【小学校受験】リトミック・ダンス・(動物)模倣運動・音楽課題の対策はどうする?

小学校受験で頻出のリトミック系課題ですが、近年更に出題頻度が増えています。

リトミックは音を聴く力やリズム感などの感性や表現力を養う運動ですが、五感豊かに想像力や創造性、注意力、集中力、思考力などを伸ばすことが期待されます。小学校受験においては、ダンス、動物模倣、音楽課題を総称してリトミックと呼ばれることも多いです。

娘が取り組んでいる様子はよくお教室で見ましたが、動物の模倣なんて、初見ではいったい何をやっているんだろうと思ったものですが、本当に本試験で出題され、合格できたので感謝しかありません。
本年、2021年秋も受験生に学習院、成蹊、慶應横浜初等部などで出題されたと伺ってますが、凄い出題率です。

これらの対策の特徴としては、自宅のみの対策は難しく、お教室の影響が大きいところです。
まずどのお教室に通えば良いか、と言う点が重要となりますが、大手であれば問題ないです。
個別塾でも力を入れている教室がありますので、近場の塾を回って頂ければと思います。

リトミック・ダンス・模倣運動にまず共通して必要とされるスキルは、反応速度、体幹です。
こちら、抽象的な評価尺度ながら素人目でもわかりやすいです。
つまり、体を動かすため運動能力と関連します。10人程度集まると、一つ一つの動きに躍動感がある子がすぐに目立ちます。
立つのが早い、動き出しが早い、一つ一つの動きががっしりしている、生き生きとしている、バランスが安定しているなどなど。

通常の模倣運動は、まさにここだけを見ています。グーとパーを繰り返すだけでも差が出ますね。
一方、動物の模倣などは、小学校受験ならではの技術が若干あります。

それは動物の特徴を、舞台の演者のように、身体全体でダイナミックに、恥ずかしがらずに表現することです。
象であれば、鼻を手で大きく動かしながらどっしんどっしん、鳥であれば手で羽根を表現しながら素早く飛ぶイメージ、ゴリラであれば胸を手でドンドン叩いて、力強く。更に顔がポーカーフェイスだと駄目で、それぞれの動物になり切った顔になります。このあたりは塾で教えて頂いたのですが、結構得意でしたよ。

我が家の場合、自宅で取り組むのは困難でした。
まずあるべき解答が正確に定まらないし、子供も何やってんの?となると思います。真面目に取り組むまでのハードルも高く、お教室で子供たちが集まって競っていれば、恥ずかしいも何もなく、やるべきことがわかります。

この動物模倣、多くの学校で出題される上、無対策ですと非常に不利となることは間違いないです。
志望校に関わらず、一定の学校を受験される上では抑えて頂きたいです。

国立の大泉のような純粋なダンスですと、動物の表現よりも、運動能力、表情に重要性が偏ります。
運動能力は上述の反応速度、体幹ですね。このあたりは日々の積み上げもあります。

ダンスということでチアダンスに通う方もいますが、意識して体をたくさん動かし、継続的に行うことで、1か月単位で変わってきます。公園でお友達と走り回るだけで、かなりの運動ができたりしますよ。

音楽課題は、どちらかというと聞くという感性に関わり、お話の記憶まで含めて色々なところと絡んできます。細かく楽器を覚えるというより、楽器の特徴や音をしっかり抑えておくと良いでしょう。

もし模試などでリトミック分野で成績が伸びず、続いた場合は、その原因をお教室の先生にすぐに聞いて対策したほうが良いでしょう。動物の模倣など技術面が理由であればすぐに改善しますし、運動能力が原因であれば、志望校の出題可能性に照らしつつ、毎日継続して運動したり時間をかけて対応する必要があります。

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