今日は娘の幼稚園の生活についてレポートしたいと思います。
コロナによるお休みを挟みましたが、まる2年を過ごしました。
娘の園は典型的なお受験幼稚園で、卒業生のほとんどが私立・国立へ進学します。
具体的な園は明かせず恐縮ですが、ネットでよく話題に挙がりながらも、具体的な情報が出ていません。
中には誤った情報も散見されるので、一つの具体例として参考になればと思います。
幼児の園生活環境
小学校受験率が高い園がお受験に対して特別な授業を行っているかというと、その解答は園によってまちまちです。
しかし、受験において大きなウェイトをしめる「生活習慣」はほぼ全ての園で、お受験を意識した指導が定着していると言えます。
挨拶、座り方、待ち方、忍耐、出したらしまう、靴をそろえる、服をたたむ、1人でやる、などなど、、、
一連の所作で指導が入ります。
お受験幼稚園の園生活のイメージは、幼児教室の授業を緩やかにずっと受けられるようなイメージです。
最初に成長を感じたのは、年少の最初の数か月です。
全員が、先生の指示を絶対のものとして、素早く、的確に動くことができるようになっていました。
年中が終わるころには、幼児間のコミュニケーションや気配りが円滑にできるようになってきました。
卒業前の年長さん(難関校を合格後の園児たち)は、保護者へもガンガン話してくる積極性、説明の仕方などが更に違います。
入園前、副作用として心配だったのがお受験幼稚園ゆえの「子供らしさの欠如」や「ストレス」でした。
入園直後は幼児なりに厳しい指導もあったと推察しますが、どのように指導したのか、
娘もその周りも心底幼稚園を楽しみにしているようで、この点一番良かったと感じる点です。
この傾向は今までずっと変わらず、コロナ禍で園がお休みの間も、ずっと再開を心待ちにしていましたから、よほど園が楽しいんでしょう。
ママ友、保護者間の関係
お受験園のママ友は、ネット上やドラマなどでは相当ドロドロしているイメージが先行します。
この点、半分正しく、半分は大げさとも言えます。
園に入ってくる保護者の属性としては、会社経営者、役員、オーナー一族、著名人、医師で過半数を占めます。
その他、雇用契約もたくさんいますがひとくくりな印象。当然に大企業なので、ここでの差はありません。
ほとんどのお母様はまともな方ですが、このような特異な属性の方々が入ってくるので、様々な化学反応も起こります。子供同士でトラブルになり、親が介入するという問題は散見されるようです。
しかしながら、著名人のお子様が園に通っている事実が一切表に出ない点を踏まると、モラル・情報の統制はきっちりできていると感じます。
ママ友同士は受験の戦友でもありライバルでもあります。
受験の情報を交換し合うことはあっても、どこの受験をするかという詳細はもちろん、保護者が何の職業かなど、突っ込んだ質問はしないことが多いです。
一方、通園や幼児教室を通じてある程度縦の繋がりもできますので、既に合格したご家庭からは情報をたくさんもらえることも多いです。
子供間のいじめはある?
ナイーブなテーマですので断定的な表現は避けますが、幼児は小学校と異なり、先生か親のいずれかの目が届く場所にいることが多いため、いじめの芽があれば状況を把握しやすい時期と言えます。
園庭や園外で自由遊びしている様子を見ていても、状況を概ね把握することができます。
結論としては、いじめが皆無とは言いませんが、生じにくい環境にあると考えます。
なぜかというと、お友達と仲良く遊べる、人に優しく接するなどという指導は小学校受験における「生活習慣」の一要素であり、これもまた幼稚園で細かく指導されているためです。
表面上は優しいけど、実は、、、という方も世の中には多くいますが、幼稚園生活では陰でいじめるようなことをする場はあまりないです。
この点、敢えて問題点を指摘するとすれば、幼稚園のうちにどうしようもない子と出会っておく経験も必要かもしれない、という点です。
以前、体操教室で乱暴な男の子に出会ったことがありますが、本来、幼児間ではよくある話です。私自身も治安の悪いエリアで育ちましたが、どうしようもないいじめも世の中たくさん存在します。小学生からであれば親の目を離れますので状況は全く異なりますが、幼児のうちから避けることが本当に正しいのかと言われると、その程はわかりません。
また、お受験幼稚園では間違ったことを正す「正義感」まで咎められないこともお受験幼稚園の特徴の一つと言えそうです。
やってはいけないことを指摘することはお受験で必要な一要素でもありますので、何か明らかに間違ったプロセスを辿ると、お子様から突っ込みが上がることもしばしば。保護者も結構大変です。
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