東大生が子供の頃に習っていた習い事として、ピアノは毎回上位の常連ですね。
下記の通り、違うメディアで集計しても、それぞれ過半数がピアノを子供のころに習っています。
概ね6割の東大生が、子供の頃にピアノを習っていたとは驚きですね。
ピアノは手先の巧緻性向上につながるとよく言われますが、今回は具体的に何に効果があるのか、いつ学ぶのが効果的なのかお話したいと思います。
第一に、ピアノは右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という神経繊維の発達を促す効果が期待されます。
脳梁は、鍛えれば鍛えるほど、多数の道ができ、また太くなり、情報を迅速に引き出すことができるようになります。
脳梁は1歳頃から発生しますが、3歳~5歳になると、体全体を使って細かい動きを起用に行うことができるようになります。これはモンテッソーリの敏感期にも通じるところがあります。この手段はピアノだけではありませんが、3歳~5歳は五感を刺激するのに非常に良く、成長しやすい時期とされています。
巧緻性が成長するこの時期の取り組みとして、おすすめの一つがピアノということですね。
ピアノは指先や手などの動きも関係するので、身体能力も一緒に成長させることが期待されます。
また、ピアノは頭で考えながら手を動かすので、錐体路という脳の運動神経を発達させます。
錐体路は頭で考えたように体を動かす神経のネットワークですので、ここを鍛えることで反射神経の良さにも通じることとなります。
更に、ピアノは音を通じて聞く力も育てます。この音を聞く力は、言語を聞く力とも通じるところがあり、言語能力の早期発達を促す効果も期待されます。
このように、ピアノの学習効果は色々な相乗効果も期待されますので、幼児期に特におすすめの習い事です。
是非ピアノが何に役立つのか、その理由と時期を考えながら、通われると良いと考えます。
モンテッソーリによれば、敏感期としての適切な時期があります。
この時期に習うことが大事で、早すぎたり遅すぎたりすと、お子様が興味を持てなかったり、学習効率が落ちたりします。
個人差はありますから、幼児期にお子様が興味を持ったタイミングがお子様の敏感期です。
是非興味を持ったタイミングを見逃さず、その好奇心を大切にしていただければと思います。
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