本日のテーマは差支えのない範囲で私立小のお父様同士のお付き合いについてお話します。
私立小に進学するご家庭のお父様といってもとても一括りにはできません。あくまで私の周辺事例(園、小学校受験塾、習い事など他校を含め100名程度)です。
私立小学校に進学することから、一定の所得がある点は共通します。
ここから先は、お金のことは気にしないご家庭だったり、やんごとなき事情か父親像が見えてこないご家庭まで色々な方々が。
お父様の職業は、医師、経営者、オーナー資産家、研究職、士業、マスコミ、政治家など、一定の職業に偏る傾向もあるもののサラリーマンもたくさんいます。ただ、大手商社や広告代理店など特定の業種が目立つ気がする、というのも本音です。誤解を招くので書きませんが、学校によっても大きく異なります。
お父様同士のお付き合いで私が感じている限り、受験時によく耳に入るマウンティングのようなものは感じません。
特に異業種であれば適度な距離感を保ちつつお互いを尊重する傾向にあります。とんでもない資産家、日々厳しい日々を送っているであろう方でも、子供と一緒にいる場では違う一面を見せているかと。
しかし実際の所、直接お会いする時点で、表に出てくるお父様、つまり時間を作れるお父様です。
職によっては尋常ではなく多忙な生活を送り、日々不在の方もいらっしゃいますし、そもそも会いたくない方もいらっしゃいます。このため、お会いするお父様は一定の偏りがあると言えるかもしれません。
私立小のお父様が集まると品格がぶつかりある種の化学反応が見られます。
バーベキューをすれば、お父様にはいかに周囲に先読みできるかという心眼が求められます。
この点、座して待つ方はお会いしたことがないですね。
イベントがあると必ずどこかで時間を捻出するお父様も。
これは職業にも因る所で真似できませんが、ご家族は日々キラキラしているように見えます。
気遣い所作が完璧な方も。人の嫌がる所作を絶対しない。息を吸うように思いやりを発揮。
常に慌てず、先を見据えた目の奥がきらりと光る。
これらを全て兼ね備えたハイパーお父様もいらっしゃいます。
酸素濃度が高すぎると人体に良くないように、偉大過ぎるお父様が多すぎる空間に放り込まれると、息がやや苦しくなります。この点、私は外の空気を吸えるので良いですが、娘を思うと将来が不安になることもあります。
なぜかわかりますか?子供が大きくなってくると、色々わかってくるからです。
今はコロナで顕在化していませんが、長期休暇明けはどこへ行ったかで話題は持ち切り。
家の違い、車の違いなどのお話をするかもしれない。実際、皆さま物凄い車に、、、
私立小の場合、子供同士が学校外で遊ぶ場合も、家が離れていることが多いので大抵親が付き添います。
車が絡むと父親も参加することも多いですが、初対面では行動観察がまだ続いているかのような、落ち着いた対応が目立ちます。私立小はお付き合いが長くなりますので、失礼な対応を見せないという気遣い、遠慮、警戒心の混じった複雑なものを感じます。
ここで真に打ち解けると学校生活は家族含めて更に楽しいものになるでしょうが、相手方のお父様も色々ですから、全員と深く交流をするのは非現実的です。気が合う少数のご家庭で十二分ですから、リラックスして自然体でお付き合いできるご家庭がたくさんできればいいなと。
実際の所、我が家はお受験幼稚園出身なので、お父様像は似通っていますが、卒業した後にお会いするお父様と、在園中のお父様はかなり違います。これは悪い意味ではなく、警戒心が消えた素の姿に近いような印象です。
また、中学受験を目指す子供が多い小学校とそれ以外では状況が違いますのでお付き合いの形も違いがあるでしょう。
中学受験を志す小学校では、良くも悪くも保護者の話題は中学受験。お付き合いの時間も大学附属小とは違い短くなります。
私立小生活を送るにあたり、子供がどう思うかという点も踏まえて親も合わせて対応していく必要があります。
受験合格が長い私立生活のスタートです。この点、親同士のお付き合いが楽しいご両親であれば私立小向きですし、拒絶するほど嫌いであれば、子供同士で遊ぶ機会に影響しますので、私立小には向いてないかもしれませんね。
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