏線は改修されますが、やや未来のお話。
時は戻って、第一次世界大戦から大きなトラウマを抱えつつ帰国したアランとダフネが男の子を授かるところからお話が始まります。名前はクリストファー・ロビン。
その後子守として雇われたオリーブは、ダフネに結構な嫌味を言われながらもクリストファー・ロビンを可愛がり、ぎくしゃくしながらも4人の生活が始まります。
一家はアランの希望で田舎へ移住。作家として大成してほしいダフネですが、煮え切らず挙動不審のアランに怒り心頭、途中でダフネはロンドンに帰ってしまいます。
その後オリーブも母親の看病のため一時家を離れてしまい、取り残されたアランとクリストファー・ロビンの二人の生活が始まります。二人はやがて心が通じ合い、アランもトラウマを克服し、作家としてのアイデアが浮かび素晴らしい作品を生み出します。やがてダフネもオリーブも戻り、家族も裕福になりクリストファー・ロビンは人気者になりますが、、、、、、、、
これ以上は控えますが、短い時間で悲しみと温かみが交差する映画です。
まず、家族の一人一人が特段かっこをつけずにありのままを見せているところが非常に共感を持てます。この映画では、妻のダフネは決して性格は良くないですし、夫のアランもトラウマのせいか前半は気が小さくなってしまい、何を考えているかわからない。
この等身大の家族が色々な苦難を乗り越えた末に、取り返しのつかない失敗をしてしまうのですが、最後は見つめなおす機会が与えられる。思わせぶりな表現ですいませんが、結局はとても優しい映画です。
幼児を持つお父さんは、この映画を見た後に子供と接する時間を大事にしたくなるのではないでしょうか。特に日々忙しくてあまり接することができていないお父さんほど実感されると思います。
映画序盤で、森を父子で一緒に歩くシーンが何度かあり、クリストファー・ロビンがそれを喜ぶシーンがあります。
私見ですが、究極的には子供との接し方というものは、このような何気ない時間を過ごすだけで良いと感じました。日々幼児教育のブログを書いてますが、このような視点を忘れず、大事にしていきたいです。
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