本日は高い中学受験実績で一躍有名になった千葉の私立小学校、幕張インターナショナルスクールのご紹介です。
アクセス
〒261-0014
千葉県千葉市美浜区若葉3-2-9
幕張インターナショナルスクールは、公共交通機関、車、自転車、または徒歩で簡単にアクセスが可能です。
本校は海浜幕張駅から徒歩 13 分のところに位置し、成田空港や東京の中心部からもそれぞれ30分程です。
また、公園、海岸、幕張ベイタウン、レストラン、スーパー、アウトレットモール、幕張メッセ・コンベンションセンター、Zozoマリンスタジアムにも近接し便利です。
スクールバス
スクールバスは下記の6ルートがあります。
1.千葉:MIS → 千葉中央 →西千葉 → 稲毛 → 新検見川 → MIS
2.JR 千葉: MIS → JR 千葉 → MIS
3.船橋:MIS → 西千葉 → 船橋南 → 船橋北→ MIS
4.新浦安 / ベイタウン:MIS → 美浜東団地 → 海風の街 → MIS → 美浜打瀬小 → 打瀬小 → MIS
5.津田沼: MIS → JR津田沼 → 京成津田沼 → 幕張本郷 → MIS
6.浦安: MIS → 本八幡 → 妙典 → 南行徳 → 浦安 → MIS
基本情報
制服:あり
バッグ:指定あり
給食:お弁当注文
スクールバス:あり
受験倍率
幕張インターナショナルスクールの2021年度の受験倍率は、男子が1.12倍(前年度1.22倍)、女子が1.27倍(前年度1.33倍)と、やや低下傾向です。過去4年で比較すると概ね1.1倍~1.3倍を安定推移し、比較的合格しやすい倍率です。
男子 | 女子 | |||||
受験者 | 合格者 | 合格倍率 | 受験者 | 合格者 | 合格倍率 | |
2018 | 34 | 29 | 1.17 | 22 | 20 | 1.10 |
2019 | 36 | 29 | 1.24 | 31 | 24 | 1.29 |
2020 | 44 | 36 | 1.22 | 32 | 24 | 1.33 |
2021 | 37 | 33 | 1.12 | 28 | 22 | 1.27 |
教育目標
ビジョン
MISにはビジョンが3つあります。第1に、最高水準の教育を提供し、保護者に価値ある選択をしていただけるようにすること‐英語と日本語の双方に同等の重きが置かれ、卒業時には日本の中学校あるいはインターナショナルスクールのどちらにも進学可能なバイリンガル教育校に通うという選択。第2に、国際的な視野を持ち、変わり続ける社会の将来の指導者になれる新しい世代を育てる先駆けとなること。第3に、地元地域や世界に対し貢献し、強い影響を与え続けることです。
ミッション
幕張インターナショナルスクールは、質の高い教育を提供し、子どもたちが生涯にわたって学び続ける、責任感のある国際人になるように育てます。
ねらい
・子どもたちの健全な育成に努め、健康と安全が確保され、何事にも意欲的に取り組めるように支援します。
・子どもたち一人ひとりの個性が育つような環境づくりを目指します。
・子どもたちが国際的な精神を持ち、模範的な日本人、国際人となるように育てます。また、地域社会に積極的に貢献する人づくりに努めます。
・全ての子どもたちに、高いレベルの英語および国語の活用能力を身につけさせるため、国語の時間以外は、ネイティブの教員が英語で授業を行います。
・子どもたち全員が日英両方の言語が堪能となるように努めます。
・日本の中学校やインターナショナルスクールへの進学に備えて、質の高い教育を行います。
・日本の学習指導要領を基に、国際的な内容を適切に取り入れた独自の柔軟なカリキュラムを編成し実践します。
・いろいろな種類の指導方法を駆使して、子どもたちがはじめて出会う環境においても、自ら考え、知識や技能を応用できるよう指導します。
・子どもたちが豊かな体験をできるように、課外活動、校外学習や特別な行事を充実させます。
・MISの理念の実現に貢献できる、経験のある意欲的な教職員を採用します。
国際的な精神を育む
私たちが考える ‘国際的な精神’ とは:
・いかなる多様性に対してもその価値観を理解し、尊重します。
・自己アイデンティティに誇りを持ちながら、自分と異なる人にも共感の気持ちが持てます。
・疑問を通して明らかになったことを、適切に分析する思考を持ち、偏見なく受け止めます。
・急速な変化に適応する能力を持ち、相互依存と自立のバランスの必要性を理解しています。
・個人でも世界の状況を改善できることを理解する一方、行動には責任が伴うことも理解しています。
MISは、全ての教育課程および課程外のプログラムを通して、子どもたちの国際的な心を育て、 地球市民として、または日本人としての国際的な理解を深めるよう、確信をもって実践を進めます。
沿革
幕張新都心は、千葉県が幕張の埋立地に商業・住宅地の開発を計画し、建設された都市です。計画地域の中に、商業、教育、住宅、レクリエーションの地区取りがなされ、その中で国際的企業の立地の受け皿となるインターナショナルスクールの設置が検討されました。千葉県と千葉市は継続して、文部科学省に対し、柔軟なカリキュラムにより真に国際的な教育を行うことができる学校の設立を働きかけました。そして2006年、ついに、学校教育法に基づいて幕張インターナショナルスクールの設立が認められました。2009年に幕張インターンナショナルスクール(MIS)が開校したことは、千葉県民の長年の夢が実現したものなのです。開校後、MISは、たちまち帰国生や外国人の子どもたちの人気を集める学校になりました。私たちは、これからも、常に千葉県民の期待を背負っていることを忘れません。
2006年(平成18年)5月
インターナショナルスクール設立申請
2008年(平成20年)1月
「幕張インターナショナルスクール設立準備財団」創設
2009年(平成21年)4月
幼稚園年少から小学校4年生までの子どもたちを迎え入れて開校
2016年(平成28年)5月
広く設備の整った体育館、スタッフルーム、会議室、学習及び英語支援教室、日本語学習室、預かり保育用の教室が開設
カリキュラム
小学校では、6歳から12歳までの児童を低学年(小1~小3)と、高学年(小4~小6)に区分しており、朝8時50分始業、3時20 分終業です。その後は4時10分位までさまざまなクラブや諸活動があります。カリキュラムは日本の小学校学習指導要領のすべての目標と内容に沿うとともに、より豊かで国際的な学習体験を積めるようにしています。
国語(日本学習)
国語は2つのクラスに分かれており、日本語を母国語とする児童、あるいは十分に理解できる児童は「国語」の授業で、日本語の理解がまだ十分ではない児童は、「日本学習」の授業で学びます。「日本学習」は、日本語の基礎や日本の文化や伝統を学びます。とりわけ日本の文化伝統については、全校集会や行事でも大きく取り上げています。
英語
言語発達において大切な、読む・書く・聞く・話す、の全スキルを伸ばします。幅広いフィクションやノンフィクションの本を読み、学習レベルに応じたオックスフォード・イングリッシュ・カリキュラムのテキストを学んでいます。また、さまざまな目的に応じて書く機会を設定します。目標に沿った英語力を高めることは、すべての科目でも重視されています。ブックウィーク(読書週間)のような特別な行事では、読み書きを中心に学びます。
算数
算数は、日本の学習指導要領の目標に沿い、さらにイギリスのナショナル・ニューメラシー・フレームワーク(National Numeracy Framework)を基にして、数、図形、空間、代数、測定、情報処理など主要分野に焦点を当て、幅広い算数の能力を育てます。授業では、暗算能力を高め、実際に書いて計算する活動に生かします。
ICT(情報技術)
ICT(情報技術)の授業では、日進月歩のICT技術についての子どもたちの活用能力を高め、理解を深めます。授業では、基本となるキーボード操作だけでなく、ワード、エクセル、パワーポイントなどの主要なソフトウェアプログラムの使用方法や、効果的で適切かつ安全なインターネットの利用法と、基本的なプログラミングにも重点を置いて指導します。ICTの授業では、コンピュータールームを利用します。また本校ではICT環境が整っており、他の授業や授業以外の活動においても、iPadや電子黒板を活用しています。
特別活動
Creative Studies(創造的な学習)は、日本の「学習指導要領」では「特別活動」に当たります。特別活動では、学校行事への準備活動等の中で、創造的な考えや実践的な行動を重視します。子どもたちは活動の中で形、色、質、デザインなどの領域に挑戦することができます。また児童会の活動や「ハウス」(校内縦割りチーム)の活動において協力や競争し合う機会も含まれます。
総合的な学習
「総合的な学習の時間」においては、各教科や領域で学んだことを、異年齢の児童とのグループ学習や個々の学習などと関連付け、さらに理解を発展させることができます。
教え合う活動、ボランティア活動、復習、発表、討論、実験、観察、さまざまな公共施設への訪問見学や調査などを通して学習します。主な分野として、国際理解、環境、健康、地域社会、情報技術、日本文化を学びます。
学校特徴
バイリンガル教育
全く関連性のない二言語で読み書きをし、会話ができることを想定し、MISの子どもたちは6年間を過ごします。子どもたちが完璧な発音で、日本語と英語を簡単に切り替える様子を見聞きできます。
バイリンガリズム(二言語併用)のメリットはいろいろな文献で述べられており、日本の将来を考えるとき、こうした若者たちに対してこれ以上ないような大きな期待が高まります。
急速なグローバル化が進む世界では、商業、産業、芸術のどの分野においても、二言語に対応できる卒業生は高く評価されるでしょう。バイリンガリズムはまた、自己肯定感を高めたり、記憶力を向上させたり、一度に幅広く仕事をこなす能力や学業成績を高めたりという、個人的なメリットをもたらしてくれます。現在、世界人口の半分以上の人々がバイリンガルであることをご存知でしょうか。世界では、二言語の常用化が一層進んでいます。バイリンガルの人々には、優れた意思決定能力やコミュニケーション能力、文化的感受性が顕著にみられることが、研究によって立証されています。
課外活動
子どもたちの健全な育成を目指して、放課後にクラブ活動やさまざまな活動に参加できる機会を提供しています。
アート、音楽、演劇、スポーツ、ゲーム、工作、宿題サポート、文化活動、外国語、自然学習、料理、情報技術などのクラブ活動を通じ、より豊かな学びや趣味の幅を広げています。クラブ活動の大半はMIS教員が指導するため無償ですが、中には外部委託をして有料なものもあります。
1週間に複数のクラブ活動に参加することもできます。
行事
MISでは、年間を通してたくさんの行事があります。入学式から始まり、桜メダルブックボウル(読書推進行事)、各国料理や催し物、出店で賑わうスクールバザーなどがあります。 また年に3回、書写週間を設けて毛筆書写の腕を磨きます。
さらに本校には、学年の垣根を超えた「ハウス」という異年齢チームが4つありますが、恒例の運動会のようないろいろな機会に、チームワーク作りを目的としたインターハウス・チャレンジ(学年縦割り4チーム対抗戦)を楽しんでいます。また、MISの子どもたちは1学期間、近隣の屋内プール(水泳施設)で専門コーチによる水泳レッスンを受講します。また、ブックウィーク(読書週間)では、読み書き能力の向上を目指したさまざまな活動の中で、教員と子ともたちが共に読書を楽しみます。
保護者がクラス担任と話し合う機会として、オープンデー(参観日)やペアレンツイブニング(保護者面談)を設けています。また、たいへん人気のある行事の一つが、幼稚園と小学校のウィンター・パフォーマンス(冬の発表会)です。各学年による歌や踊りの素晴らしいパフォーマンスが見どころです。日本の伝統文化を尊重しながら、地球市民教育を推進していくため、節分の豆まきや、ハロウィーンなど、日本と外国両方の文化的行事や祝日をお祝いします。
毎週行われる集会では、その週に努力し活躍した子どもたちに「スチューデント オブ ザ ウィーク賞」を贈ります。また年間を通して努力し、成果を上げた子どもたちを表彰するアワードセレモニー(授賞式)や、幼稚園および小学校の卒園・卒業式において、私たちは子どもたちの大きな成長を実感しています。
このように、MISはお祝いや充実した行事のたくさんある学校です。
校外学習
MISでは、学校以外の場所で行われている活動が、最も心に残っている場合が多いことを認識しています。各学年で年に数回、カリキュラムに関連する校外学習に出かけます。 そこで、子どもたちは実生活とのつながりを深め、模範的な日本人や地球市民として成長する機会を得ます。
校外学習では、公園、地元の市場、水族館、博物館、農場、展覧会、動物園、プラネタリウム、城、地域関連施設、空港、工場、自然保護区、海岸、寺院、テレビ局のほか、東京の国会議事堂も訪れます。これらの校外学習は、子どもたちにとって大変豊かな経験となります。
さらに4年生は学校に宿泊し、さまざまな理科に関連する実験を楽しむサイエンス・スリープオーバーという活動を体験します。 5年生は、千葉市少年自然の家で2泊を共にし、さまざまな活動に取り組むことにより、互いに結束し絆を深めます。6年生はMISでの集大成として3泊のスノー・トリップに行き、雪像をつくったり、スノーシューズ、スキー、スノーボードに挑戦しながら大きく成長します。
アフタースクールケア(※K1は幼稚園年少)
MISではアフタースクールケア(預かり保育)を提供しています。
K1の園児は登校日の午後1時30分から6時30分まで、K1以外の園児・児童は、午後3時30分から6時30分まで利用できます。K1でスクールバスを利用する場合、バスを待っている間はアフタースクールケアを利用しても料金はかかりません。
バスの利用がない子どもたちは、1コマあたり250円の利用料金がかかります。1コマは30分で、何コマ利用されたかを学校で計算します。(例えば、1時30分から2時40分までアフタースクールケアを利用した場合、3コマ利用したことになり、750円が請求されます)。
入学案内
応募方法、入学手続き – 幕張インターナショナルスクール – Makuhari International School (mis.ed.jp)
応募資格
資格1 外国籍の園児・児童 | 当校の「外国籍」の考え方は次の通りです。外国籍の園児・児童とは、両親それぞれの国籍が日本国籍では無い子供です。 |
資格2 二重国籍の園児・児童 | 当校の「二重国籍」の考え方は次の通りです。二重国籍の園児・児童とは、両親それぞれの国籍が異なる子供です。日本人の両親のもとに海外で出生し、日本に帰国した子供は該当しません。 |
資格3 日本人の帰国生の園児・児童 | 当校の「帰国生」の考え方は次の通りです。 帰国生の園児・児童とは、海外滞在期間が継続して 6 ヶ月以上ある子供です。 もしも園児・児童が幼いころ海外に滞在していたため海外の学校のスクールレポートや推薦状などの提出が不可能で帰国子女である事の証明が難しい場合は、ご出願時にパスポートの「査証」のページのコピーを同封ください |
資格4 帰国生以外の日本人の児童(小学校)。 ※入学時期に制限があり、編入生は募集しておりません。4月入学に向けた募集にのみ応募可能です。 | 4当校の「帰国生以外の日本人の児童」の考え方は次の通りです。 帰国生以外の日本人の児童とは、海外滞在期間が全くないもしくは継続して 6 ヶ月以上無い子供です。 ※帰国生以外の日本人の児童の留意事項 1.小学校にのみ出願可能です。毎年小学校 1 年生及び空きのある学年に若干名を募集しています。 2.入学時期に制限があります。4 月入学に向けた募集にのみ応募可能です。 3.出願期間及び入学までの流れが資格 1, 2, 3 と違いますのでご注意ください。 4.書類選考を通過した後に両親の校長との英語面接を行います。 |
4月入学スケジュール
日程 | スケジュール |
9月上旬 | 次年度4月入学選考スケジュール公開 |
9月下旬 | ホームページに10月中旬に行う、 説明会の詳細を掲載します。 また、説明会参加予約の受付、および 説明会欠席者の願書請求予約の受付を 同時に開始します。 締め切りはいずれも10月上旬です。 説明会に参加される方には、 当日願書を お渡しします。 |
10月中旬 | 学校説明会 スクールツアー 願書配付開始 |
10月下旬~ 11月上旬 | 願書受付 |
11月中旬 | 帰国生以外の日本人児童(小学生)入試及び保護者面接 外国籍、二重国籍、帰国生 園児・児童 (幼稚園及び小学校)入試 |
11月下旬 | 入試結果発表 |
学費
各種納付金 | 金額 | お支払日 | 支払方法 |
入園・入学金 | ¥200,000 | 入学時のみ支払い | 銀行振込 |
施設協力費 | ¥400,000 | 入学時のみ支払い | 銀行振込 |
小学校授業料・年間 | ¥1,500,000 | 3 回分割払い 6 月・10 月・3 月の月末 | 口座振替 |
バス代・年間 (利用者のみ) | 利用ルートによる | 授業料と同じ | 口座振替 |
お弁当 | ランチボックスA/B ¥450 ランチボックスC ¥400 | 月末締め、翌月末払い | 口座振替 |
防災頭巾 | ¥2,750 | 入学月の翌月末 | 銀行振込/ 口座振替 |
預かり保育代 | 長期預かり保育料 200 円/30 分 臨時預かり保育料 250 円/30 分 | 長期預かり保育料 学期ごとに支払い 臨時預かり保育料 月末締め、翌月末払い | 口座振替 |
イヤーブック代 (注文する場合) | ¥7,000 * | 10 月末払い (2020 年度) | 口座振替 |
制服(男子) | 約¥64,000 | 代引き・クレジット | |
制服(女子) | 約¥70,000 | 代引き・クレジット |
進学
2021年度受験用のプレジデントファミリー「日本一わかりやすい小学校受験大百科 2020年度完全保存版」で、最難関中学校への進学率が東日本で一番高い学校として掲載されました。これにより、非常に学校の知名度が上がったと思われます。
卒業生45人に対して25人が進学した(55.6%)とされており1位です(2位は定番の洗足学園小学校で45.1%)。
まだ受験倍率には反映されていませんが、今後上昇が予想されます。
5、6年の高学年になるにつれて、保護者や子どもたちが進路について考え、進学先がインターナショナルスクールであっても、日本の中学校であっても、進学準備をどのように万全にしたらよいのかと検討します。
学校には日本の中学校への進学を希望する保護者や子どもたち向けに相談や進学指導を行う、経験豊富なリエゾンオフィサーがいて、インターナショナルスクールへの進学希望者に対しては、校長と副校長によるガイダンスも行っています。
進路説明会および個別の進路相談は、高学年の全保護者向けに開催され、志望校へ出願するために必要な書類も準備します。
6年生には、プレゼンテーション(面接)のスキルを磨くために校長と副校長との2回の模擬面接を行い、MIS卒業生の進学先である名門中学校を志願する際でも、最善を尽くす環境が整っています。
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