公立と私立の学費、塾・習い事関連費用比較:幼稚園~小学校~中学~高校

本日は文部科学省で行われた学習費調査の統計を加工して、公立と私立に分けて、学費に加えて、塾や習い事の経費を、年次推移も含めて細かく調べてみました。
こちらの調査は2年に1回行われており、2019年の12月に開示された2018年度のものが最新となります。

目次

全幼児・児童・生徒数全体に占める公立・私立学校通学者の割合(2018年度)

 割合
公立幼稚園15.50%
私立幼稚園84.50%
 100.00%
公立小学校98.80%
私立小学校1.20%
 100.00%
公立中学校92.60%
私立中学校7.40%
 100.00%
公立高等学校67.00%
私立高等学校33.00%
 100.00%

参照:結果の概要-平成30年度子供の学習費調査:文部科学省 (mext.go.jp)

幼稚園に限っては、私立幼稚園が多数派となります。
この点、昨年から始まった幼児教育無償化の一環で実質的な費用負担は軽減されています。

小学生以降は公立が多数派で、高校では凡そ3人に1人が私立へ進学することとなります。
都心では地域によっては過半数が中学受験をすることも珍しくないので、違和感を感じるかもしれません。
また、当ブログでは小学校受験の内容が多いですが、日本全体で見ると1.2%と非常に少数派であることがわかります。

【幼稚園・小学校・中学校・高校】公立・私立学習費用比較(2008年~2018年)


参照:結果の概要-平成30年度子供の学習費調査:文部科学省 (mext.go.jp)

【2008年~2018年】公立・私立学習費用詳細(幼稚園・小学校・中学校・高校)(単位:円)

スクロールできます
 2008年度2010年度2012年度2014年度2016年度2018年度
公立幼稚園669,925662,340659,363634,881682,117649,088
私立幼稚園1,625,5921,610,9181,461,5641,492,8231,445,3851,584,777
       
公立小学校1,845,4671,821,3971,829,7361,924,3831,934,1731,926,809
私立小学校8,362,4518,810,6878,538,4999,215,3459,164,6289,592,145
       
公立中学校1,443,9271,379,5181,351,3091,444,8241,433,0901,462,113
私立中学校3,709,3123,839,6213,887,5264,017,3033,979,5214,217,172
       
公立高等学校1,545,8531,175,2671,158,8631,226,8231,351,3361,372,072
私立高等学校2,929,0772,755,2432,886,1982,973,7923,109,8052,904,230
       
幼小中高 全て公立5,505,1725,038,5224,999,2715,230,9115,400,7165,410,082
幼私立 小中高公立6,460,8395,987,1005,801,4726,088,8536,163,9846,345,771
幼少中公立 高私立6,888,3966,618,4986,726,6066,977,8807,159,1856,942,240
幼小公立 中高私立9,153,7819,078,6019,262,8239,550,3599,705,6169,697,299
小公立 幼中高私立10,109,44810,027,17910,065,02410,408,30110,468,88410,632,988
幼小中高 全て私立16,626,43217,016,46916,773,78717,699,26317,699,33918,298,324

よくあるケースで色々加工してみました。

ここでいう学習費用は学校の学費及び塾や習い事の諸経費を含み、幼稚園は3年、小学校は6年、中学は3年、高校は3年間のそれぞれの単純平均を合算した金額です。それぞれの内訳は後述します。

上記の通り、私立小学校は非常に少数派ですが、その費用は6年間にわたるため非常に多額となります。
このため、私立小学校に進学するか否かで、15年の支出に非常に大きな影響を及ぼします。更にその支出額は毎年増加傾向で、私立中学校も同様の傾向が見られます。一方、私立幼稚園、私立高校はあまり変動がないようです。

この点、私立小学校へ進学した場合、中高も私立で過ごすケースが多いでしょうから、下記「全て私立」で進学した場合、15年間で1,800万円相当の費用がかかることとなり、全て公立で過ごした場合の3倍以上となります。

一方、公立小学校の場合、多数派の公立中学進学のご家庭と、都心で多い中学受験をするご家庭が混在しています。
実際は後者で塾通いをした場合、準備のタイミングや志望校によっては数百万円かかることも考慮する必要があります。

この点、下記にアンケートを設けさせて頂きます。中学受験を経験されたご家庭は少ないかもしれませんが、もしいらっしゃればご回答頂けますと幸いです。個人情報は伝わりません。結果だけを見ることもできます。

2021年7月6日追記

【アンケート】中学受験をされたご家庭に伺います。宜しければ、中学受験に係る諸費用(塾・書籍・試験など)合計を教えてください。

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次に、最新年度で学費と塾や習い事の内訳でも次で比較してみます。

学習費用の内訳比較(2018年度)

次は、最新年度2018年に絞って、学習費の内訳を比較したいと思います。

スクロールできます
 学習費総額学校教育費学校給食費塾・習い事の関連費用
公立幼稚園223,647120,73819,01483,895
私立幼稚園527,916331,37830,880165,658
     
公立小学校321,28163,10243,728214,451
私立小学校1,598,691904,16447,638646,889
     
公立中学校488,397138,96142,945306,491
私立中学校1,406,4331,071,4383,731331,264
     
公立高等学校457,380280,4870176,893
私立高等学校969,911719,0510250,860

参照:結果の概要-平成30年度子供の学習費調査:文部科学省 (mext.go.jp)

上記の通り、公立と私立で比較すると、学費が違うのは当然でですが、塾や習い事にかける費用も正の相関関係にあることがわかります。しかし、その比率は幼少と中高で大きく異なり、幼稚園では公立と私立で約8万円の差、小学校では約43万円と大きな差がありますが、中高は大きな差はありません。
中学は差がないですが、これは公立では多くの方が高校受験をする方が多いのに対して、私立では中高一貫であれば特別な高校受験対策をする必要がない点が挙げられるかもしれませんね。

現実的には、幼小は公立へ通い、中学と高校では私立も選択肢に入れるルートを取る方が多く、高校受験の方がコスト的にも抑えられると言えそうです。
実際には公立小で中学受験をする方だけで抽出するとまた別の表ができて、私立小に通った場合と比較して、どちらがコストがかかるか、という議論にもなるかと思われます。これは、上述のアンケートの傾向が出れば比較検討したいと思います。

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