小学校に入学すると、携帯・GPSの必要性の有無について議論に挙がります。
私と同世代の40歳前後の保護者様は多いでしょうが、私自身が中学生の頃はこのような便利アイテムはなく、高校生に入ると周囲でポケットベルが流行しました。今では信じられないですが、公衆電話に行列をつくっていましたね。
この点、私は受験生でさらに学生ながら毎日働いていましたので(月給14万!)ポケベルブームとは無縁で無粋な日々を過ごしていまして、完全に乗り遅れました。短文のメッセージを、数字を使って打つわけですね。「あ」なら11、「い」なら12でしたっけ。
一方的にどこにいるか知らせるツールとしては有用で、おしゃれなハイテクツールとしての意味合いもありました。一昔前のスマホやLINEの流行にも似ているかな?
この流行は1990年代後半でしたが、2000年になる頃には急速にポケベルブームが去り、皆携帯を持つようになりましたね。
携帯はネットの役割こそまだなかったものの、双方向のやり取りとメール通信が可能となり、実用性でポケベルを上回り、数年でポケベルに取って代わってコミュニケーションツールの常識となり、今に至ります。
最近は子供の声掛けなどの通報事例が携帯で通知されるようになりましたが、一人で歩かせるのが不安な世の中になりました。また、2021年に入ると電車の事件も増えてきて、車内でさえちょっと不安な空気が流れています。
昔からこのような危険はあったものの、変わったことは近年は子供だけの外遊び自体が減って、子供が独り歩きすることが目立つ世の中になったことです。
キッズ携帯は、現在はGPS機能でアプリを通じて子供の場所がわかるので便利ですが、私立小学校では禁止されている学校が多いので、一番使いたい登下校で使えず一長一短です。
やはり携帯は怖い一面もあって、知らぬ間に出会い系サイトやアダルトなサイトへアクセスすることに加えて、アプリなどの中毒性が気になるところ。少なくとも機能が制限された携帯を利用したい保護者の方は多いようです。
個人的にはゲーム自体は肯定派ですが、終わりのないネットゲーム、課金ゲームにはゲームを通じた知育性よりもギャンブル性を感じてしまい危機感を感じています。
このように、様々な機能や実用性を踏まえると双方向のやり取りができるキッズ携帯は便利ですが、安全と日々の持ち運びを踏まえるとGPS発信機が便利な一面もあります。GPS発信機になると禁止されている学校は私立小学校でもあまり聞きません。
我が家では、ポケットサイズで便利でしたので、万が一に備えて外出の際にGPS発信機のソラノメを持たせています。
用途はGPSに限定されますが、こちらで便利なのは複数地点を予めて登録しておいて、そのポイントに入る度に通知が来るように設定できます。
例えば、自宅の最寄り駅、学校の最寄り駅、学校を登録しておけば、それぞれの地点を通過すればメールで教えてくれるので安心です。SOSを兼ねるボタンを押せば今どこにいるかを知らせることもできます。
今のところ携帯は利用せずGPSを継続利用する方針です。私立小学校へ通学される方もGPSを利用されている方が多いようですね。GPS発信機も、安価ながら緊急ボタンがついていたり、どこにいるか履歴もわかって便利ですよ。
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