浮かぶもの、沈むものの区別をマスターする:小学校受験の理科的常識の学習方法

野菜の浮かぶものと沈むものの分類

本日は小学校受験における理科的常識の定番問題、浮かぶものと沈むものがテーマです。

特に難関校が好きな傾向がありますが、学習方法と覚えるべき範囲、性質理解と例外までお話します。

この論点で必要な範囲をしっかり抑えるためには、下記2点を認識する必要があります。

・出題されるであろう範囲を理解する→埋没論点に手を出さないため
・性質の分類と例外を理解する→応用問題にも対応可能になるようにするため

それぞれ詳細をお話します。

目次

勉強方法と出題される範囲の把握

浮かぶものと沈むものを区別するために一番良い学習方法は、実際に試して見せることです。
大手幼児教室Sなどでは必ず実験して見せてますが、これは家でもできる学習方法です。
幸い、水と容器さえあればいつでも実験可能です。

しかしながら、やみくもにやってみても、効率は良くないです。
日常生活で使われて、かつ過去に出題されたことがあるものが、抑えるべき範囲です。良くも悪くもこの点保守的。

例えば、鉛筆やはさみは頻出ですが、紙などは日常生活でありふれていても出題されませんよね。画像でわかりにくいというのもあるかもしれませんが。あと、水と塩水で結果が変わってくるという点も小学校以降、基本的かつ重要なテーマですが、小学校受験ではまだ出題されたことはないです(と思います)。

このような論点については小学校受験対応上、メリハリをつけた方が良いでしょう。

出題される範囲はある程度限定されているため、自分自身で判断して広げても効率が悪いです。
このため、まずは問題集などを使って、学びながらその範囲を知ると良いです。

最終的にコップなどは迷いますね。水が入れば沈みますし、入らなければ浮かびます。これらはお風呂場で遊んでいれば自然と正しく覚えられるでしょう。

我が家でまとめている実際の図は下記の通りです。まとめは後述します。

野菜の浮かぶものと沈むものの分類

浮かぶものと沈むものを学べる問題集は、小学校受験の問題集も良いですが、学研の「かがく」が非常に良かったです。

学研の「かがく」は基礎的かつ良問が多く掲載されていて、小学校受験の理科的常識により厚みを持たせた問題構成でした。このシリーズは全体的に小学校受験に有用なので、是非取り組んでみると良いと思われます。

小学校受験では「理科的常識」というジャンルでくくられます。
一般書籍ではこぐま会と理英会が人気です。
こぐま会は、問題がひらがななので自分で学習できる点に優れ、理英会は問題(冊子)の種類が細かく分かれています。

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浮かぶもの、沈むものの性質の理解と例外の把握

問題が出る度に、浮かんだり沈んだりする理由を考え、性質を教えると、応用問題にも対応できるようになります。

小学校受験視点で、抑えるべき性質とコツ、例外を下記の通りまとめます。

①野菜は土の中に実がなるものはほとんど沈む→例外はタマネギで浮かぶ。
②果物は浮かぶものが多い→沈むのは梨、さくらんぼ、ブドウ、キウイ→リンゴは浮かんで梨は沈むので注意。
③硬貨は沈む(1円玉も)→神社の池などの賽銭で覚える。
④金属は多くが沈む→やかん(空洞部分があれば浮かぶ)、トンカチ(木の部分があれば棒部分だけ上向き)など例外注意
⑤プラスチック、ペットボトルは浮かぶ→大人は常識だが、子供は見ないとわからない
⑥トマトに注意→実際は浮かぶものも沈むものもあるが小学校受験においては浮かぶとされている。

結果、覚えにくいのはトマトですね。これは、実生活で試すと受験上、沈むという解釈をしてしまうかもしれません。
近年は沈むトマトも多いですが、小学校受験上は浮かぶと解釈されています。良識があれば出題されなそうですが、トマト自体は小学校受験の超頻出野菜ですので油断なりません。

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