年長夏から始める小学校受験:初学者におすすめの幼児教室

今日は小学校受験の初学者向けのお話をしたいと思います。

小学校受験は、志望校により非常に難易度に差があります。
補欠合格を含めると実質倍率が1倍に近い学校など、これからでも間に合う学校もありますし、今から志すことは決しておかしなことではないです。
倍率が高くても専願にすれば有利な学校もありますし、東京エリアでは、国立専願であれば学習範囲を絞れます。

ですが、時間が限られているので、全ての意思決定をテキパキ決めていく必要があります。この点、気を付けることは下記の通りです。

①志望校選び
②幼児教室選び

目次

志望校選び

これから始める場合でも、誰でも使える強いカードがあります。
それは、第一志望表明です。第一志望は、11月1日、2日など早いタイミングの受験や、学校によってはお手紙で示すことができます。

特に11月1日を選択することで、人気校でも倍率が1~2倍になることがあります。
11月初旬は実力者が超難関校を受けているので、回避することで彼らとの衝突を防ぐことができます。
そして、何より学校は第一志望のお子様を歓迎しますので、願書や面接でも矛盾なく臨めます。

また、次に意識したいのが学校を絞ることです。
学校を絞ることで、対策する時間も減り、効率が良くなります。

2020年はコロナ禍で、例年と違ってペーパーを課さないとする学校も出てきましたが、対策する範囲が半分になれば、同じ時間を学習した場合、通常効果は2倍以上になります。ですので、短い時間でも追いつくことが可能です。

幼児教室選びの注意事項

何もないフラットな状態から幼児教室選びをするとき、初学者が気を付けるべき点が2点あります。

人気塾は入りにくい傾向

まず、一部大手や人気個人塾はこの時期受け入れ枠が限定されていることが多いです。
年中の間に締め切ってしまうクラス、教室もありますので、ここは冷静に判断いただく必要があります。

今からうまく入れたとして、初学者となると恐らく幼児教室は毎日のように通学を勧めてきます。

これはある意味正しいとも言えますし、何とも言えないところ。
お金があれば良いのですが、1分100円以上の相場ですから、数か月でも簡単に100万、200万円に及ぶこともありますので、自分なりの予算感をしっかり持つ必要があります。

お子様が自信を失うリスク

もし本当の初学者が8人程度の熟練者のクラスにいきなり入れたとしたら、必ずしも喜ばしいことではありません。
ペーパー、指示行動、制作、どれをとっても周りはテキパキ動きます。

どの幼児教育の書籍を見ても「人と比べないこと」を重視していますが、幼児教室では比較の嵐です。
大手教室でも、一番になったらメダルをあげます!とか物をくれるところも多いです。

特に運動を伴う指示行動では皆の前で動いて褒められたり出来なかったりするので、自分だけできず自信喪失してしまう危険があります。
よって、大人数のクラスには適応できるか注意すべきです。時間がないことはわかりますが、まずは体験をして、合わないと感じたら他へ移りましょう。

他の保護者との摩擦

新しいお子様が体験で入ってくると、お子様がぐずってしまったり、動きが遅かったり、レベルが低すぎて全体の足並みが乱れることが散見されます。全体のペースを遅らせることがあると、他のご両親から何とも言えない威圧を感じ、居心地が悪いかもしれません。

以前、体験のお子様の指導で都度30秒ほど止まることがありましたが、斜め前のお母さまのカっと目を見開いた鬼の形相は忘れられません。

逆に、幼児教室によっては保護者同士で励ましあう光景も見られます。
これは初学者にとっては非常に良い環境ですので、今から始める方は最初によくお教室と相談すると良いでしょう。

幼児教室選びのポイント

上記を踏まえ、初学者の幼児教室選びのポイントは、下記の通りとなります。

初学者でも親身になってくれる幼児教室

これは、露骨な対応をされるので電話したらすぐにわかります。
私も今でも色々と電話していますから、、。定員いっぱいで受入ができない所は、ドライに突き放されます。

一方で、今できることを親身に考えてくれるところもあります。
上記で大手は入りにくい傾向とお話しましたが、対応が比例するわけではありません。

大手でも親身に乗ってくれるところはたくさんありますので、このような教室を探すのが良いでしょう。

他の大手がダメという意味ではないですが、大手ではアドバイザーがおり、比較的多くを受け入れる伸芽会と、雰囲気柔らかい理英会(ミキハウスキッズパル含む)は直前でも相談しやすいかもしれません。
中堅ではチャイルドアイズや富士チャイルドアカデミーも親身で、このほか初学者に門戸を開いている学校も多いです。個人塾は人気に比例して締め切っているところが多いですので、これから始めるのであれば質が安定し、情報もある中堅規模がおすすめです。

伸芽会の公式HP

理英会の公式HP

ミキハウス幼児教室の公式HP

チャイルドアイズの公式HP

富士チャイルドアカデミーの公式HP

小学入試情報2022

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マンツーマンの幼児教室やオンライン

初学者にとって追い風なのは、今年はコロナ禍で、集団行動が無に帰す可能性があることです。
すなわち、昨年から準備してきたことの一部が、ざっとなくなる可能性があります。

今はどこも予想の段階ですが、幼児教室でも今年は集団より個を重視すると言われており、現状を鑑みれば説得力はありますね。

そうであれば、わざわざ出題されるかわからない集団行動で、できるお子様を横目で見る時間を省いて、少人数やマンツーマンのクラス、又はオンラインでマイペースでじっくり力をつけたほうが近道と考えます。

我が家がお世話になっている小学校受験のオンラインも急速に伸びているようで、人気の先生の予約が取りにくくなりつつあります。
オンラインでもマンツーマンですと前後の余計な時間を省き、志望校に即した対策を効率的に進められますので、夏の間どっぷり進めて基礎能力を身に着け、、直前講座で幼児教室に接続するのも良いかもしれません。

学研の小学校受験家庭教師の公式HP

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