皆さまこんばんは。
本日は伸芽会主催の早実の講演会に参加してきました。
本年新校長となった森国新校長より、早実の学校説明と入試情報を中心とした講演が1時間ほどありました。
有意義な内容でしたので、要旨を下記にまとめます。新校長直々の学校説明でしたが、誠実さが感じられてわかりやすい説明でした。
今まで関心がなかった方も、総じて早実へ好印象を持ったのではないでしょうか。
早稲田実業初等部の特徴説明
早稲田実業初等部で抑えるべき校是、校訓、教育方針は下記のとおりです。
校是
去華就実:上辺だけの華やかさだけでなく実をとる、外面的な美しさより内面的な美しさを求める精神のもとに、人格育成を目指す。
校訓
三敬主義:他者を敬い、自己を敬い、事物を敬う。
教育方針
①男女共学により、両性の相互理解に基づく人間性豊かな児童を育成する。
②一人一人の児童を尊重し、それぞれが持っている個性の芽を伸ばす。
③身体を鍛え、豊かな心を養い、確かな学力を身に着ける。
④自ら学び、自ら考え、自ら創り出し、自ら表現する力を育てる。
⑤国際社会に生きる人間としての資質・能力の基礎を作る。
その他特徴
・自然発見:子供たちの生活の中にある身近な自然や環境に働きかける活動
→コミュニケーションを大事にする。
・英語授業:1年生から実施する。オーストラリア、ハワイ、スイスなど10日程度のサマープログラムなど充実。
・早稲田大学の国際交流センターの留学生と、地元国分寺を案内したり交流する。
・課外授業が豊富(稲作体験、宿泊体験学習など)
入試関係
来年度の入試日程も本年とほぼ変わらない予定とのこと。
→どの日程になるかわからないため、とりあえず出してみるご家庭も多いです。このため、例年10倍を超える表面倍率と実際の受験者には、10%~20%程度の差が生じます。
1次(考査):11月1日~5日
2次(面接):11月8日~10日
2018年度考査
ペーパーテスト、絵画、生活習慣、集団テスト(箱でタワー作成、うちわで風船を運ぶなど)、生き物の真似など。
2018年度面接
父母と子供の3者で参加。学校側は校長と教員3名程度。
子供に対しては質問が多く、大人に対しても物おじせず話せるかがポイント。校長によると、初等部は中高での対応よりもはるかに大変だったとのこと。また、お子様が実力を発揮できるよう、笑顔を絶やさず接したとのこと。
求める人物像
・自分でできる子供
・コミュニケーション(ルールを守る。)
・話を正確に聞き取り、考えられる。
・伸び伸びと自己表現できる。
大学への推薦枠
下図は2017年度(2018年3月卒)の推薦枠と進学者一覧です。希望すれば、ほぼ全員が早大へ進学することができます。
2018年は日ハムの清宮選手など例外もあり、一部医大を中心に他への進学がありましたが、その他は早大へ進学しています。
看板の政治経済学部、最近人気の国際教養は推薦枠一杯で、理工は枠が余っているようです。文系学部の多くの枠が埋まっていますが、早実は文系が多いのでしょうか。
早大の理工系学部の就職実績は政経と同等以上のはずですので、この結果だけ見ると、理工に行きたい方にとって望ましい傾向ですね。
図:早稲田実業学校初等部学校案内2019より抜粋
最後に運動会と学習発表会の映像を見て終わりでした。
場所が国分寺ということで、地理的に我が家では現在受験予定はありませんが、学校自体は通学時間が長いことは気にしていないとも聞きます。このため、常識的な範囲であれば遠方でも受験において不利にはならないと思われます。
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