小学校受験でお話の記憶は非常に多くの学校で出題され、超頻出論点です。
しかしながら、お話の記憶に関しては、幼児教室で取り組むのは少々もったいないところです。
幼児教室の費用は非常に高額で、年長にもなれば、1分あたりで100円前後のお金がかかりますが、お話の記憶は自学自習で取り組みやすい分野です。お話の記憶は重要論点ですから幼児教室のペーパー授業でも取り組みますが、お話の記憶については専門的な技術は一部のみで、あとはひたすら聞いて練習するのみです。
このため、ご家庭とお教室で学習効率にそれほど差がないばかりか、ご自宅でやった方が創意工夫できたりします。
例えば、ご家庭で取り組めば、スピードを変えて読んだりすることで、実力に合わせた学習ができます。
我が家では読み上げを余裕をもって聞けるよう、少しずつスピードを上げて読んでいました。
すると、幼児教室や本番では、読み上げが遅く聞こえるようになり、聞き漏らしがなくなります。
このように自宅では色々な工夫を施したり、成長を感じたりできます。例えば、読み聞かせと併用することも有効です。これは至極単純で、いつもの読み聞かせの後に質問するだけです。
幼児教室で学習する場合は、ご自分がフリーになって何か動けるならまだしも、参観型なら本当に非効率です。
自分は後ろで座りつつ、実質的に人に読んでもらって多額のお金を払っている状況です。
このため、お話の記憶はご自宅で学習を進めることで、費用も節約できて、実力の底上げもできます。
ペーパー分野の目途がついていれば、春や夏以降、ペーパーの講座を取らしたり減らしたりできるため費用節約にもなります。
このため、いずれにしてもご家庭でのお話の記憶の徹底学習をお勧めします。
下記に教材をいくつかご紹介します。
読み上げるタイプとCDタイプがありますので、両方使い分けると良いです。
前者は前述の通り、スピードを変えたりしてコントロールでき、後者は外せない用事をしている間に取り組むなど、時間の有効活用ができます。
一日一題のペースで進めて頂き、夏以降は成績に合わせて数を増やしていくと良いでしょう。
実力が上がってきたら読み上げのスピードをあげてください。下記問題集と学校別過去問だけで、問題数は十分です。幼児教室で取り組む2倍の量を2倍のスピードで読むようになればもう大丈夫です。
幼児教室で毎日取り組んでいるお子様方にもきっと負けませんよ!!
お話の記憶問題集(ニチガク)
スタンダードな問題集で、30問で構成されます。
初級は年中、中級は年中後半~年長、上級は年長が対象のイメージです。
上級は最後の最後、10月に取り組みましたが確かに難しいです。
当時娘は結構できるようになっていましたが、それでも間違うことがありましたから、一定の完成となってから上級に取り組んだ方が良さそうです。
1話5分の読み聞かせお話集
超人気のお話の記憶集です。当ブログでも何回も紹介しています。
人気の理由は昔話を題材としているためで、小学校受験で頻出の昔話を学びながら、お話の記憶の学習ができる一石二鳥の教材です。順調に終われば2もあります。
きくきくドリル
和田秀樹さん監修の、小学校受験を目的とした聞き取り力養成ドリルです。
こちらは親用と子供用の書籍に分かれ、付属のCDで学ぶのみならず、アプリで聞くこともできて、更に速度調整までできます。
レベルが1,2,3と分かれており、それぞれ4,5,6歳が対象です。年中は1,2、年長は2,3を学習すると丁度良いでしょう。
ひとりでとっくん
我が家で愛用したこぐま会シリーズです。
こぐま会は、話の内容理解以外にも、CD付きの聞き取りシリーズがあります。
こちらは安くて非常に問題数が多いのでおすすめです。それぞれ2種類あります。
また、お話の内容理解シリーズも非常に有用です。
良問がたくさん詰まってて非常に安価。これだけで1か月はいけるはず。
書店ではあまり見かけませんが、ネットであればまだ買えます。
理英会 話の記憶
理英会のお話の記憶は、CDを別売りで購入することができます。
安いので、こちらもおすすめです。基礎、応用と両方お世話になりました。
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