【大学入試改革どうなる?】英語民間試験、国語・数学の記述式延期の発表と受験生への影響

本日2019年12月17日、2020年度からセンター試験に代わり導入される大学入学共通テストで、国語と数学の記述式問題を見送る旨が萩生田光一文部科学相より発表されました。2020年度の共通テストも、全てマークシートによる試験となります。

大学入試改革は2013年から安倍首相発信で始まった議論です。
2020年度から始まる共通テストで当初予定されていた変更点は下記のとおりです。
・英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)を評価することを目的として、英語民間試験を活用すること。
・マークシートだけでなく、表現力や判断力を評価することを目的として、記述式問題を導入すること。

先月11月1日に、英語民間試験の導入が2024年に延期される旨が決まりましたので、かなり企画倒れの状態ですね。
受験生の怒りは想像できますが、辞めたという判断自体は、このまま強行するよりは安定をもたらすかもしれません。

目次

記述式問題の当初の予定と問題点

当初の計画

・記述式問題の採点はベネッセホールディングスの子会社が受託予定であった。
・約50万人の答案を20日間で、1万人が採点する。
・記述式問題は、国語、数学Ⅰ、数学Ⅰ・Aで各3問出題。
国語→は最長80~120字程度の記述で、5段階で評価する。成績の活用方法は各大学によって異なる。
数学→簡単な数式などを書かせ、成績はマークシート式と同様に点数化する。

問題点

・採点ミス
・採点のばらつき
・採点業者の独立性
・自己採点の不明瞭

なぜ見送ったか

上記問題点に加え、桜の問題などから与党に関する風当たり厳しく、首相官邸や与党内から圧力がかかった一面もあります。

受験生への影響

受験生の人生を左右する試験にもかかわらず、混乱を招く行為自体は憤りを感じますが、実施1年以上前に撤回したことで、2020年度の受験生は今まで通りの学習方法で良いこととなり、プランを立てやすくなります。

但し、共通テストになり、全てマークシートの解答用紙で実施継続となっても、問題傾向は変えてくる可能性が高く、対策自体はやりにくくなります。このため、できることとしては、王道の勉強を続けて、基礎学力を挙げておく必要があると考えます。

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速読は英語受験において必須のスキルとなります。

最初は誰しもセンター試験の英語に間に合わずに苦労しますが、トレーニングを積めば、最終的には、余裕で間に合うようになります。また、英単語は机に向かって覚える時間はさして重要ではなく、長文の前後の文脈から類推して、意味がわかるようになることが必要です。
こちらはその両方の学習ができます。

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幼児期の子供には関係ない?

お子様が幼児や小学生であれば、大学受験なんてまだまだ先、、、、と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

この点、まだまだ先でわからないからこそ、できることもあります。

それは大学附属校への入学です。
国公立であれば受験しなければいけませんが、早慶を始め、多くの名門私立大学では内部進学があります。

幼稚園では青山学習院、小学校からは早慶他多くの選択肢があります。
しかも、各大学は補助金の関係で一般試験枠を絞る傾向があり、現段階では推薦や内部進学枠が増えることがあっても減る傾向は見受けられません。幼少でお受験する場合、大学受験以上の費用を要しますが、ご家庭のニーズを合った場合は良い選択肢となります。

因みに、単純比較はできませんが、人気の早慶小学校は受験倍率が10倍を超えており、大学と違って複数受験できませんので、難易度は明らかに前者の方が高いです。

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