自身も知らなかった幼児期に受けていた教育:1980年頃にドッツカードがあった?

40年前のドッツカード

今日のテーマは、子供が親になって忘れてしまいがちな幼児期に受けた親の愛情、教育のお話です。
かつて幼児教育というジャンルにどちらかというと批判的だった私が、このブログを書く一つのきっかけにもなったお話です。

私自身は小学校時代に公文、中学校時代に塾へ通わず進研ゼミにお世話になり、高校時代は3年生からほぼ休みなく働いていて、大学資金捻出のため、毎月13万円程度稼いでいました。
この後、颯爽と現役で大学受験で合格するとカッコいいかもしれませんが、現役時はうまくいかず、浪人しています。

当時は労働と勉強の両立が非常に大変で、現役で大学へ進学した友人が眩しく見えました。
当時はまだ幼く精神的に鍛えられた辛い時期でもありましたが、大学、社会人となり生活が安定してくると、人間勝手なもので、自分自身で道を切り開いたと勘違いしていた時期もありました。

娘が産まれてほどなく、実家から段ボールが送られてきたのですが、中には古びた箱が入っていました。
私が乳幼児の頃、使っていたものとのことです。

開けて中をみると、なんとドッツカードや色々な教材が入ってました。ドッツカードなんてやった記憶もありませんが、確かに使った鉛筆の形跡がところどころに、、、

どの程度取り組んだかわからないですが、私もお世話になっていたんですね。
そもそもドッツカードって、こんな昔からあったんですね。

この教材、リコー教育機器いうところが出しているようで、今でいう家庭保育園のような教材でしょうか。
めばえコースとあり、写真の他にもたくさんの教材があります。調べた限りでは今はこの会社、社名も変わり、幼児教育をやっていないようです。(どなたか、情報あれば教えて頂いたいです!)

我が家は裕福な家庭環境ではなく、父親の給与明細を見せてもらったことがありますが、額面で35万ぐらい。
楽ではなかったはずですが、現在、私が娘に色々試行錯誤しているのと同様、約40年前、両親も色々考えてくれていたわけです。

そして私はその恩を知らず、自分は自分の力で頑張ってきたような言い方で、つい最近まで話してきたわけです。
ちょっと恥ずかしくなりますね。20~30歳代は振り返ると、落ち着いて感謝する機会はありませんでした。

よくよく考えると、勉学に対する考え方や、公文や進研ゼミなどうまくはまったのは、その幼児教育の前提があったからかもしれません。親の愛情の一つ一つの積み重ね自体、幼児教育なのかもしれません。

娘にドッツカードを見せると、「よごれてるね~、パパ」と一言。
一緒に入っていた絵本を読んであげましたが、私自身、どうも絵のストーリーを知っている気もしました。

この教材は断捨利しかねるため、今やっている教材の多くを20年後か30年後にでも娘が取り組んでいる教材とまとめて、渡してあげようと思います。あ、流石にいらないか、自分の教材じゃないもんね(笑)

皆さまも今の地位は、ご自身の努力の結果であることはもちろんですが、その土台に、記憶のない小さい頃に受けた保護者様の教育があってこそかもしれません。

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