【2020年度】私立中高一貫校の国立大学現役合格力ランキング（大学偏差値調整）

本日は少し先のお話、私立の中高一貫校の大学合格実績がテーマです。

学校の大学合格実績を図る指標には色々あります。
「現役合格率」を算出して、この対象となる学校は東大だったり、東大と京大だったり、難関国立大だったりします。
この点、難関国立大を対象とするときは、その合計人数で評価を決める場合が多く、東大・京大の合格者が多い学校のランキングが下位となったりします。この点、全てまとめてランキングする指標がないので、ざっくり作ってみました。

下記は難関国立大を対象としながら、大学別の平均偏差値を用いて、人数×偏差値を合算して合格力とし、更にこれを卒業生で除することで、学生一人あたりの合格力を示しています。

至って単純な計算ですが、より実態を反映するかとは思います。

【2020年度】私立中高一貫校の国立大学現役合格力ランキング

※国公立合格力は、各大学の平均偏差値×各合格者数の合計。
※学校の実力としては、一人当たり合格力が実態を反映しており、この順にランキングしています。

上記の特徴は、難易度が高い東大や京大の他、一橋大なども含め、難易度に応じて漏れなく数値化できることです。

上位ベスト10の顔ぶれを見るとしっくり来ます。仮に医学部など学部でマトリックス的に更に細かく分類すると、医学部進学の多い灘などは更に独走するんでしょうね。

過去の年度と比較すると、確実に時代が変わっていると感じました。

女子御三家では桜陰の東大合格者が昨年比で大幅に合格者を増やして71名。現役で卒業生の3名に1人が東大とは凄い数字です。
女子学院は難関校の実績を維持していますが、雙葉が姿を消しています。雙葉は東大の合格者はここ最近10人を割っており、上記計算でもベスト50には入ってきません。
小学校では最難関、中学でも難関校の位置づけですのでやや衝撃です。

上記の学校は地域に違いこそあれ、学力的には過半数が早慶以上に合格できる学校群です。
小学校受験では狭い世界で近視眼的になりがちですが、視野を広く持って小学校受験したいと再認識しました。