幼児期における漢字の早期学習の落とし穴

ややネガティブなタイトルとなりましたが、今日は実体験から漢字に関するお話をしたいと思います。

早期学習関連で、幼児から九九を学習することの是非など、よく議論になりますね。
こちら、両者の言い分もわかるのですが、結論としては人それぞれかと思います。

この点、限られた幼児期の選択肢の中で不要と思えることはあまりないのですが、気を付ける必要があると感じたのは漢字の「書き」です。

漢字は小学校一年生から全ての漢字を習い、何度も何度も繰り返し書いて覚えることとなります。

私自身、幼児期の早期学習をすることなく、小学校一年生からまっさらな状態から漢字を習いました。入学当時、先取り学習をしていませんでしたが、書き順に関しては間違うことはありません。特別な学習をしているわけではなく、最初に教わった時に、何回も書いて手が覚えているからです。

大人になって書く機会がすっかり減ってしまっても、たまに書くときに手が覚えてくれてたりします。

しかし、幼児期に中途半端に漢字を習うと、幼児なりの運筆なので字も綺麗ではなく、書き順を間違っている場合もあります。
書き順が違っていることは結構大きなリスクで、手になじんだ書き方を全て小学校一年生でやり直さなければなりません。
どこが間違っているかを網羅的に確かめる術もありませんから、非常に厄介です。

もちろん理論上は、幼児期でも小学校で学習するように、ドリルを使って丁寧に漢字を繰り返し学べば問題ないわけですが、色々な選択肢がある幼児期にそのような漢字の学習を集中的に行うことは非効率かもしれません。

このため漢字の勉強開始の時期は、小学校入学前に早めに始めるとしても年長の後半、丁度今の時期で十二分だと感じます。
漢字の数も多くなく、短い時間で終えられるからです。

一方、幼児が運筆の練習を行うこと自体は非常に有用と思われるので、平仮名の書きやお絵描きなどを通じて手を動かすと良いと思われます。平仮名やカタカナであれば書き順について目が届きやすいからです。

幼児期は運動、親子のコミュニケーションを含めて今しかできないこともたくさんあります。
幼児期もあと4か月、程なく新たな習い事や勉強も始まるわけで、今はバランスよく親子の時間を過ごしたいと思います。

正解はないですが、幼児期では「ちえ」や「図形」カテゴリの学習も人気で、我が家は楽しみながらこちらの学習に力を入れています。図形カテゴリでは、昔はなかったアプリや動画を通じて、動きが見える様々な教育コンテンツがあります。

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