今日は小学校受験の中~上級者に人気のピグマリオン教材のお話です。
ピグマリオンは思考力を養う問題が多く、イメージでは大学受験におけるZ会のような位置づけです。
小学校受験に特化した問題でもないですが、小学校受験問題の応用として出題されうる問題でもあり、またその先での中学受験以降を見据えた学習としても役立つ問題が多いです。
基本的に思考力を養う同系列の問題をスモールステップ形式で解いていく形式が多く、問題を重ねている間に難しい問題も解けるようになります。このため、思考力を問う問題が出題される私立小学校の対策としても有用です。
今回ご紹介するブロック推理③は非常にシンプルながらよくできているなと思う問題集です。
ブロックを四方のうち三方から見た二次元の形から、ブロックの個数を答えさせる問題です。
正直、私はパッと見て解くことはできません(笑)
幼児教室や問題集でも似たような問題がよく出題されますが、これらはほとんど4択の解の選択式で、明らかに違うものから消していけば消去法で解くことができます。これは小学校受験の問題の解法に過ぎず、本質を分かっているとは言えません。
四方図のうち三方からみて積み木の数まで答える場合は、同じ形となる別解が存在することから最小の積み木の数を答えることとなります。これが成長のためのキーで、重なる部分をずらして余分な数を減らせることに気づけるようになると、一歩進んだ空間識別能力が身に着くこととなります。
これはシンプルに積み木を自分で組んでみて、試行錯誤して色々な問題に取り組む過程で気づきます。
この手の問題は単純なペーパーより面白いらしく、自分で積み木を組んで黙々と取り組んでいたのでお勧めです。
2度目以降は、積み木を使わずに頭の中で答えを出すことができるようになります。
幼児だけでなく小学校低学年含め、宜しければ是非トライしてみてください。
何しろ安い。お子様がもくもくと取り組めたらもう安心です。好きなだけやらせてみてください。
まだ早い場合は、焦らず数か月待ってみて、お子様が興味がもつタイミングを待って頂ければと思います。
因みに、立方体の積み木ブロックは意外に買うのに苦労したりしますが、どこでも買えて安価な所では公文のキューブ積木がお得です。カラフルなので、他の応用問題でも様々な用途があります。
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