幼児期のピアノ選び:電子ピアノとキーボードの比較

本日はピアノのお話です。
ピアノは早いと3~4歳ぐらいから始めることができます。
東大生が子供の頃に通っていた習い事で、上位常連の人気の習い事です。

指を動かしながら頭も使うため、運動神経が著しく発達する幼児期に適しており、モンテッソーリの提唱する「敏感期」に取り組むべき幼児教室としても相性良く、五感を刺激する運動としても整合しています。
このため、多くの幼児教育本でも推奨されるケースが多いです。

初めてピアノを習おうとした時、自宅でも練習できる環境が必要となります。
習い事の関係でよく教室を訪れますが、併設されているお店で販売されている電子ピアノやキーボードは少しずつ確実に進歩しています。

保護者様が使っていたアコースティック・ピアノがあるご家庭も多いですが、最初に購入するピアノは電子ピアノが人気ですね。一方で、幼児期は興味を持たせるためキーボードで楽しく遊びながら学ぶのもおすすめです。

こちら、両者ともメリット・デメリットがありますが、電子ピアノとキーボードの比較は下記の通りです。

電子ピアノキーボード
音質〇~◎△~〇
機能〇~◎
鍵盤数88鍵が主32~61鍵が主
金額高額リーズナブル
主目的本格的に弾く楽しく弾く
スペース△~〇

今回、2021年5月現在、人気のモデルを紹介しながら、それぞれ比較したいと思います。
ブランドはYAMAHA、Casio、Rolandなどが人気ですが、幼児期に限ると、電子ピアノは価格帯により広くありますのでご自由に、キーボードでは楽しい機能が多いCasioの光るキーボードがおすすめという認識です。

目次

電子ピアノ

電子ピアノは目的が「ピアノを上手に弾くこと」となりますので、上達を目指すことが多い幼児期について、保護者が選択する場合はこちらがスタンダードかと思います。

基本的に電子ピアノは88鍵ありますので、弾けない曲がなく不自由なくレッスンすることができます。
また、キーボードと比較すると音質が全く異なります。

一方で、横長になる分、一定のスペースを取ることと金額が高価になりがちな点がデメリットでしょうか。

電子ピアノは安くて6万前後、高額ですと10万円を超えていくらでもあります。
キーボードと比較すると音質の違いが一目瞭然ですから、目標を明確にして選ぶと良いかと思われます。

コストパフォーマンスを重視するならば、安定して人気があるのがCASIOのPrivia PX-S1000シリーズです。
6万円程度とリーズナブルでありながら、スリム化と軽量化を図り、音質も素晴らしいです。
Bluetoothを用いて、手持ちの音楽を電子ピアノの音源で再生することもできます。

コストパフォーマンスに非常に優れると感じています。
今もなお楽器店で、よく一番前に置いてあります。

キーボード

前述の電子ピアノと比較するとやや見劣りしがちなキーボードですが、無視してはならない点が、「子供が楽しむ点」です。

上手に弾けるようになるとそれ自体が楽しくなるようですが、娘も最初に親譲りのアコースティック・ピアノで練習したところ早すぎて馴染めず。ピアノが好きになるまでやや時間を要しました。

この他、小学校一年生の時点で、幼児期にピアノをやっていたけどやめてしまったというご家庭もよく聞きます。人気のピアノですが、親の意向が強くなりすぎて、お子様が乗り気でない場合の無理強いに気を付ける必要もあります。

キーボードは幼児が楽しむ機能が盛りだくさんで、楽しみながら練習することができます。
お勧めは、またカシオになってしまいますが、光ナビゲーションキーボードは非常に娘に好評で、未だに買ってほしいと言われ続けています。LK-515は予め練習用に200もの定番曲(童謡、アニメソング、クラシック、Jポップ他)が入っている上に、鬼滅の刃の紅蓮花(ぐれんか)など新しい曲も入っています。更にダウンロードして曲を追加することができます。

これらの曲が流れて、更に鍵盤が光って誘導してくれます。子供はそりゃやりたくなりますよね。

このように、「ピアノの本格練習と上達」と「お子様の興味」をどちらを重視するかで、電子ピアノとキーボードを上手に選択してあげて頂ければと思います。

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