【東京都】進研ゼミ小学講座の受講者数・受講率(私立小学校・国立小学校)

進研ゼミは東京都で、小学1年生の32,175人(2020年4月)、割合にして3.3人に1人がチャレンジタッチ1年生を受講しているとのことです。
この率は凄まじいですが、授業の進行が異なる私立や国立ではどの程度受講しているのでしょうか。
学校ごとの人数は開示されているので、児童数を使って割合を計算してみました。

目次

私立小学校・国立小学校児童の進研ゼミの受講割合

小学校1年生~6年生の合計を対象として、児童数全体の概算を基に計算したところ、結果は上図の通りとなりました。進研ゼミの受講割合は、児童総数27,676人に対して全体で4,510人の受講者がおり、受講割合は16.3%です。

下記は一覧です。

学校名進研ゼミ受講者市区町村区分児童数(目安)受講者割合
東京創価162小平市私立5750.282
聖ドミニコ学園111世田谷区私立4930.225
東京女学館103渋谷区私立4670.221
立教女学院89杉並区私立4320.206
学習院初等科159新宿区私立7850.203
青山学院初等部150渋谷区私立7530.199
聖心女子学院初等科124港区私立6340.196
慶應義塾幼稚舎162渋谷区私立8640.188
清明学園初等部72大田区私立3870.186
東洋英和女学院88港区私立4740.186
成蹊130武蔵野市私立7040.185
帝京大学52多摩市私立2820.184
東京三育30練馬区私立1630.184
東京学芸大学附属大泉108練馬区国立5890.183
文教大附属49大田区私立2680.183
武蔵野東101武蔵野市私立5550.182
昭和女子大附属昭和116世田谷区私立6510.178
国立音楽大学附属50国立市私立2830.177
桐朋76調布市私立4320.176
田園調布雙葉130世田谷区私立7400.176
光塩女子学院初等科87杉並区私立5000.174
目黒星美学園114目黒区私立6560.174
白百合122千代田区私立7120.171
お茶の水女子大学附属107文京区国立6330.169
品川翔英36品川区私立2140.168
日本女子大学附属豊明118文京区私立7020.168
国本51世田谷区私立3050.167
晃華学園76調布市私立4550.167
東京農業大稲花24世田谷区私立1440.167
星美学園99北区私立5980.166
東京学芸大附属世田谷104世田谷区国立6300.165
成城学園初等学校104世田谷区私立6390.163
東京学芸大学附属小金井99小金井氏国立6180.16
早稲田実業初等部101国分寺市私立6420.157
聖学院67北区私立4290.156
東星学園28清瀬市私立1860.151
トキワ松学園41目黒区私立2760.149
啓明学園初等学校34昭島市私立2300.148
雙葉72千代田区私立4920.146
川村81豊島区私立5620.144
暁星96千代田区私立7100.135
東京都市大付属62世田谷区私立4690.132
淑徳88板橋区私立6690.132
東京学芸大附属竹早63文京区国立4800.131
立教92豊島区私立7170.128
和光鶴川48町田市私立3830.125
桐朋学園53国立市私立4300.123
宝仙学園54中野区私立4500.12
聖徳学園45武蔵野市私立3820.118
自由学園初等部20東久留米市私立1720.116
国立学園66国立市私立5960.111
筑波大学附属105文京区国立9600.109
新渡戸文化36中野区私立3740.096
明星学園30三鷹市私立3750.08
和光25世田谷区私立3550.07

参照:進研ゼミ受講生資料 東京都版 合計20名以上の学校のみ
受講者はは2020年4月時点の小学校1年生~6年生合計(農大稲花小のみ、新設のため母集団が不明。概算で2年分の定員で算出)

学校ごとの受講者数は開示されていますが、実際のところ気になるのは児童総数に対する割合です。
受講者数は学校によってまばらですが、受講率にすると差があまりなくなり、10%~20%に多くの学校が落ち着くことがわかりました。
私立・国立小でも凡そ6、7人に1人は進研ゼミを受講していることとなりますね。

面白いのは学校のカテゴライズによる受講率の差です。
どちらかというと内部進学が前提の附属小学校は進研ゼミの人気が高く、内部進学で競争がある国立はやや低いです。
更に、国立学園や宝仙など、ほとんどが中学受験をする私立小学校も受講率が低いです。

見識がある方はもうピンと来たでしょうが、
低学年のうちから中学受験を見据えて先取り、塾に通う方が多い傾向がある学校は進研ゼミの支持は低く、学校の進度に併せて学習すれば良い学校は支持が高いようです。

また、公立の分布を見ると市区町村の地域差もあるように見受けられます。
中学受験率の高いエリア、学習塾の多いエリアはやや低いです。このため、私立も学校の所在地により一定の相関関係があると思われます。

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