2020年度より新学習指導要領が全面実施され、小学生は3、4年生で「外国語活動」、5年生からは正式な教科として「英語」の授業が始まりました。
これにより、近年急速に英語学習のニーズが高まり、英語教室の人気も高まっています。
その中でもここ数年、非常に注目されているのが、Global Athlete Project(グローバルアスリートプロジェクト)です。
グローバルアスリートプロジェクトは、今も現役バリバリ、サッカー日本代表ゴールキーパー、川島永嗣選手がアンバサダーを務めるスポーツ教室です。
川島選手ご自身は6か国語を話すゴールキーパーとして有名です。
しかし、意外なことに、英語の勉強は高校卒業後、2001年から本格的に始めたそうです。
近年の英語学習は低年齢化が進んでいるので、慌てなくても良いんだよ、と思うと気が楽になります。
英語、イタリア語、スペイン語などを中心に、毎日欠かさずに勉強することを習慣づけたとのこと、、この点、川島選手が異なるのは、2001~2003年に所属した大宮アルディージャではブラジル人選手とポルトガル語で話し、2004年に移籍した名古屋グランパスではオランダ人監督やノルウェー人選手と英語で会話するなど、常にインプットした英語をプロサッカーの現場でアウトプットし、実践しながら活きた英語を身に着けたことです。
私自身は学生時代、英語学習は受験のための座学中心でした。
いざ振り返ってみるとあまり使えない英語を学んでいましたね。英会話は仕事で外国人と実際に接することで向上させてきましたので、川島選手の語学に対する取り組みは共感するところです。
2010年に初めて海外移籍してからは、この語学力を前提した能力を期待され移籍が決まったケースもあったそうです。これらは活きた英語を学び、活用した事例として非常に興味深いところです。
グローバルアスリートプロジェクトには、そんな川島選手の経験を踏まえて、将来使える英語を身につけられるよう、創意工夫が詰め込まれています。
今回、実際に体験してきましたのでレビューします。
グローバルアスリートプロジェクトとは
グローバルアスリートプロジェクトでは、サッカーやキッズチアなどスポーツを通して英語を学びますが、主目的はサッカーやチアの技術を追求することではありません。子供達がスポーツを通じて「楽しく」英語に取り組むことで、日常使用する英語を自然と身に着けることが目的です。
幼児教育と関連して一言でいうと、自己肯定感を非常に尊重する教室ですね。スクールにおける会話は全て、英語で行われます。
子供達が運動場に入ってくると、先生が運動場全体に響き渡る大きな声で声がけします。子供達も呼びかけに答えて、レッスンが始まる前から先生とコミュニケーションをとって色々話します。
通常の英語教室であれば、教室の中での歌や踊りなどを通じたコミュニケーションを取りながら英語を学びますが、グローバルアスリートでは、スポーツを呼び水にして、学んでいきます。幼児期に、脳の神経と神経をつなぐシナプスは、スポーツを通じて、子供たちが楽しいと思えば思うほど、細かくつながれていきます。
神経は脳と行動をつなぐ重要な働きを担いますので、英語に親しみをもちながら、運動も語学も、双方に高い学習効果が期待されます。
英語サッカースクールの体験を通じて感じた子供の「あと伸び力」
先日、サッカーの幼児向け教室を体験させて頂きました。今回見学させて頂いた会場はフットサルコートで屋根付きでした。
時間は1時間で、先生はカナダ育ちのバイリンガルの先生とネイティブの先生です。先生は底抜けに明るいと感じたのが第一印象です。
子供からグラウンドにやってくるたび、先生は大きな声で英語で声がけし、子供たちはグラウンドに飛び込んで縦横無尽に走り回っています。
毎回のサッカーを楽しみにしていることが一目でわかります。開始時間前から一緒に先生も遊んでいますので、英語学習の観点で見ると既にレッスンが始まっている雰囲気です。
レッスンは全員での挨拶に始まり、最初はウォーミングアップを兼ねて先生がお尻につけたビブスを取る競争をしました。既にかなりの運動量ですが、水分補給の休憩は細目に取っています。公園で鬼ごっこをするがごとく盛り上がり、休憩。
次はドリブルをしながらドンじゃんけんをしました。ドンじゃんけんは、よく平均台の上などで、両端からそれぞれ歩いて、ぶつかったところでじゃんけんして、勝ったほうはそのまま進み、負けた方は戻って、相手陣地まで行けるか競う幼児に人気の遊びです。これをサッカーのドリブルで行い、英語でじゃんけんします。確かにRock(グー), paper,(パー) scissors(チョキ)という大声が響き渡ります。
先生が話しかけながら行いますので、やはり主目的は英語の自然な習得ですね。
次に英語カードを使ったゲームをしました。こちらはボールをあまり使わず、英会話習得を目指した学習の時間も設けているようです。
最後に子供が大好きなシュート練習。先生がキーパーになって、英語を教えながら、サッカーも教えます。
子供達も、毎週取り組んでいるだけあって上手ですね。幼児のころから実に上手にボールを蹴るなと感動しました。
この後挨拶をしておしまいです。1時間ですが幅広く色々なことに取り組み、たくさん英語のシャワーを浴びている印象でした。
この後、小学生向けのレッスンもありましたので見学しましたが、こちらは楽しみながらという点は保持したまま、サッカー自体は結構本格的でした。戦術の練習やミニゲームもあります。英語が話せて、技術もある先生と毎回サッカーができるというのは、非常に貴重な経験ですね。
また、グローバルアスリートは楽しみながらという点を重視しているので、幼児はもちろん、小学生で未経験でも全く問題ないです。未経験でサッカーに興味がある方も楽しめるスクールと言えるでしょう。
このような一連の取り組みを見学して感じたことは、スポーツをきっかけに、子供の好奇心や興味を引き出し、英語のみならず様々な物事への興味や好奇心を引き出していることです。
幼児教室では、やらされてやっているのか、自分で楽しんでやっているのかで、成長速度が変わってきます。
自分で楽しんで吸収し、発信できるようになることは、インプットや結果よりもアウトプットやプロセスを重視する新しい学習指導要領とも通ずるところがあります。
これはあと伸び力とよく評され、どの教室でも重視する能力です。
グローバルアスリートプロジェクトは、英語とスポーツを通じて子供の自己肯定感を尊重し、あと伸び力のある子どもを自然に育てることができるスポーツスクールであると感じました。
同じコンセプトのキッズチアと増える教室
グローバルアスリートプロジェクトのスポーツはなぜサッカーとキッズチアなのかな?と考えていましたが、英語サッカースクールに実際に伺ってみてわかりました。
サッカーもキッズチアも上述した通り、子供が元気に張り切って楽しむことができるスポーツです。楽しいと思うことが脳へ刺激を与え、英語を自然と学ぶために適したスポーツである点で共通しています。
キッズチアは元気に声出しする点で、小学校受験に有用かもしれませんね。小学校受験では「俊敏性」が重視され、「キラリと光る目立つ子」が良いとされます。
厳しい幼児教室で抑圧されるとなかなか得ることが難しく、お子様が楽しんでいることが明らかに近道です。あと声もハキハキ話せるようになりますしね。
英語をさせたいな、でもスポーツもさせたいな、というご家庭の支持を受け、2016年ではサッカーのみで8教室だった教室も2018年からキッズチアも加わり、2022年7月現在、サッカー19校、キッズチア16校!
都心にたくさんありますので、是非教室の無料体験や見学に行ってみてください。
コメント