先日、とあるコンクールの年長部門で娘、まるこの作品が選ばれ、表彰されました。
倍率は100倍ぐらいです。
実名が出てますので今のところ詳細を明かせずすいませんが、この記事が忘れ去られたころに、
作品自体は挙げておこうと思います。出来としては、芸術性溢れるというよりは幼児らしいそれなりの作品ではありますが、
その事実自体は素直に嬉しいですね。
さて、自慢話はこれぐらいにして、今日は幼児の成功体験とやる気についてお話したいと思います。
幼児が何かに熱中して取り組むとき、その結果が出て達成感を感じると、次回以降もその達成感を得るために頑張れるようになります。
スポーツでも通常は最後に競技があり、勝ち負けがあります。勝てばうれしくて自信になりますし、負けたらまた頑張ろうと思うこともあれば、やる気を失ってしまうこともあります。
このように、勉強一つとっても、将来のために、という真っ当な理由も良いですが、幼児の場合は勝つことの喜びや成し遂げた時の達成感を味わうことで、何事にも自分で取り組んで努力する子どもになりやすいです。
勉強して、成績が上がって、褒められる。
これは一般には不純な動機にカテゴライズされがちですが、考え方を変えると、勝負事で勝ち癖をつけることは決して悪いことではありません。なぜ勉強するのか、という理由ももちろんよく考えさせたうえで、小さな成功体験を積み重ねると、本人のやる気につながります。
講堂の前にやる気が来るのではなくて、事実がやる気を出させる、という考え方はこのブログでも何度がご紹介している脳科学の考え方です。
今回のコンクールは制作物だったのですが、娘はどちらかというと制作物は苦手でした。
家で自習する時は、どちらかというと公文やペーパー(問題がひらがなで書かれたもの)を好む傾向がありました。それはもともとペーパーが得意で、公文はある程度先に進んでいることが分かっているからです。一方、このコンクールで表彰されて以降は、自分で制作を好んで行うようになり、更にクオリティにもこだわるようになりました。目もいつもよりシャキッとしていて、自信満々です。そりゃコンクールで一番でしたからね。
これは、表彰されたことによる自信とやる気と自負から、恥ずかしいものは作れないと思うようになったのでしょう。
日常からこのような成功体験と自信を大切にしているのですが、コンクールを通じてその効果を確信できたと認識しています。
ご自宅でも、コンクールに見立てた仕掛けは色々できると思います。
子供に自ら取り組む積極性を身に着けさせるためにも、是非お試しいただければと思います。
あと、それを喜ぶ妻と、更にもっと喜んでいるまるこの姿を見ていると嬉しくなります。
今回の件を機に再認識したのが、実績が子供の意欲ややる気を引き出す点です。
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