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関係づける力を育てる

幼児通信教材・知育玩具

お茶の水女子大学附属小学校「お茶小算数部」の興味深い研究成果

皆さまこんばんは。

今日はお茶小の説明会で購入した、とても面白い本のご紹介です。

「関係づける力を育てる算数学習」
お茶の水女子大学附属小学校
NPO法人お茶の水児童教育研究会

お茶小には算数部があり、毎年2月に、テーマに沿った研究が行われているようです。この本ではこの研究成果がその過程とともに、具体的、詳細に記載されています。
ここ最近のテーマは下記の通りです。

2003~2005年:互いの考えを生かし、発展的に取り組む学習。
2006~2008年:思考過程を振り返り、自ら課題を見つける。
2009~2011年:算数的想像力を育てる。
2012年~2015年:関係づける力を育てる。

概ね3~4年周期でテーマが変わりますね。
今回は最近の2012年~2015年の研究成果をまとめたものです。

これが非常に面白い。

年によってテーマが異なるとしても、「算数の問題を解決するにあたり、問題を具体的に想像したり、解決の結果を吟味することを大切にする。」という思考の過程を大事にする点は共通しています。

これに関する記述だけでも10ページぐらいあり、これだけでブログ10日分ぐらいの分量があります。

この本では、それに続いて、各学年で取り組んだ内容を「研究と成果」としてまとめています。ほんの一部ですが事例として挙げます。

3年生対象:掛け算を用いた「筆算」と「計算方法の原理」

簡潔に説明すると、筆算を丸覚えするのではなく、その計算過程も考えましょう、という内容です。

事例として、本書では298×3の計算過程が挙げられています。

皆さま、頭の中でどのように計算しますか?

私は算数・数学は得意なほうで、電卓のエキスパートではあると思ってますが、暗算に関して特段、スマートな技は持っていません。
単純に頭の中で200×3を先に計算して、98×3=294をあとで足して計算していました。
このような計算方法なので、2,980×2,980とか言われると時間かかってしまいます。

この点、子供たちの考え方は次のように分類されるようです。


①部分積の和

298を200と90と8に分けて

200×3
90×3
8×3

で考える方法

②テープ図で表現する

こちら独特の計算方法なので、詳細は省略します。

③足し算で考える

298+298+298
ごく一般的な小学生の回答でしょう。

上記が主だったようですが、更に何か工夫できないか聞いたところ、
下記が挙がったようです。

④200×3と98×3で考える子供(私と同じ)

⑤290×3と8×3に分ける子供

⑥300に近いので300×3から2×3を引く子供

この考え方は2人しかいなかったが、周りの子供から分かりやすいという声が上がったとのこと。

また、このあと298×10-298×7という回答を言う子もいたようです。
見てお分かりの通り、298×7の方が難しいよと突っ込まれたようですが、
このような分解を小学校3年でできること自体凄いことかと思います。

この点、①、④、⑤は部分積に基づいた計算がしっかりできている、⑥は自分の発想で応用問題に対処できることができるという評価のようです。

自分の計算の仕方は決してうまくないと感じていましたが、そうでもないということが確認できてほっとしたところであります。


説明しやすいのでこの問題にしましたが、もっと面白いものがたくさん収録されています。もしご興味あれば、来年説明会へ行ってお買い求めください(笑)。

 

 

 



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