【2020年度最新】小学校受験 主要国立小学校・私立小学校志願者数前年比較

洗足学園小学校校舎

本年も関東の私立小学校受験は8割がた終わりました。国立小学校はまだこれからですが、各校志願者が明らかになってきています。
今回、みつめる21など幼児教室や学校でも志願者を発表していますので、下記に前年比とともに取りまとめました。

関東小学校受験 主要国立・私立小学校

当ブログで何度かご紹介している洗足学園小学校と東京都市大学付属小学校は、予想通り増加しました。一方、農大稲花小学校は個人的には落ち着くのではと予想していましたが、更に増加しました。非常に強いですね。偶然でしょうが、当ブログでピックアップしている学校は志願者を増やしている学校が多いです。注目度が高い学校は伸びますね。

目次

各学校の増減理由分析

・洗足学園で増加した理由は、他行と比較して圧倒的な中学受験実績が影響していると推察します。前年の進学実績が特に良く、凡そ半分が最難関中学に進学しました。このような学校は他になく、進学校としての確固たる地位が定着しました。

・東京都市大学付属小学校も増加しています。中高一貫校での評価がここ数年非常に上がっており、雑誌によく取り上げられるほどになりました。この連れ高とも予想されます。進学の権利を持ちつつ他校中学受験することもでき、更に合格実績も良好です。

・農大稲花小学校は新設のプラスイメージがまだ継続維持していることと、毎日実施される英語学習、農大との連携による多彩な授業が評価されたと推察します。

・昨年に続き、大きく志願者を減らしたのが東洋英和です。東洋英和と言えば、日程の関係で幼稚園受験で非常に高倍率となり、最難関の園の一つとされますが、小学校はかなり入りやすくなってきています。東洋英和は凡そ3分の1が早稲田大、慶応大に進学する高校ですので、流石にここまで下がれば当たり年だったと思われます。来年は増えるかもしれませんね。

・国立は全体的に増加傾向です。大泉は昨年一次抽選が全員通過でしたから人気がでたのかもしれません。今年もまだ全員通過しています。

・慶應、立教は志願者を減らしました。慶應は本年不祥事が複数ありましたので、影響がないとも言い切れません。しかしながら、来年度大幅に減少することはないでしょう。

・雙葉系は、雙葉は非開示で、田園調布雙葉と横浜雙葉が志願者を減らしています。雙葉はもともと御三家でしたが、進学実績がやや低下中で、東大の合格者数も遂に一桁になりました。全体として共働きに優しくなく、教育面でも目立った改革がないので、新学習指導要領が実施される中でフィットするか不透明。横浜雙葉も早慶の人数が減少傾向、田園調布雙葉はもともと少ないです。

各学校の2019年度と2020年度の志願者比較

小学校 2019年 2020年 増減数 前年比
筑波大学附属小学校 3794 3900 106 2.8%
東京学芸大学附属大泉小学校 1133 1239 106 9.4%
東京学芸大学附属小金井小学校 997 1005 8 0.8%
東京学芸大学附属世田谷小学校 1101 1175 74 6.7%
東京学芸大学附属竹早小学校 2442 2411 -31 -1.3%
青山学院初等部 492 488 -4 -0.8%
カリタス小学校 310 295 -15 -4.8%
開智小学校(1) 260 164 -96 -36.9%
開智望小学校(1) 142 128 -14 -9.9%
暁星小学校 535 547 12 2.2%
慶應義塾幼稚舎 1676 1590 -86 -5.1%
聖心女子学院初等科 418 419 1 0.2%
洗足学園小学校 530 593 63 11.9%
田園調布雙葉小学校 321 313 -8 -2.5%
東京女学館小学校 436 438 2 0.5%
東京都市大学付属小学校 403 472 69 17.1%
東京農業大学稲花小学校前期 429 462 33 7.7%
東京農業大学稲花小学校後期 436 465 29 6.7%
桐朋学園小学校 559 602 43 7.7%
東洋英和女学院小学部 390 301 -89 -22.8%
宝仙学園小学校内部 31 20 -11 -35.5%
宝仙学園小学校推薦 73 66 -7 -9.6%
宝仙学園小学校一般 180 166 -14 -7.8%
横浜雙葉小学校 357 335 -22 -6.2%
横浜英和小学校 150 158 8 5.3%
立教小学校 481 431 -50 -10.4%
立教女学院小学校 594 567 -27 -4.5%

参考:みつめる21等幼児教室発表資料より抜粋追記

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