百ます計算をご存知ですか?
上図のように、マトリックス上の表に、それぞれ縦と横の数字を計算して、ひたすら計算の処理能力を高める教材です。
一回で10×10の100問に取り組みますので、問題数も相当多いです。
頻繁に学習書籍でも取り上げられ、効果的な算数学習方法の一つとして一定の地位を確立しています。
こちらの特徴は下記の通りです。
まず、金額が550円~660円と非常に安いです。
内容は極めてシンプルですので正直自作でも作れますが、この値段であればまあいいかというところ。
公文ですと都心部で月額費用7,700円ですからね。週2回とはいえ、この10倍以上です。
会費とお支払い方法: 会費・手続き | 公文教育研究会 (kumon.ne.jp)
私は公文に一定の学習効果を感じていますが、費用対効果だけは人それぞれと感じています。
百ます計算の細かい仕様は下記の通りです。
目標タイムを設定して取り組みますが、一回目よりも二回目、二回目よりも三回目と、タイムが確実に縮まる点がモチベーションにつながります。
まずは2週間続けようと書いてますが、継続して習慣化されることを意図していると思われます。
枚数にもよりますが、1か月程度継続すれば、公文で学ぶ四則演算の問題数よりも多くなるでしょう。
通常、公文を幼児期に始めたお子様は、多くのお子様が幼児期に四則演算に取り組みます。
確かにその時点では早期学習でリードしたこととなりますが、この百ます計算を毎日取り組めば、冗談抜きですぐに追い越せるでしょう。
何より金額が非常に安いですから、公文の四則演算分野を効率的に一部代替できるでしょう。
具体的には、年長以降であれば、百ます計算を十分に取り組んでから公文を始めれば、公文の四則演算がスラスラできてしまい、筆算に入ってもまたスラスラできてしまいます。このためノンストップでかけ算、割り算の筆算まで進むことができ、算数D教材ぐらいまであっという間に進むでしょう。
中学受験塾への接続を意図される方も、幼児期~小学校1年生で取り組めば十分に間に合います。
イメージでは、四則演算に関して公文が急行とすれば、百ます計算は特急。
中学受験塾のスタートラインの駅まで一気に抜かしていくイメージです。
通常はコピーして繰り返し使いますが、この金額であれば、その都度買って何度も繰り返す方が、教材を終わらせたというお子様の充実感に繋がるかもしれません。
あと、説明書に書いていませんが家族で取り組むとまた盛り上がりますし、親の脳トレにもなりますよ。
コメント