皆さま、ミラー・ニューロンと言う言葉をご存知でしょうか。
こちら、人の名前ではなく、脳内の神経細胞のことです。これは、他人の行動を見ているときに、自分もその行動をしているかのように反応することから、鏡に例えて名付けられています。
これは、サルにおいてはその存在が直接確認されていますが、ヒトや鳥類では、その存在が推定されるだけで、実証は未だされていないようです。しかしながら、サルで確認されたのであれば、脳に直接刺激を与えるわけですから、ヒトの幼児期でも効果が期待できますね。
この神経細胞の一定の効果があると仮定すると、子育ての一環として、親は子供と同じ方向を見て、子供に色々な動きを見せたほうが良いこととなりますね。
固い表現が続きましたが、子供は人の動きを見て、目で見て学ぶということです。裏を返せば、見る機会が少なければ、学ぶ機会が少なくなります。ここで、気をつけたいのが電動自転車のチャイルドシートの前乗せ、後ろ乗せ、チャイルドシートのレインカバーです。
電動自転車チャイルドシート:前乗せ、後ろ乗せの比較
電動自転車の前乗せ、後ろ乗せは非常に迷いますね。我が家は3歳になってから購入したので後ろ乗せにしましたが、子供がまだ小さいのであれば前乗せを検討して、乗れるところまで乗るのも良いかもしれません。
なぜなら、上記ミラー・ニュートンの性質にあてはめると、後ろ乗せの場合は親の背中が見えるものの、前乗せに比べて視野が非常に狭くなり、学習の機会を逸するからです。景色は斜めから見える程度で、安全のために横の視界が遮られているものも多いです。
前乗せであれば、親と同様に自由に色々なものを見て、学ぶことができます。脳への刺激という意味では非常に大きな差が生じることは明らかです。子供の気持ちになって考えると、前乗せは非常にエキサイティングでしょうね。
電動自転車後ろ乗せ用レインカバーは幼児教育上、要注意
電動自転車につくレインカバー、本当に幼児は冬場快適でしょうね。
親が寒波をうけながら自転車を漕ぐ一方、お子様は冬場でも温かい個室を作ることができます。
私が幼児の頃は、レインカバーどころか電動自転車もなく、後輪に足が挟まれないように非常に注意を払っていた記憶が残っています。親も電動ではない二人乗りで、大変だったでしょう。
でもよく考えてみると、、、、レインカバーは快適な時間が確保される一方で、周りの風景や音、匂いとシャットアウトされることとなります。見えるのは前方だけで、親の背中だけです。この移動時間、5感を働かせる機会もないので、お子様はぼけっとしているか、寝ているかどちらかになります。前者であれば、非常にもったいない時間を過ごすこととなります。更に、毎日のルーチンになっている場合はもっと注意が必要です。累計で、ものすごい時間を無駄にしていることとなります。
このため、ミラー・ニュートンの理論に習えば、後ろ乗せチャイルドシートは寒波が酷い日だけにとどめ、ちょっと寒いぐらいであればレインカバーを使わずに、寒いね~とお話しながら自転車へ乗るのも良いかもしれませんね。
一方、前乗せタイプですと一番大事な視界が開けているパターンが多いです。こちらの場合は、気にせずレインカバーを使って問題ないと考えます。
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