世田谷区の公立小学校：地図分布と世帯年収、人気ランキング

一昨日の港区の小学校特集に続いて、本日は世田谷区の公立小学校のご紹介です。

世田谷区の公立小学校は桜町小学校が目立っていますがそれ以外の小学校も評価が高い学校が多いです。
しかしながら、その年次によって評価は目まぐるしく変わり、実際通っている地元の方しかわからないところがあります。

私の地元情報はやや古いのですが土地勘が結構あるので現地情報をお話させて頂くとともに、最新の公立小人気はアンケートを通じて把握できればと思います。

世田谷区の特徴

世田谷区はお金持ちのファミリーのイメージが先行しますが、23区で世帯の平均所得を比較すると中の上となります。
70㎡～80程度の間取りがあるファミリータイプの物件に住もうと考えた場合、港区、中央区、千代田区、渋谷区あたりはどうしても高額になりますが、世田谷区は場所を選べば家賃を抑えられ、月額20万円以下でも住める物件が多数あります。

東洋経済の小学校特集で小学校の学区別世帯年収が開示されましたが、駅から遠く都心へのアクセスに難がある場所は低い傾向があるものの、豪邸が立ち並ぶ深沢エリアなど例外もあります。駅近ではなく高台という点で、広尾と麻布十番の間と似ていますね。図を下記に付しましたが、所得が高いエリアで兼ねてから有名なのは池之上小学校と桜町小学校です。これは昔から変わっていません。ここまで所得が高いと、中学受験率も必然的に高くなります。

池之上小学校は下北沢と東大の間、井の頭線池ノ上駅の駅前にあります。
このあたりは何があるというわけではなく、閑静な文教地区でありながら、代々木に近く高級住宅地で知られます。南に行くと池尻大橋があり、246を渡ると目黒区で一番人気の東山小学校があります。南西の三宿方面に行くと、最寄り駅がなくなりますので、高級住宅地という位置づけは変わらないものの、相応に家賃はお手ごろになってきます。このあたりは昔から芸能人の隠れ飲み屋が多いです。昔高級スーパーだったところがOKストアに変わっていて驚きました。自転車で行ける距離です。

桜町小学校は、世田谷の屈指の高級住宅街、深沢にあります。
ここは最寄り駅が近くにないエリアですが、車移動が常識のエリアです。
「深沢エリア」を中心に、自由が丘の手前まで世帯所得が高い高級住宅街が続きます。世帯所得の3位以降中町、東深沢、九品仏もこの範囲に含まれます。二子玉川が再開発される前は、坂の上の豪邸が並ぶ高台エリア、多摩川沿いの坂の下のエリア、川の向こう側の神奈川と賃料相場が異なるイメージでしたが、二子玉川が注目されてから評価は一変され、更に昨年の洪水で評価が混沌としています。

世田谷区が山手線の内側と決定的に異なると感じる点は、自然が多いことです。
砧公園や駒沢オリンピック公園は、地元の方の日常使いで溢れ、観光で多くの外国人やカップルが訪れる代々木公園とは異なる印象を受けます。多摩川の河川敷はいたるところでボールを蹴って遊んでいる子供がいて場所を探す苦労があまりなく、魚釣りをしたり、凧揚げしたり、自由度の高いアクティビティを楽しんでいるように見えます。

また、子供が多く、教育熱心なご家庭が多いので幼児教室も必然的に多くなります。
私立小学校を受験すると考えた場合、地元の情報に詳しく有用ですので、遠出する価値があるエリアです。

遠方からも通う方が多いのは二子玉川でしょうね。目黒区になりますが、自由が丘も多く、この2つは電車で約10分程度の距離です。この二つを併せると、私の知る限りほぼ全ての習い事が完結します。非常に評価が高い個人塾もあり、都心からこちらに来ることはあっても、こちらから都心に行くニーズは少ないかもしれません。

世田谷区の公立小学校一覧と世帯所得

参照：世田谷区HP、東洋経済2020年4月11日号

開示されている世帯所得850万円以上の範囲で公立小学校を金額順に並べました。
上述の池之上、深沢エリアが高くなっていますが、850万円未満でもこの近辺で団子になっていると思われます。

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世田谷区の公立小学校地図分布

下記に私立小学校の地図をプロットしました。
上記世帯所得順に番号を付しましたので、若い番号程、所得が大きいです。

View 世田谷区　公立小学校分布 in a full screen map

世田谷区人気公立小学校アンケート

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