【小学校受験】2023年度(2022年秋)の出願数アンケート:2年前と比較

郵便 願書

小学校受験の総出願数は凡そ分かりますが、その内訳(受験者数×一人あたり出願数)は掴みにくい情報です。
何校合格しても進学するのは1人1校で最後のイスの数は同じですから、出願数が増えて人が増えたのか減ったのか気になるところ。今年は出願数が多い方が良いと促す声もウェブ上で複数見られましたが、果たしてどうなのか。

仮に全員が20校出願したとします。この場合、各校表面倍率が急上昇します。でも合格者は本命校に合格次第、以後の受験をキャンセルし、その前の合格を辞退します。このため、前後の辞退が続出し、実際の難易度は変わらないこととなります。

こちら、久々にアンケートで集計させて頂き、過去のデータと照らして比較できればと思います。

目次

2022年秋の小学校受験の出願数アンケート

2022年秋の受験生対象に出願数アンケートを追記しました。
宜しければご投票ください。時間をかけて、昨年と比較対象できる集計結果になれば幸いです。

【アンケート】2023年度(2022年秋)の小学校受験(国立・私立)をされたご家庭に伺います。宜しければ、本年出願した学校数を教えてください。

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2021年秋の小学校受験の出願数アンケート

下記は2021年度(2020年秋)の受験生に伺った最終結果です。

【アンケート】2021年度の小学校受験(国立・私立)をされたご家庭に伺います。宜しければ、本年出願した学校数を教えてください。

  • 4校 (15%, 31 Votes)
  • 2校 (13%, 27 Votes)
  • 3校 (13%, 27 Votes)
  • 10校以上 (13%, 27 Votes)
  • 5校 (11%, 22 Votes)
  • 6校 (10%, 21 Votes)
  • 7校 (9%, 19 Votes)
  • 1校 (5%, 11 Votes)
  • 9校 (5%, 11 Votes)
  • 8校 (4%, 8 Votes)

Total Voters: 204

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次に、出願数を増やした場合のメリット、デメリットを追記しておきます。

併願受験校を増やすメリット

全滅回避 
お子様及び家族の試験慣れ
・本番を通じた弱点の把握
・合格確保による心理的余裕と全滅回避

まずメリットは、何をいっても試験の場慣れです。
これはやはり影響が大きいと思っていて、最初の1校は身構えますが、2校目以降緊張はかなり緩和されます。
親が緊張していなければ子供も緊張しないもので、2校目から実力を発揮するご家庭も多いようです。

また、実際に試験を受けると、できなかったところなどが反省点として残り、志望校に向けて同じ失敗をしないよう対策を練ることもできます。

10月のうちに合格しておけば、合格校によっては11月の試験は楽しむ余裕さえ出てくるでしょうから、精神的な負担も非常に軽くなります。

併願受験校を増やすデメリット

・受験準備に要する時間のロス(選択と集中の視点からは不利)
・風邪、コロナのリスク
・合格が重なった場合の入学手続費用が甚大

メリットに対して、デメリットは目に見えにくい大きなものがたくさんあります。
特に大きいと感じるのは、志望校が増えることによる、直前準備の分散です。

併願受験校が増えると、行くかどうかわからない学校のために願書取り寄せ、願書記入、出願、最低限の受験準備、試験当日と、非常に時間を要します。よく「選択と集中」という言葉が使われますが、やるべきことを絞れば絞るほど、その効率性は加速度的に高まっていきます。
仮に同じ志望度の学校を直前期に1校増やすと、同じ成果を出すために必要な準備時間は2倍では済まない事もあります。
1つに絞っている方は、同じ範囲を2回復習したり、狭い範囲を繰り返し、より確実に学ぶことができるからです。
あれやこれやと手を出して、出題されないことをしていると無駄になるわけです。
これは大学受験や資格試験など、どの段階の試験においても同じことが言え、確度が高いデメリットです。

あとは風邪のリスクです。コロナ禍では体温という絶対的な尺度で判断されることもあり、非常にセンシティブになります。
また、熱は回避できても咳や鼻水が出ている状態であれば、体調不良を疑われ、見映えとしてはよくありません。
保護者様も、試験当日に待合室で長時間拘束されたりしますが、この中には体調悪い方も一定率で必ずいますので、リスクの高い空間です。本命の直前で体調不良に陥ると、厳しい状況下に置かれます。

合格可能性と、受験数の確率推移から考える小学校受験戦略 | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

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