【小学校受験・幼稚園受験】大手幼児教室と小規模幼児教室の比較

小学校紹介記事用

お受験において、ほとんどの方が幼児教室に通います。
これまで、実に色々な幼児教室をご紹介したり、実際に見てきましたが、大手幼児教室はやはり注目されます。

一方、教室が一つしかない小規模幼児教室がダメかというと決してそんなことはありません。

今回、両者の特徴とメリット、デメリットをご紹介したいと思います。

目次

大手幼児教室の特徴

ここで言う大手幼児教室とは、教室が複数あり、難関小学校合格者も多く、評価を確立している幼児教室を言います。

大手であっても、締め切らず受験直前まで受験生を増やし続ける教室もありますので、必ずしもレベルが高いというわけではありません。

ただ、大手は組織力があり、幅広い学校に均一に精通しているというメリットがあります。
願書や面接対策、知っておくべき一般常識もたくさん得ることができます。

また、大手幼児教室では毎年難関小学校への合格者を多く出していますので、その中で上位に立てば、合格可能性も高まることとなります。また、模試を受けることでより客観的な評価を把握することができます。

大手幼児教室は全体的に月謝が高い傾向があります。
年長ですと1分あたり100円は下らず、200円に迫る恐れがあります。このため、時間にもよるものの、週一回通うだけで、概ね月に5万円~7万円かかります。

大手幼児教室は合格実績で判断することが難しいことがあります。
受験が終わったら、一回でも受講した受験生のご家庭には電話で合格実績のヒアリングがあることが一般的です。
幼児教室をかけもちがある上に、大手は教室も多いです。このため、教室当たりの合格人数で評価することが難しいです。

通常、嘘は開示しないと思いたいですが、教室数があると、その数が本当かどうか調べる術はありません。
合格者をたしていくと、大手だけで定員の数よりはるかに多い人数になります。多めに合格させた点を考慮しても多すぎです。
これは少なくとも、かけもちした生徒がいることを示します。

幼児教室で数が正しいことを証明するために会計士の任意監査があれば数えに行くんですけどね(笑)
会計士は公平性確保を裏付けるため、このような数を数える外部監査もやってます。

余談ですが、上場している幼児教室もありますが、会計士は会計数字(財務諸表)を対象に法定監査を行いますので、任意監査として、特段のオファーがなければ、「合格者数」は確かめません。

小規模幼児教室の特徴

大手幼児教室の方が良いのであれば、皆が大手に行くこととなります。
でも、小規模な幼児教室も人気です。この人気の秘密は何でしょうか。

小規模幼児教室は一般的に一人一人に手厚く対応する傾向があります。
これは、厳しいとか優しいとかいう次元の話ではなく、親身になって相談に乗ってくれたり、進路を一生懸命考えてくれるという意味です。

近所に、超厳しくて合格実績が登り調子の、中規模幼児教室がありますが、厳しく指導するあまり精神を病んでしまうご家庭が多いです。一生懸命頑張っている家庭の鼓舞の仕方は様々ですが、円満な家庭生活が崩れてしまうのは考え物ですね。

小規模幼児教室では、逆に精神的に参りがちなお母様をフォローしてくれるところも多いです。
但し、小規模幼児教室は、合格実績がピンキリですので、その実力の程を見誤ったり、レベルの低い母集団でトップになって満足してしまったりする危険もあります。この場合本末転倒ですので、いくつか幼児教室を回ったうえで評価するのが望ましいです。

もし判別がつかなければ、受験生の数が一つの参考材料となります。人気で入れなかったりするので、年中のうちに見極めておくとよいです。個人差があるのであまり適当なことは言えませんが、やはり人気がある教室はいい教室です。

小規模幼児教室は、一般に月謝の幅が広いです。
年長ですと、1分あたり100円を割ることもありますし、大手と同じ水準の費用がかかる教室も多いです。費用目安として、週に1回で、一か月あたり目安は3万円~7万円ぐらいです。

合格実績は、教室数が少なければ、非常に信憑性のある数字で、正しく評価しやすいです。受験生が見えているので、嘘をつくことは難しいからです。合格率まで開示している場合がありますが、この場合、より正確に実績を検証できることとなります。

 

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