【公文】掛け算の練習開始、、、幼児期の九九は必要?

公文掛け算表

皆さまこんばんは。

今日は九九に関してのお話です。もうすぐ掛け算が始まるようで、九九の予習が始まりました。

よく幼児期にこのようなお話が出るかと思いますが、私は正直、一般的にはこの九九の勉強は幼児期では特段不要と考えます。
先日ボークさんの講演に関するブログでお話しした通り、日本全体として、このような丸暗記の学習については批判的な流れにあり、また受験などにおいても考えさせるプロセス、非認知能力を重視する傾向にあります。

にもかかわらず、九九を覚える意図は何か、というと自分なりに理由があります。覚えることが目的ではなく、自信をつけさせることが目的だからです。

周りのお兄ちゃんのお姉ちゃんを目標としつつ、同年代からは目標とされるポジションが何かに取り組むモチベーション維持としては最適です。

非認知能力を大事にした教育は、それが一貫して評価に反映されてこそ活きると考えます。米国ではそのプロセスがすでに確立されているからこそ成立しますが、これまで一つの正解に点数を落とし込んで評価してきた日本のスタンスを変えるのは容易ではありません。

日本は何にしても米国のメソッドを取り入れるのが好きです。
会計面では、10年ほど前に、「内部統制監査」、いわゆるJSOXというものが日本で始まりました。簡単に説明すると、これまで会社の数字のみ監査していた会計士(監査法人)が、会社のガバナンスがしっかり機能しているかチェックしましょう、という制度です。

これは米国などで導入されていたものをベースとして導入したものですが、これまでの監査に加えてお金をとって監査しているので、企業にとってはコスト増となります。
しかし結果はいかがでしょう。最近では日産、少し前は東芝。その他数知れず、よく企業側から内部統制監査は意味がない言われています。会社の内部実務についてはそもそも会計士はわかりませんからね。

このように文化、歴史、国民性の違いから、米国の制度導入がうまくいくかどうかはわからないと見ています。
つまり、これから教育の在り方を変えようとしている中で、それが日本になじむかわからない状況下においては、非認知能力について良い点を取り入れつつ、単なる丸覚えはできるだけ控えて背景を教えながら、会話を重視し、バランス良く先取り学習をしようと考えています。

私が言うのも矛盾しますが、いろいろな情報が錯綜するなかで、偏った極論は危険で、正しい情報を取捨選択して、将来に備えることが必要と考えます。

さて、話を戻しますが九九については12月でマスターして、来年に望みたいと思います。九九については、やったほうがいい、やってはいけないという結論よりも、その背景に何か意図があるのかないのかが問題かと思います。

因みに掛け算の概念は先日ご紹介した100玉そろばんが大活躍します。どの掛け算をしても100を超えることがないので、単なる丸暗記ではなく、そろばんで掛け算の概念を教えることができます。

娘はドラえもんが好きなので、ドラえもんの九九の本を購入しました。CD付でドラえもんが歌を歌いますが、脱力感たっぷりで、ちょっと音痴風。4,5回聞くと、頭の中で歌ってます。上記背景を教えつつ、覚えさせようと思います。

現状前向きに取り組んでいるので、理解しながら覚えてもらい、このまま調子よく進めてほしいです。

 

ドラえもんの九九

 

 

 

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