朝は計算、夜は暗記科目の勉強のススメ

皆さまこんばんは、わさびです。

今日は塾講師の経験、公認会計士の受験生時代の経験から、
大学受験から幼児教育まで通じる、効率の良い学習方法のお話をしたいと思います。

よく朝は計算科目がはかどると言われますが、私の経験からもこれは事実と思われます。特に切羽詰まった本気の局面では必須です。

まずは公認会計士試験の具体例から。

公認会計士の合格率は毎年概ね合格率は10%前後です。
受験層が国公立・早慶MARCH関関同立でかなりのウェイトを占めますので、
それなりの難易度となります。合格すれば色々な選択肢の将来が待っていますが、落ちたら何もありません。諦めて働く方も多く、まさに人生の分岐点です。

受験科目は必須科目・選択科目がありますが電卓を超高速で売っていく計算科目は凡そ4割程度でしょうか。この他は、理論科目と言われる論述・記憶に関する科目です。

この点、受験を勝ち抜く合格者にほぼ共通することは、朝に計算科目、夕方以降はその他科目の勉強に取り組むことです。10時間以上自習室で同じ机で勉強するわけですが、朝は計算する電卓の音であふれ、夜はシーンと静まり返っています。
大学受験にも同様のことが言えて、朝は数学が望ましく、夜は地歴公民など、暗記要素が強く、少しわくわくするような科目が望ましいです。

なぜでしょう。

朝起きたばかりのタイミングでは、まだ脳が十分に覚醒していない一方で、疲れが取れてリフレッシュしています。このタイミングでは、脳のウォーミングアップも兼ねて計算を繰り返すことが最適です。

朝、多少ぼーっとしていても計算に淡々と取り組めます。30分程度継続すると、すっかり脳も目も覚醒します。脳が元気なので、計算もはかどります。

これに対して、夜寝る前は、朝に比べて脳は疲れています。
寝ている間に脳の中で記憶の整理が行われることもあり、このタイミングで勉強すべきなのは、能率が落ちる計算ではなく、暗記科目です。寝る前に記憶することで、寝ている間に記憶が定着しやすくなります。

それでは午後はどうか。
午後、お昼休みの後は眠くなることが多いですよね。
しかし、消化が終わった14時から夕食前までは、これまたゴールデンタイムが到来します。計算と暗記いずれでも良いですがじっくり思考することを要する重要性の高い科目、または難問に取り組むと良いでしょう。
因みに、昼食を食べたあと、30分ぐらい机に突っ伏して寝ると、深夜まで脳が疲弊せずに勉強を続けられることが多いです。シエスタ(昼食後の休息)は非常に有効。

これらの勉強スタンスはいまや王道ですが、私の大学受験の頃はこのような意識はまだありませんでした。人生を賭けた猛者が集まる会計士試験で、少しでも人より抜き出るために試行錯誤する中で、ようやく実感しました。大学受験においては効率面でやや損をしたかもしれません。

幼児教育でも同じことが言えて、公文をやるにしても、朝に算数、夜に国語の方が勉強効率が良いということになります。

お受験の場合はやや複雑で、この考え方を直接当てはめるのは難しいかもしれません。確かに数を扱うものもあれば、覚えるべきものもありますが、幼児期の脳は柔軟ですから、丸覚えという概念はあまりなく、いつ話してもしっかり吸収してくれます。

とはいえ、誰でも実行できる簡単、有効な勉強方法です。
きっとプラスに働きますので、宜しければ是非お試しください。

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