【2010年~2021年最新】公認会計士試験の合格者推移:最年少合格は16歳!大学受験と両立できる?

会計士

今日は久しぶりに簿記、公認会計士のお話をしたいと思います。
テーマは会計士試験と大学受験との両立です。できるだけわかりやすく説明したいと思います。

公認会計士試験は原則として、多くの受験生はまず短答式試験に臨み、短答の合格者が夏の論文式試験に挑み、11月中旬ごろ合格発表されます。2020年度はコロナ禍の関係で試験が11月に実施され、合格発表は2021年2月16日に行われました。最新の結果を含む合格者推移は下記の通りです。

 

区   分2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年
願書提出者数(a)25,64823,15117,89413,22410,87010,18010,25611,03211,74212,53213,231
短答式試験受験者数22,57920,79015,65311,7389,2908,6208,6449,41610,15310,56311,598
短答式試験合格者数2,3962,2311,2741,7661,4051,5071,5011,6692,0651,8061,861
論文式試験受験者数5,5124,6323,5423,2772,9943,0863,1383,3063,6783,7923,719
最終合格者数(b)2,0411,5111,3471,1781,1021,0511,1081,2311,3051,3371,335
合格率(b/a)7.96%6.53%7.53%8.91%10.14%10.32%10.80%11.16%11.10%10.70%10.09%
合格者最高年齢61歳64歳59歳57歳67歳67歳67歳62歳55歳62歳61歳
合格者最低年齢16歳19歳18歳19歳17歳19歳19歳19歳18歳18歳18歳

2020年の合格者、合格率と前年比較は下記の通りです。合格者平均年齢は毎年25歳前後です。但し、年齢ごとの合格率を取ると、面白い傾向がわかります。

下記は2019年の結果です。

年齢合格率(%)
20歳未満10.1
20歳以上25歳未満15.3
25歳以上30歳未満11.6
30歳以上35歳未満8.1
35歳以上40歳未満5
40歳以上45歳未満3.4
45歳以上50歳未満1.9
50歳以上55歳未満0.8
55歳以上60歳未満1.2
60歳以上65歳未満1.2
65歳以上0

上図の通り、合格率は30歳まで10%をキープしていますが、その後急減していることがわかります。
これは、会社員など働きながら勉強する方の割合が増えるからですが、30歳を超えて勉強を始めようとする方にとっては嫌なデータです。試験はどうしても暗記量が多いので、物覚えが良く、まとまった勉強時間が取れる若年層に有利な試験です。

20歳未満の合格率が最高でない理由は、18歳で勉強を始める方が多いからと推察します。通常1.5年~2年で合格したら最短合格となりますので、それでも10%の合格率をキープしているのは非常に高い数字と思われます。

なお、女性比率は毎年2割ほどです。受験者の学歴がある程度高く、ボリュームゾーンの学歴は早慶、MARCH、関関同立あたりですので、それなりの難関とされています。

上記データを踏まえ、この試験の大きな特徴は下記の通りです。

無職専念が有利

会計士試験は試験範囲が広く、まとまった勉強時間を必要とします。
通常は朝から夜まで勉強することが当然で、その中の質が求められます。
受験生は一日8時間ぐらいが平均と思われますが、合格者は実際のところ、10時間以上(休憩除く)勉強している方も多いでしょう。

合格者に占める社会人合格者の割合は6.6%ですが、これはあくまで自己申告。フルタイムで働いている方はもっと少ないと予想します。

予備校へ通う必要がある

実際のところ、合格者の99%は受験予備校に通っています。
大学に加えて専門学校へ通学することは、よくダブルスクールと称されます。費用は初学で割引含め概ね40万円~50万円、通学期間は1.5年から2年程度です。残念ながら不合格で継続する場合は無料~30万円程度ですが、20万円程度が多いと思います。

なぜ予備校が必須かというと、大学受験のように市場が大きくないことに加え、毎年試験委員が入れ替わり、問題傾向もがらっと変わってしまうからです。新しい試験委員が何を専門としているかなど、都度調べるのは著しく不合理です。

このような試験制度においては、皆ができているところを確実にできるようにして、皆ができないところはできなくてもよい、というのが会計士試験の鉄則です。

このような理由から、一般の書籍はほとんどなく、これだけで勉強する人はほぼ皆無です。合格率は低いですが、社会人でも合格は可能、但し独学で合格したという話はあまり信じない方が良いでしょう。

予備校は合格率と母集団のバランスでみると、私が合格した15年以上前は資格の大原が一番でしたが、近年は東京CPA会計学院 が人気です。母集団では老舗TACも無視できません。

高校在学中の合格は著しく少ない

最低合格年齢は例年18歳~19歳ですが、最年少記録は2010年の16歳です。
これは長らく破られていません。年によっては高校生で合格したりする方も多いですが、統計的にはもう少しいてもおかしくないはず。

なぜいないのでしょうか。

私見になりますが、この理由は現状の受験システム、大学試験科目との連携、早期合格のメリットを天秤にかけた結果といえると考えます。会計士試験が難関というよりも、優秀な層が早い段階から勉強しないから、と考えます。

旧センター試験で簿記3級程度の簿記科目がありましたが、会計士の勉強が一通り終わっていれば簡単に100点です。感覚的には、偏差値60程度の大学受験生が、中学の1次関数を、選択式で解くようなものです。

この科目は立命館など一部の難関校でも採用されており、100点センター結果を利用できるのであれば利用価値があるはずですが、まだまだこの科目を認知している方も少ないです。また、難関大学の多くはまだ科目として認めていません。

よって受験と会計士試験を両立しようと思うと、受験システムを知り尽くした上で、リスクを取って計画する必要があります。

目次

会計士試験と大学受験との両立

上述したように、本来会計士試験の勉強は丸一日勉強したとして、1.5年~2年必要です。また、会社法などは完全に法律科目なので癖があり、高度な読解力が必要です。

もし早い段階で会計士試験に取り組むのであれば、大学受験につながる勉強はかなりセーブしなければなりません。並行して進めるにしても、学校の勉強時間はかなり影響を受けるでしょう。

会計士早期合格のために商業高校へ進学するという手もありますが、最年少合格のためだけであれば、個人的にはお勧めしません。会計士に出身大学など関係ないと言いたいですが、やはり多少影響します。高校在学中に合格すれば得るものがあったことになりますが、大学在学中に合格するメリットと比較してどの程度の差があるか微妙なところです。

これらを踏まえ、会計士早期合格を目指しやすい環境は私立大学の附属高ということになります。受験を回避できる上、自分で自由にできる時間を比較的有意義に使比較的えるからです。デメリットを抑えた現実的なプランとしては、これが一番望ましいですね。

では大学受験予定で、最年少合格を目指したい場合はどうするか。

この場合は、潔く高校2年生までに合格可能性について見切りをつけましょう。
簿記1級が会計士試験の入り口みたいなもので、受験資格のバロメーターです。ここまで終えていれば、会計士試験で勉強する範囲の凡そ2~3割をカバーできることとなります。

高校1年からは会計士受験に専念し、高校2年に受験。今は短答式合格を持ち越せるので、
仮に高2で論文試験が不合格でも高校3年の夏の受験で有利なポジションに着けます。ここで合格しても最年少クラスです。この実績は自分を生涯助けてくれるでしょう。

高校2年か3年で合格すれば、卒業後に監査法人で特異な扱いをされ、高時給でバイトさせてもらいながら受験勉強もできます。ちょっと乱暴な言い方ですが、1浪ぐらいしてもお釣りがくると思いますよ。
監査法人のバイトですが、現状の学生は事例を知りませんが、さすがに3,000円は下らないでしょう。因みに会計士経験者のバイトは時給5,000円前後が相場です。

他の方よりリスクを取ったプランになりますが、いかがでしょう?
漫然と大学受験を横並びで受験するよりやりがいを感じませんか?

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