【海の公園、江の島】ホンヤドカリ・ヨコバサミの飼い方と餌:貝殻引っ越し動画あり

長年、海の公園と江の島で見つけたヤドカリを飼育しています。
ヤドカリは足が10本あり、一番前にある足の先は2つに分かれ、ハサミのようになっています。
エビやカニと同じ甲殻類ですが、貝殻に入って過ごすため体の形状が異なっています。

海の公園と言えば、潮干狩りで有名ですが、海の生き物がたくさんいますね。
潮干狩りに飽きた子供たちが、一生懸命探しています。

海辺の楽しみ方。|ブログ|海の公園公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会 (hama-midorinokyokai.or.jp)

目次

ヤドカリの種類

海の公園や江の島の他、日本の海岸岩場で見つけられるヤドカリの多くははホンヤドカリ、次いでヨコバサミです。
ホンヤドカリもヨコバサミもヤドカリの仲間で、両者とも100種類以上います。
ハサミの特徴から、右側のハサミが大きいホンヤドカリのグループ、同じまたは左側の方が大きいとヨコバサミを含むヤドカリグループに分類することができます。
細かい種類の特定は難しいものの、海の岩場の潮溜まりで見つかるヤドカリの多くは、飼育の仕方は同様です。ホンヤドカリは目が丸く、小さめなものが多いです。

グループの分類事例は下記の通りで、タラバガニはホンヤドカリグループに属し、甲長40センチ以上あるヤドカリ最大のヤシガニは、宿狩りグループに属します。

ホンヤドカリグループ
ケアシホンヤドカリ
ホンヤドカリ
ヤマトホンヤドカリ
ベニホンヤドカリ
タラバガニ

ヤドカリグループ
イソヨコバサミ
ケブカヒメヨコバサミ
ホンドオニヤドカリ
イシダタミヤドカリ
アカボシヤドカリ
ヤシガニ
オカヤドカリ


干潮時期に行くとたくさんのヤドカリが見られます。

ヤドカリは江の島より海の公園の方が見つけやすいです。
海の公園では、大人は貝に夢中、子供は希少なカニや小魚に夢中になり、ヤドカリはやや放置されています。
なぜヤドカリが放置されているかというと、恐らく理由は簡単。たくさんいすぎるため、希少性がないためと思います。
シーズンにもよりますが、生きているアサリ1に対してヤドカリは5~10の割合で見つけられます。
上図では、アサリのように見える貝はたいてい貝殻ですが、ヤドカリの丸い貝は9割がた中にヤドカリがいます。

またもう一つ理由があります。このヤドカリ、飼育は基礎知識があれば簡単ですが、なければ難しいです。
それゆえ、このブログを見れば間違いないように記載したいと思います。

ホンヤドカリの一生

ヤドカリの赤ちゃんは卵の間はメスのお母さんのおなかの中で過ごします。
メスはオスに抱えられて行動する習性があるので、オスとメスに守られます。

卵は最初は真っ黒。実際の大きさは、HBぐらいの鉛筆で点をつけたぐらいの大きさ。
だんだんオレンジ色になり、孵化と同時にヤドカリのあかちゃんが飛び出します。
この時点で母子分離。この赤ちゃんはゾエアとも呼ばれます。この大きさも小さいですが、動くので肉眼でわかります。

まだ貝殻もハサミもないです。波に揺られながら、跳ねるように泳ぎます。
2ミリ程度の赤ちゃんはより小さなプランクトンを食べながら大きくなっていきます。
当然、他の生き物に食べられることも多いです。

赤ちゃんは数日ごとに脱皮し、回数を重ねるごとに大きくなっていきます。
徐々にハサミ、足が出てきて、ヤドカリらしい形になります。この状態はグラウコトエとも呼ばれます。
これ以降、つまんで食べることができるようになります。

まだ貝殻はないですが、ヤドカリの形をした子供は足で岩を歩いたり水をかきわけて泳いだりできるようになります。
この後、自分の体にあったサイズの貝殻を見つけると、貝殻を綺麗に掃除して、貝殻を背負って歩いたりします。

因みにヤドカリのおなかは、ほとんどの貝殻が右巻なのと併せて右に曲がっています。
その後、すぐに違う貝殻に入って、試行錯誤の繰り返し。
半分以上のヤドカリは、現状の貝に満足していないようで、このお引越しを生涯にわたって繰り返します。

貝殻を背負ってからは泳ぐことはなくなります。凡そ1月に1回は、体の成長に合わせてお引越しします。

ヤドカリの捕まえ方・特徴

潮干狩りの干潮時期、水辺に行くと無数に歩いていますが、岩場でもヤドカリが多いスポットがあるようです。
一匹いればたくさんいるケースが多いです。貝は地味な色が基本ですが、青色や赤色などお洒落なのもいます。飼育しているとわかりますが、色付きの貝は人気ですね。ヤドカリにもお洒落があるのかもしれません。
春頃、オスがメスをつかんで運ぶ様子もたくさん見られます。

ヤドカリに関して特に網などは必要なく、素手で捕まえられます。
貝殻を拾おうとするとシュッと隠れて、ハサミで蓋をします。こうなるともう動かないのですが、貝殻の反対部分を持って出口を上方部に持ってくると、ヤドカリの方が「何だろう??」という様子でにょきっと出てくる習性があります。

驚かせると潮を吹きながら隠れますが、驚かせなければ手の上でもトコトコ歩いて可愛いです。

ホンヤドカリの飼育に必要なもの

何も知らない状態でホンヤドカリを持って帰ってきて同じ水に入れていたら、、、恐らく2,3日で死んでしまいます。
まともな状態なのは1日ぐらいでしょう。このため、下記道具が早急に必要となります。

・飼育ケース(水質維持のため大きめが良い)
・エアーポンプ(ブクブク)
・エサ
・海水の素

・海水比重計
・カルキ抜き
・砂
・引っ越し用の貝

特に重要なものがエアーポンプ、海水の素です。
餌も重要ですが、2,3日なくても大丈夫。

まずエアーポンプは本当に重要です。
ホンヤドカリを捕まえたら、当日中にお魚系のペットショップに寄りたいところ。
時間的に間に合わなかったら、すぐにアマゾンで翌日配達したいところです。
これが海の公園の売店で売っていれば毎日売れるのにな、、、と思います。

飼育ケースが小さめであればそれに合わせてエアーポンプも低めにすると良いです。
我が家が使っているのは下記ニューフラワー。上の出っ張りを外せるのでかなり低いところからブクブクできます。

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ありがちなのがエアーポンプを忘れるケースです。こちらお気をつけて。
エアーポンプは音がうるさいことがあるのですが、下記ジェックスは音が静かで屋外でも使えます。

これがあれば、数日延命しますが、次に数日内に水を替えなければいけません。
この際、海水に準じた水を作らなければなりません。

これが結構面倒なポイントですが、飼育が慣れてくると、飼育数にもよりますが1ヶ月に1回程度の水替えで大丈夫です。
正式には少しずつが理想ですが、水に慣れていれば、一度に全部変えても大丈夫。砂に含まれた水が残りますし、新鮮な水になるだけですからね。
これを楽に確実に済ませようと思うと、海水の素を入れて、水を入れてかき混ぜて、ハイドロメーター(海水比重計)で計って調整するのが一番楽。比重計がない場合は、500ミリリットルのペットボトル蓋に海水の素を満杯入れて、蓋を閉めてかき混ぜればある程度近似します。
時間が経過すると濃度が濃くなってきますのでご注意ください。

この海水の素、、、本当に欲しいときに手元にないと困ります。
我が家も当初慣れていないときに、水をどうしても変えないといけない局面になりましたが、欲しいときは夜間に入手できません。店舗によってはドン・キホーテなどにあることもあります。

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同時にカルキ抜きをしてあげてください。海水用であれば大丈夫です。
下記を適量入れると水が気持ち青白くなり、カルキ抜きと同時に長持ちします。

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次に餌です。
ネットで調べると、色々食べると出てきたりしますが、意外に大変です。
一般的には、浅利、刺身、海藻、魚肉ソーセージ、そしてザリガニ用の餌。
実際は、結構食べるものを選別する傾向があり、食べ残しがあるとすぐに水が濁ります。 
環境に慣れるまでは餌を食べないこともありますから、いきなり多くの餌を与える必要はありません。

ザリガニの餌でもブランドによって味や大きさが異なり、好みがあります。
我が家のホンヤドカリは下記、コメットのザリガニ・カニの主食が大好きです。
一度テトラの「ザリガニの主食」を試してみたところ、やや粒が大きめで、うちのヤドカリには合わなかったようで、水が濁りました。我が家はテトラ製品をかなり愛用していますが、ヤドカリの餌だけは合いませんでした。

食べ残しは水を汚す原因になるのでご注意を。
もし餌を食べなくて困っている方がいたら下記をお試しください。

コメット 水槽 ザリガニ・カニの主食 沈下性 40g

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ここまでできれば、ひとまず安心。あとは足場の砂を準備してあげると良いですね。
砂があるとヤドカリは落ち着きます。我が家は下記を使っていますが、砂はなんでもよいです。

SANKO オカヤドカリのサンゴ砂

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最後にケース。ケースは広めのものが良いですね。昆虫ケース兼用で適したものもあり、ヤドカリに関しては水替えなど踏まえ、こちらの方が便利と思われます。ブクブクのチューブを入れる丸穴、傾けるだけで水が捨てられる細い縦穴もありますので、一度使ったらきっとこれ推しになります。

マルカン プラケースワイドビューフラット BL PW-06FB

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最後に引っ越し用の貝。ただ、ホンヤドカリに関しては自然にある貝を好む傾向がありますね。
市販のものであれば、小さめのものにしてください。

引っ越しのタイミングを見るととっても楽しいですよ。
ホンヤドカリだけではないですが、カタツムリの殻に入ったり、アクリルキャップに入ったり、入るものがないから岩の下に挟まってみたり、楽しいですよ。

オカヤドカリの 宿替え貝殻S

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ホンヤドカリの冬の過ごし方

いずれ冬が来ると、室内か室外かでヤドカリへの対応が変わってきます。
室内の場合はこれまでと変わらずです。

室外の場合は、冬眠はしないもののじっと動かなくなります。
しかしながらご心配無用。エサもあまり食べませんが、一か月程度放置していても大丈夫です。
乾燥しますので、水質はキープするようにしてあげましょう。

ヤドカリの引っ越し動画 ~出戻り編~

個人撮影にしてはレアと思われる挙動が撮れました。
引っ越しした後に、何か気に入らないものがあったのか、突然慌てて戻る様子が可愛いです。

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