小学校受験が終わる11月~12月頃から数か月、子供にとって義務教育前のゆったりした日々が続きます。
娘は幼稚園の通園が大好きなので、親としては幼児生活が終わってしまうと思うと、嬉しくも寂しい思いです。
当ブログは秋は小学校受験をされる方のご訪問が多いですが、今後3月までは、最後の園生活を家族で過ごされる方、早くも次の塾探しをされる方、それぞれかと思います。
どの道を選んでもこの時期は自由度が高いです。幼児はどのように過ごそうが自由ですが、小学校からは、多くの制約もあるので、この数か月は非常に重要で有意義な時間です。
このブログを書き始めた当初も同じことを言っていましたが、私は親が子供と向き合って、どのような教育を考えること自体が幼児教育であると考えています。
幼児期の行動は親の意志が広く反映されることが多く、場合によっては将来に影響を及ぼすことも多々あります。
例えば、スポーツなど特定の分野で突出した能力を発揮した方の多くは、やはり幼児期に始めている方が多く、更にご両親のいずれかがその道に精通しており、非常に多くの時間を割いていることが共通点として挙げられます。
自由な幼児期は、制約も機会損失も限られている点が特徴です。何かに熱中して時間を費やしたとしても、取り返しのつかない事態になることはあまり考えられません。午前でも午後でも、毎日続けられます。
小学校に入ると学校にいる時間が非常に長くなるため、幼児期のように幅広く色々と取り組むのは難しくなり、少なくともやりたいことをある程度絞る必要が生じます。
例えば、塾、公文、スイミング、英語など人気の習い事を複数取り組んだとして、これに趣味の習い事を加えたとしたらやはりどこかで無理が生じます。たとえこなせたとしても、その+αの習い事で日々疲れてしまうことは間違いありません。
これに対して、小学校受験前の数か月は、長い義務教育前の自由なゴールデンタイムとも考えられます。
小学校に比べて1日が緩やかなので、特定のスポーツに力を入れたり、家族との時間を大事にしたり、あるいは中学受験の習い事をいち早く始める方もいるでしょうし、子供らしく毎日遊ぶのも良いでしょう。
この解答はありませんが、どの選択をしても、その過程で子供と向き合って考えるプロセスはやはり必要かと思います。
年長のお子様がいらっしゃるご家庭は、いかがお過ごしの予定ですか?
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