皆さまこんばんは。
今日は10歳の女の子のプロ棋士誕生のニュースで持ち切りですね。
10歳ですとまだちゃん付けで呼ばれてもおかしくない年齢です。
こちら仲邑菫(なかむらすみれ)さん、なんと現時点では9歳、4月1日付で小学生までを対象とした英才特別採用枠での採用試験に合格し、4月1日付で囲碁のプロ棋士となることが決まりました。10歳0カ月でのプロ入りとなり、ますが、こちらは2010年に打ち立てた藤沢里菜女流3冠の11歳6カ月を更新する史上最年少記録となります。
お父様は仲邑信也九段、お母様もアマチュア棋士で、お子様が3歳の時に囲碁付けの日々を送るため、韓国に渡ったとか。
う~ん、凄いですね。やはり、特定のジャンルは何をするにしても3歳が一つの分岐点になっているようです。
野球やサッカー、水泳は基礎能力を高めた前提で、本格的な開始はもう少し後の方も多いですが、
卓球やスケート、囲碁将棋などで開花した方は既に3歳頃から特化して始めたご家庭が多いように感じます。
3歳での幼児教育の意思決定はほぼ100%親によるものになりますので、
この時点での思い切りは相当決断力のいることです。
自信をもって進めるためにも、親が教えられることが最低条件ですね。仲邑さんも3歳の頃は、親がよく教えたようです。
家族全体で同じ方向で意思決定して努力できるって素晴らしいことですね。
この点、日本の教育システム自体が受験中心にある以上、このような思い切った意思決定ができる方は少数かと思います。
それにもかかわらず、多くの方が成功し、結果を出している以上、このような方をフォローする仕組み作りが急務かもしれません。
この点、やりたいことを追求するモンテッソーリや非認知能力の教育思想がピンと来ます。
幼稚園では取り組んでいるところが多いですが、小学校からは義務教育で、横並びの学習です。ここがネックですね。
ただ長い人生、結局のところ自己責任ですから、3歳で英才教育を施したとしても大成するかはもちろん続くかもわかりません。
親が決めた進路のせいで他の勉強をおろそかにしたまま10代を迎えた場合に、フォローがない社会であればそれはそれで問題でしょう。
上記の「英才特別採用枠」は非常に面白い制度と思いますが、何度も失敗を繰り返した私からすると、これに漏れた2番手、3番手も何らかの機会で羽ばたける制度、
つまりモチベーションさえ失わなかければ、少なくとも若いうちは再チャレンジの機会を提供できる社会を願います。
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