【Z会小学生コース】ハイレベル教材の特徴(1年生~2年生)

Z会小学生コースが始まりましたので、1年生4月~5月教材を基にレビューしたいと思います。
小学生になると、様々な通信教材がありますが、やってみないとわからないところがあります。
進研ゼミ、スマイルゼミ、ワンダーボックス、公文など人気通信教材と比較したいと思います。

目次

Z会のコース選択

Z会の小学1年生~2年生では、紙のペーパー教材とタブレットを選択することができます。
紙ではスタンダートとハイレベルを選択することができ、タブレットでは両者合わせて段階的に学習していくことになります。
ある程度学習が進んでいる方、Z会で先取り教育したい、中学受験と接続したいという思考がある場合、ハイレベル一択です。なぜなら、ペーパーの教材範囲がざっと確認でき、網羅性があり、保護者も内容を把握しやすいためです。

直感的に楽しく学ぶならタブレットも有用です。進研ゼミやスマイルゼミと比較してややコンテンツは少ないものの、真っすぐ学習する教材です。

これまで全く学習していない(平仮名・0~10の数字を知らない)・・・Z会スタンダードor他教材
通信教材を何か取り組んでいた・・・後述する問題ご参考にZ会スタンダードorハイレベル
小学校受験をしていた、早期教育に取り組んでいる・・・Z会ハイレベル

他教材との比較

Z会の評判を調べると、レベルが高いという記述が目に入ります。
確かに、Z会の教材は全般的にレベルが高いと言えますが、幼児期は目立った差はなく、小学生においても小学校1年生の開始時期においては他教材と大きな差はほとんど見受けられません。

問題事例は後述しますが、ハイレベルでも、小学校1年生の初期は簡単な問題から構成され、年齢相応の学習ができます。
このため、Z会に興味があるが、これまで先取り教育していないので不安という方は、小学校一年生からの受講をおすすめします。

例えば進研ゼミやスマイルゼミですと、年中や年長教材でも取り組むような、平仮名や動物の名前など、基礎中の基礎から入ります。
これは教材や学習に親しむ目的もあるわけですが、幼児期に何かしら取り組んでいたお子様は退屈と感じるケースもあります。お子様の性格に合わせて教材選びをしていただければと思います。

Z会幼児コースとの違いは?

Z会幼児コースでは、幼児教育カテゴリの「知恵」と「創造力」を重視した問題が多かったですが、小学生コースになると、数字や平仮名、漢字を積極的に学習するようになります。
このため、学習する内容が変わりますが、実は難易度としては、変わっていないか、逆に一時的に落ちている部分もあります。
これは、「知恵」カテゴリに問題は思考する意味で学習分野が根本的に異なることと、、小学校一年生から新しく入ってきた方にも合わせた難易度になっていることが考えられます。

Z会幼児コースの記事一覧 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

Z会ハイレベルの教材特徴・難易度

Z会の小学生コース(ペーパー)は主に次の教材から構成されます。
わくわくエブリスタディとドリルZは難易度別に分かれます。

・わくわくエブリスタディ(スタンダードorハイレベル)
・わくわくエブリスタディ(サポートブック)(スタンダードorハイレベル)
・ドリルZ(さんすう・こくご)(スタンダードorハイレベル)
・みらい思考力ワーク
・エブリスタディけいけん
・けいけんシート
・エブリじょうほうきょく(子供向けA3見開き新聞)

上述の通り、Z会のハイレベル教材と言っても、小学校一年生においては優しいです。
これは広く誤解されている恐れがあるので、具体的な問題を挙げて示しておきます。
感覚的には、Z会幼児コースの終盤とあまりレベルは変わっていませんね。

必要なスキルとしては、0から10までの数の足し引きが感覚的にできることです。
平仮名が読めればなおベターですが、必須ではありません。
また、上記数字や平仮名を書く機会が増え、ドリルで学習量が増えています。

わくわくエブリスタディ:難易度別ワーク


幼児コースを踏襲した基本ワークです。
2021年5月号で、算数10問と国語10問。

算数の問題の一例はこちら。それほど難しくはありません。


国語の問題はこちら。
読解問題ですが、親が読んであげることが前提になっていますので、優しい構成です。
また、保護者向けの解答解説が過多ともいえるほど充実しています。

下記は解答解説部分で、お子様への指導のポイントまで細かく書いているので、迷うことはないでしょう。

ドリルZさんすう:難易度別ドリル

こちら、これまでなかった教材です。
算数15問、国語15問で構成されるドリルです。

算数は知恵と計算、国語は読み書きを何度も学習します。
これがあれば、市販の教材は買わなくても良く、必要あればコピーを取っておいて繰り返し解くと良いでしょう。

みらい思考力ワーク:思考力6論点を追求する補完ワーク

論理的判断力、情報整理力、試行錯誤力、連想力、注意力、推理力など思考力を磨く6論点に関し、理解を深めます。
問題としては、幼児コースの知恵カテゴリを発展応用した問題が多いです。

複数の絵をみて、かけっこで早い順番を並べるなど、思考力が醸成されるやや難しい問題も入りますが、
小学校一年生だからというよりも幼児でも取り組める小学校受験向けの問題と似た構成です。

エブリスタディけいけん しゃかい:体験型教材は社会分野で継続

幼児コースではぺあぜっとなどで、凧作りなど、様々な体験を通して親子で遊びながら学び、その体験を絵画を通じて自由に添削指導を受けられました。
一方で、小学生コースでは、社会分野として引き継いでいます。こちらも、「けいけんシート」として、絵を描いて提出し、添削が受けられます。

総括

このように、Z会の特徴は幼児期から一貫して、思考力・創造力の育成を重視しており、娯楽性は薄いです。
また、小学校一年生に関してはレベルは高いわけではなく、お子様のレベルに合わせてスタンダードとハイレベルを選択でき、ハイレベルもそれほどのレベルではありません。

最初はスタンダードで取り組んで、お子様がすらすら解けたらすぐにハイレベルに変えるのも良いですね。
知らないうちに難化していく可能性があるので、取り組むのであれば早いうちに取り組んだ方が良いでしょう。

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