我が家では娘が0歳の頃から、実に様々なフラッシュカードを使ってきました。
フラッシュカードは主に乳児期に早期教育を目的とする場合と、幼児から小学生にかけて、単語カードとして利用するケースの二通りあります。
上記のうち、①に関しては早期教育の効果につき賛否両論あるところですが、②については学習教材としてそのまま利用するので、特に問題ありません。
0歳~2歳の乳児期に使うフラッシュカードは、幼児教室などでもよく用いられますが、早捲りで脳に刺激を与えるとともに、高速インプットすることが目的です。これは情報処理速度を高めることが主目的です。
一方、幼児期に取り組むフラッシュカードは、一つ一つのカードの内容を理解し、覚えることが目的です。
小学校受験で利用する場合も、じっくり理解して覚えるため単語カードとして学習していきます。
フラッシュカードは一つ一つ、覚えたか確認しながら効率よく進められる点がメリットです。特に、小学校受験で出題される分野のフラッシュカードは有用なので、必要に応じて試してみてください。
かな絵ちゃん(七田)
まずは語彙の王道、七田のかな絵ちゃんです。
私が使っている上図のカードは旧式で、今はリニューアルされています。
小学校受験においては語彙力が重要となりますが、小学校受験で必要とされる言語を網羅した言葉集というものは存在しません。
小学校向けの言葉図鑑を買う方もいますが、覚えるにはフラッシュカードが手っ取り早いです。
かな絵ちゃんは全分野に及ぶ定番ですが、やや高額で、十分な時間がないと消化しきれないこととなりますので、後述するカードで必要な物から買いそろえるのも手です。
赤ちゃんの頃、たくさんやったみたいだよ
かずカード(こぐま会)
小学校受験においてたし算、ひき算の数式自体は必要ありませんが、数の読み取りと、一桁の迅速な計算は必須となります。
こちらの教材はかずをドッツカード形式で学べます。
こぐま会の教材なので、小学校受験に必要十分な範囲として、1~12までの数字を効率よく学べます。
パッと見て数字が何個かわかるように鍛えることで、情報処理能力を高め、本番での精度を高めます。
植物カード(理英会・公文)
こちら非常に力を入れた論点です。
季節と植物に関しては、頻出論点は深く、その他は遠浅で押さえておきたい論点です。
教材が安いので複数取り組むことをお勧めします。
なぜなら、取り扱うものが違ったり、同じ植物を違う角度で見ることで、試験の時に応用が利くようになるからです。
本番では、いつも見ている絵が出るとは限りませんからね。
一番人気は理英会のしぜん博士ですが、公文の花と木カードも伝統ある教材で広く認知されているのでおすすめです。
植物はばっちり。
根っことか葉っぱは大変だったよ。
季節カード(こぐま会)
季節は基本かつ、最重要論点の一つで、季節カードは幼稚園受験でも使えます。
深く学んでいけば、年長まで長く使えますので、どれか一つは入手しておきたいところです。
下記100てんキッズシリーズもこぐま会監修ですが、絵がわかりやすく非常に重宝しました。
幼稚園受験のころからやってたみたいだよ。
反対言葉カード(公文)
超優良教材の定番カードです。
基本的ながら押さえておきたい反対言葉が31収録されています。
表と裏にそれぞれ印刷しているので、しっかり覚えたか確認しながら進められます。
年中のうちに漏れなく完璧にしておきたい論点です。
これは得意!
厚い、暑い、熱いとか
ひっかけもあるから気をつけよう。
くだものやさいカード(公文)
次は定番の果物・野菜です。こちらは小学校受験のみならず、幼稚園受験でも役立ちます。
年少の頃は名称だけ抑えて、小学校受験時はそれぞれの特徴も理解しておきたいところです。
公文教室でもよく使われており、0歳~2歳のフラッシュカードとして利用している教室もあります。
最初は公文で教えてもらったよ
動物カード(公文・理英会)
動物カードも定番です。こちらも小学校受験のみならず、幼稚園受験で取り組みたいところ。
くだものやさいカードと併せて、年少のうちに取り組んでおきましょう。
公文は広く教材が認知されており、理英会は小学校受験を前提としてカードを作成しているので、この両者がおすすめです。
実はまるこは持ってないのよね。
パパも詰めがあまいね
しりとり絵カード(こぐま会)
こぐま会が作ったしりとり絵カードです。
しりとりは小学校受験の最頻出分野の一つです。
68枚のカードを使って、ゲーム感覚で楽しみながら言葉を覚えられます。
しりとりはよく受験にでるよ。
移動中にもできるからたくさん練習しておこう
昆虫カード(公文、理英会)
昆虫は非常に受験によく出ます。
更に、ある程度限られた昆虫が出ますので、フラッシュカードは非常に有用です。
何を食べるか、足の数、季節、卵~幼虫~成虫など、一つの昆虫にフォーカスして詳しく調べたいところです。
本来図鑑が好ましいですが、小学校受験で出題される昆虫は限定されるのが実情なので、カードの範囲で学ぶ方が効率が良いです。
公文は広く教材が認知されており、理英会は小学校受験を前提としてカードを作成しているので、この両者がおすすめです。
パパは昆虫大好きなのに、持ってないなんて
まだまだだね
記憶カード(こぐま会)
大型書店でしか買えないカードですが、実はネットで買えます。
小学校受験で苦手とする方が多い絵の記憶につき、遊びながらトレーニングすることができます。
主に「記憶」と「分類」の学習用の絵カードで、同じ絵カードが2枚ずつで合計108枚のカードが入っています。9種類に分けられ、1つの種類につき6種類の絵があります。
<カードの種類>
*乗り物(車、飛行機、電車、バス、船、自転車)
*くだもの(いちご、ぶどう、りんご、バナナ、みかん、さくらんぼ)
*野菜(キャベツ、だいこん、にんじん、きゅうり、じゃがいも、玉ねぎ)
*調理道具(お鍋、包丁、まな板、フライパン、おたま、フライ返し)
*食器(お皿、お茶碗、コップ、箸、スプーン、お椀)
*動物(くま、うさぎ、さる、いぬ、ぶた、ねこ)
*花(ひまわり、あさがお、ゆり、チューリップ、ばら、きく)
*文房具(鉛筆、はさみ、クレヨン、消しゴム、筆、ステイプル)
*楽器(ラッパ、ハーモニカ、太鼓、カスタネット、タンバリン、トライアングル)
子供は遊び感覚で学んでいける点がポイントで、毎日続けることで効果が期待されます。
まるこは絵の記憶がちょっぴり苦手。
これやりたかったな。
コメント