【小学校受験】面接の入室から退室までのマナー・所作マニュアル

今日は面接の中でも気になる、入退室がテーマです。
こちら、幼稚園受験でも取り扱ったテーマですが、小学校受験はお子様について厳しく見られ、家族全体でより細かな対応が求められる点が特徴です。

入退室は面接のメインテーマではありませんが、私は受験時にいかに振る舞うべきかわからず悩みました。
面接の一番最初でスマートに決めると、両親も落ち着いて面接に臨めますので、よく段取りを決めておきたいところです。

この面接の方法は決まった型はありませんが、入退室まではなかなか幼児教室でも事細かく教えてくれないことも多いです。
複数お教室の指導に基づいた結果として、今回我が家の合格した学校を事例に、ご参考までにお話しておきます。

ポイントは下記の通りです。
・面接会場のレイアウト・時間の入手→情報は豊富
・ノックから座るまで→第一印象、歩き方、挨拶の仕方
・面接対応→情報は豊富
・終わってから退出するまで→流れ解散ではありません

まず、最初にやるべきことは、受験校の面接会場のレイアウト情報、時間、面接官などの基本情報を入手することです。
これは書籍の他、幼児教室や合格者の先輩に聞くのも良いですし、場合によっては説明会などのフランクな場で、先生が直接ヒントとなる内容を教えてくれることもあります。

コロナ禍と言えど、面接会場のレイアウトはアクリル板の仕切りがある他、大きな変更がなかったため事前の調査は必須です。これにより、入退室の所作も変わってくるからです。

目次

入室から面接、着席までの所作マニュアル【小学校受験面接版】

一連の流れの中で、重要な点の一つがお子様の「声」です。
場の雰囲気にのまれてしまうと、どんどん声が小さく、自信もなくなってしまう可能性があります。

面接での印象のみならず、自分自身を鼓舞するためにも、お子様の面接での声のある程度の大きさは非常に重要です。
たまにびっくりするぐらい大きな声のお子様もいますが、この良し悪しは試験官の好みとなります。
はっきり聞き取れれば叫ぶような大きさの声は不要です。

入室時

まずノックの回数は2回と3回、どちらでも良いです。海外生活で慣れた方は4回(本来こちらが正しい)という方もいますね。就活のビジネスマナーで3回と教えられ、2回はトイレよ!と仰る方もいますが、2回で良いと仰る方もいらっしゃいます。

そもそもノックする必要がある学校は少数派で、面接の順番になったら呼ばれて室内に通されるシステムの方が多いです。
このため、ノックの必要がない場合の乱れの方が心配です。呼ばれて通された時は、家族の足並みが乱れる恐れがあるので、入り方を想定しておいてください(すっと椅子の前まで行くのか、途中で挨拶をするのか)。

呼ばれた後orノックした後、室内から「お入りください」等

入口orドアを開けて、「失礼いたします!」温厚な顔を保ち、目を合わせ、一礼。
※第一印象は非常に重要ですから、この言い方が大事。自信もった声で、はっきりと聞こえるように。

父親、子供、母親の順で入る。
・母親は両手でお尻を向けずに両手でドアを閉めてそっと閉める。
・かばんは入口近くに荷物置き場のスペースがあることが多い。

ドアの前で3人そろって「宜しくお願いします!」の後に礼。これは幼児教室のご指導オリジナルですが、我が家は採用させて頂き、合格したので一案としてご紹介させて頂きます。
子供も声を出すことで自分を鼓舞することにもつながって良いです。元気にいきたい。先頭の父親についていく形で椅子の前へ向かう。

・子供の礼は角度よりも、短くならないように。
・コロナ禍で話さない方が良いこともあり得ます。ただ、特段の指示ない場合は無言は危険。
 →入室後すぐに「こちらにどうぞ」と促されたり、レイアウトによっては椅子の前へ行ってから挨拶するケースもある。
・止まるたびに挨拶をしすぎるのは不自然。
・状況に応じて椅子の前で軽く自己紹介するのも良い→「○○と申します。よろしくお願いします。」など

「お座りください」などの合図で座る。
面接は先方が主導しますので、指示に従って面接開始。
・バックは自立するものがベター

面接中の注意

両親の注意点

・子供が回答に詰まっても助け舟を出さない。
・自分への質問でなくても、回答が急に飛んでくることもあるため、常に注意を払う。
・背もたれは使わない。
・父親は足を広げすぎない(両こぶしが入るぐらい)。
・回答は簡潔、明瞭に。

子供の注意点

・試験官の目を見て話す。親を見ない。
・背もたれは使わず、背筋をピンと張る。
・全体を通じて姿勢を保つ。足ブラブラに注意。
・質問をされたら、間を置かずに話す。「えーと」は避けたい。
・わからない言葉が出た時は、聞いて良い。
 →「聞こえなかったので、もう一度お願いできますか?」など。黙っているのは✖。

なお、面接で聞かれる質問事例はこちらが一番豊富です。↓

退室時

面接終了後、こちら側からの「ありがとうございました。」が退出の狼煙。

皆立ち上がり、もう一度父親は「本日はお忙しい中お時間を頂戴し、ありがとうございました。」など。最後の一句で礼。礼は3人合わせる。
※「ありがとうございました」など短いフレーズを3人で言うケースもあるが、特に加点には結びつかない模様。無理しない。

父、子、母の順で出口まで行って、振り返って揃って「失礼いたします。」で礼。

(ドアを開けて)父、子、母の順で退出。礼をしながら閉める。

いかがでしたでしょうか。できるだけ細かく書きました。
学校により千差万別な点もありますが、迷いが晴れれば幸いです。

【小学校受験・幼稚園受験】父親のお受験靴の選び方:面接・学校説明会で重視されるポイントは? | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

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