今日は小学校低学年で大人気のフォトン算数クラブについてお話したいと思います。
フォトン算数クラブは、近年非常に人気が高まっている中学受験の算数専科の学習塾で、よく電車で広告を目にしますね。
そこでのキャッチコピーは、○○%が御三家、早慶以上に合格!というものです。
その合格率が圧巻で、凡そ90%前後。素晴らしい数字です。
フォトン算数クラブは白金高輪、日本橋、自由が丘にあり、東大、早慶の実力派講師で運営されています。
こちらの特徴は下記のとおりです。
・算数の専科塾なので、他の塾との掛け持ちを前提としている。
・毎年人気が高まり、競争率も高くなっている。5倍程度になっているであろう入塾テストに合格しないと入塾できない。
・2年生から飛び級(一年早く学習するという意味で、エリートクラスという意味ではない)授業開始。
・算数オリンピックのメダリスト、大手塾模試の一位など上位独占など、実績十分。
これまで当ブログでは私立小学校の中学受験合格実績について比較検討してきましたが、フォトンでも合格実績が細かく開示されています。
このため、これまで比較してきた私立小学校の難関中学合格実績と照らして、フォトンの実績を分析・比較したいと思います。
まず、難関中学は以前と同様、こちらで定義します。これにより、同条件で比較することができます。
この結果、最新2018年度は男子19名、女子13名が受験した結果、上記中学合格者は49名でした(合格率は153.1%)。
また、公式HPによると男子の進学率は開成、聖光、麻布、駒東、栄光、渋幕で84.2%ということです。
中学受験実績で日本一を独走している洗足学園小学校で比較すると、こちらも唯一延べ合格率は100%を超えています。
この数字は他の追随を許さない非常に高い数字なのですが、いかにフォトンの数字が物凄いかわかります。
ということで、、、フォトンはやはり凄い塾!という結論になりました。
フォトンに入ることができれば、小学校がどこであっても、統計上は将来の難関中合格可能性を飛躍的に高めることができます。
そして次にお話したいのがフォトンに入るための準備です。
フォトンに入るには、試験の合格以前に、まずすぐ埋まってしまう説明会の予約、入塾テストの確保から始めなければなりません。また、入塾テストは結局のところ、それまでの積み上げで、高い計算能力が求められます。
現時点で娘は4歳で年中。フォトンの入塾試験で考えると、たった2年後のお話です。
なかなか世の中、勝手なもので早期教育の効果の是非とか、小学校受験で公文は相性が悪いとか、諸説ありますが、結局は唐突に競争にさらされることとなります。
御三家、早慶に多くが合格できる塾となれば、入れるならばだれでも入りたいもの。
でも、そのための厳しいセレクションが小学校に入って程なく行われるという現実が近い将来待っています。
まだまだこの時点で焦る必要はないとも考えられますし、人生勉強だけでないという前向きな考え方もできますが、
最終的に何かに打ち込み、頑張って成果を出した人から抜けて、上に上がっていくのが実情です。
小さいころから競争させるのは良くないと言いながら世の中競争だらけですし、小学校低学年のうちは、得意が転じて好きになる子がたくさんいます。子供が乗り気になれば、小さいうちから何かに打ち込んでいきたいものです。
前置きが長くなりましたが、フォトンの入塾テストで結果を出すためには、小学校へ入ってからの準備では間に合いそうにありません。
幼児期にどうすればいいかというと、算数の先取りで実績がある公文、最近コロナで人気が高まっている通信教材(シンクシンク、RISU算数など)を軸に、図形や論理的思考力をフォローしていく学習が良さそうです。
公文だけでは足りない面もあるので、思考力を伸ばす柔軟な発想と論理的思考の基礎、図形センスは身に着けておきたいところです。
算数の人気幼児教材(公文・RISUきっず・ワンダーボックス)学習比較 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
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