横浜雙葉小学校の受験情報まとめ（特徴・倍率・試験内容・大学合格実績）

今日は神奈川県のカトリック系人気女子小学校、横浜雙葉小学校のご紹介です。

横浜雙葉小学校の基本情報

アクセス

横浜雙葉小学校の最寄り駅は渋谷から横浜方面へ東横線を一直線、みなとみらい線の終点、元町中華街駅です。
駅から学校までの行程は非常に華やかでおしゃれです。都心で一番かもしれません。

下図の通り、元町中華街駅の6番出口からアメリカ山公園の出口経由で外に出ると、非常に整った公園が目の前に広がります。

駅を出てすぐ正面はこののどかな風景。

左を向いても湾岸地区の絶景。お天気も良かったですが、それにしても良い景色。

途中の元町公園も非常に趣のある公園です。中を通ってみました。

子供たちが楽しそうに走り回っていました。植物の種類が豊富で、昆虫も多い印象を受けました。

カルガモがプールの真ん中で水浴びをしていました。非常にのどか。

公園を出てすぐ、雙葉小学校の交差点があります。下図の右手を通るってまっすぐ行くと雙葉のエリアとなります。

ここから先は右も左もまっすぐ行ってもほとんど雙葉です。

上図雙葉中高のグラウンドを眺めながら、まっすぐ進むと、突き当りに横浜雙葉小学校の校門が見えてきました。
今年はコロナの関係で、直接ここまで買いに来る必要があります。校門横のインターホンを押して中に入り、入り口近くで学校案内と願書を購入することができます。

こんなお洒落な街並みを眺めながら毎日通学するなんて、流石横浜の雙葉は四ツ谷や九品仏とはまた違う雰囲気です。

校訓・教育方針

校訓
徳においては純真に
義務においては堅実に

基本方針
生きる・創る・育む・祈る・行動する

神に生かされていることに気づき、自分に与えられた恵みや力を周りの人と分かち合いながら伸びていく子供を育てる。

中高を通じて、情操豊かな品位ある女子育成を目的とし、心身ともに調和のとれた人材育成を目指しています。

学費

2021年度学校説明会・試験日程　※今年は並びません

受験料は8月19日から27日の間に25,000円を振り込み。振込連絡票は保管する。
8月24日～27日：願書郵送（消印有効）。面接日は郵送にて通知。

試験日程：10月20日（火）
結果通知：10月21日（水）速達にて発送
入学手続：10月23日（金）～26日（月）9時～15時に学校事務室にて手続き

辞退した場合は設備施設資金25万円を返金。

受験倍率

横浜雙葉の受験者数と受験倍率の推移は上記の通りです。
横浜雙葉の試験の特徴は志願者に対する受験比率は非常に高いことです。

これは神奈川の入試は東京に先駆けて解禁され、考査が2020年であれば10月20日に行われるため、他の試験日とあまり被らないためです。

また、下記の倍率はあくまで定員に対する倍率で、実際はこれより多めに合格者を出しているはずですので、実質倍率は2～3倍と推定されます。横浜雙葉は神奈川では間違いなく人気校ですが、東京では難関校が続く関係でそれなりの数の辞退者は避けられないでしょう。

	定員	受験者	合格者	合格倍率
2017	343	341	80	4.29
2018	374	370	80	4.68
2019	357	356	80	4.46
2020	335	331	80	4.19
2021	356	–	80	4.45

昨年は願書提出日に早く並んだ順に整理券が配られ、この順番にくじを引いて受験番号が決まりました。
このため、月齢も考慮がないとされています。
同日、面接日が決まりますが、申し出により変更ができる場合がありました（変更したい者同士のニーズが合えば）。

しかしながら、上述の通り2021年度は全て郵送出願となりました。

試験内容と対策

試験内容は下記の通りです。

ペーパー：お話の記憶、図形、数量、常識、言語、推理など
行動観察：自由遊び（ボウリング、輪投げ、的当て、積み木など）、じゃんけんゲーム、トランプ、制作など
制作：折り紙のちぎり、貼りを伴う作業
運動：かけっこ、片足バランス、ジャンプ、指示行動など
生活習慣：お友達と一緒に床に正座して持参したお弁当を食べる
面接：校長室にて親子面接（10分程度）

合計6時間近くになる長丁場です。横浜雙葉の大きな特徴はお弁当考査があることです。

但し、2021年度はコロナの関係でない可能性が幼児教室より示唆されています。
こちらは試験前に明らかになりますので、その後の対策で良いでしょう。
しかしながら、生活習慣として何らかの所作を見られる可能性は高いです。

横浜雙葉の合格実績がある幼児教室は、理英会、伸芽会、ジャックなどが挙げられます。

また、田中順子元小学校校長、学園理事長の「野の花のように咲き生きて」は校風理解のために必読です。

進学・大学受験合格実績

横浜雙葉は雙葉、デンフタと違って幼稚園がなく、小学校からの入学となります。
基本的に全員が横浜雙葉中学校へ進学し、約100名の中学受験組と併せて180名相当が高校へ進学し、ほとんどが大学受験へ臨みます。

大学受験の合格実績は良好で、20～25%が国公立に進みます。W合格を含みますが、早慶合格者は毎年それぞれ約40名います。
よって、国公立か早慶へ40%前後進学していると推定され、過半数がMARCH以上に進学します。

3分の1強が理系へ進学するので、女子校としては理系の割合が高いです。雙葉全体に言えることですが、現役率が高いです。