小学校受験お受験アプリ(できましたっち・ひとりでがんばりマスター)のメリット・デメリット

近年、幼児向けのタブレット教材が増えてきていますが、長いコロナ禍で完全に定着したと言えます。
有名どころでは、幼児期では下記が人気ありますね。

スマイルゼミ・・幼児学習全般
RISU・・算数、図形
シンクシンク(ワンダーボックス)・・図形

【ベビー・幼児】人気の知育通信教育・デジタル教材:おすすめ診断と年齢別比較 | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

ご存知の方も多いと思います。
この点、近年は小学校受験についても気軽にタブレット学習ができるアプリ教材が出ています。

まだ数は少ないですが、よく話題に挙がるのは下記2点です。
これらはまだ評価が定まっておりませんので、メリット・デメリット及び皆様の見解を伺いたいと思います。

目次

できましたっち(ジャック)

2020年2月にリリースしました。コロナ直後で、我が家も受験中です。
タイミングが早いので、コロナに合わせてというわけでもないでしょう。

‎「できましたっち!ジャック小学校受験ペーパー問題集アプリ」をApp Storeで (apple.com)

商品説明はとても魅力的なキャッチコピーが並びます。

数量、図形、言語・常識、推理・思考、記憶の問題を3,900問以上収録。無料でも200問以上楽しめます。幼稚園・小学校受験で屈指の合格実績、50年の歴史を誇る「ジャック幼児教育研究所」監修。

有料部分の費用はこちら
全問セット・・27,400円
図形問題・・7,500円
言語、常識問題・・7,500円
数量問題・・7,500円
推理・思考問題・・7,500円

いや~本当に魅力的です。3,900問とか言われたら凄いボリュームですね。
私はひとまず興味を持って、すぐにダウンロードしましたよ。これがどうなったかはまた後程、、

ひとりでがんばりマスター(こぐま会)

一方、今年になって、ひとりでとっくんシリーズで有名なこぐま会もアプリ教材を出しました。

こぐま会監修の幼児教育アプリ「ひとりでがんばりマスター!」 (ganbarimaster.jp)

画像を見ているだけで楽しそうで、興味が沸きますね。
費用もリーズナブルです。

全8巻構成で、費用は下記の通り(全て税込)
各巻単品・・960円
8巻セット・・5,900円
2~8巻セット・・5,400円

徐々に難しくなっていく構成で、新しいので絵が綺麗で取り組みやすそうです。
0巻を試してみましたが、できましたっちより操作性も良くサクサクな気がします。
この後の感想はまた後程、、、

小学校受験問題集アプリのメリット・デメリット

これらの小学校受験問題集アプリ、賛否が分かれそうです。

我が家の場合、ジャックのアプリも定着せず、こぐま会のアプリも受験生にお勧めするには至っていません。
お勧めするのであればジャックのお教室での学習や、通信であればこぐま会のひとりでとっくんシリーズ問題集がいいかなと。
これは、ある程度の難易度の学校を受ける場合は費用対効果を超えたお話だと思っています。

アプリはもちろん良い面もあります。
アプリという性質上、コロナ禍回避はもちろん、お子様がより楽しく勉強を進められる可能性があります。
ペーパーの取り組みを嫌がるお子様で、アプリであれば楽しくできたということも考えられますね。
また、場所を取らずコンパクト、という面もありますね。

しかし、デメリットもあります。
何よりも大きな点は、小学校受験本番はペーパーで出題され、手を動かして書き、運筆能力も問われることです。
タブレットによる出題はされません。

問題を解く際は、紙の上にメモをしながらいかに解くかが重要で、幼児は年中から年長にかけて、試行錯誤しながら成長していきます。アプリを多用すると、鉛筆を使って解いたり、運筆能力を向上させる機会を逸する恐れがあります。

一例を挙げておきます。

・数の増減・・・紙で1個ずつ斜線を引いて漏れなく数える練習をします
・シーソー・・・メロン1ことリンゴ2個が同じで、メロン2個とリンゴ3個を比較する場合は?
 →メロン2個に斜線を引いてリンゴ4個をメモすると確実
・系列・・・3つ、4つ、5つあたりで線を引いて見やすくします。

その他ルーレット、図形の回転、絵の記憶のメモ、単純な運筆能力向上、しりとり、迷路、違うものの消去などなど、書いて解く問題がたくさんあります。

このような理由から、否定するとまでは言いませんが、使用にあたっては注意が必要と考えています。

タブレット教材は動く図形を視覚的にとらえて理解できることもあり有用な一面がありますが、それであれば低額なシンクシンクやワンダーボックスで足りてしまいます。
シンクシンクを運営するワンダーラボはアプリに特化して実に多くの問題を研究しているので、アプリ面での知育のプロです。
ジャックやこぐま会はあくまでお受験会のプロ、老舗であって、ペーパーで出題されるものをわざわざアプリという違う土俵に展開したにすぎません。

ジャックは3,900問もあって十分すぎるボリュームですが、この問題を解く時間だけ、ペーパーを解く時間、過去問を解く時間が減る場合はリスクです。中途半端は駄目なので、これをやりきる気概が必要です。

このようにメリットとデメリットが混在する小学校受験のタブレット教材ですので、長期使用を見据えて、ご家庭の状況や志望校なども踏まえ、慎重に検討いただければと思います。日々の学習形態が大きく異なり、大きな分岐点になるかと思います。

最後に、アンケートで皆様のご見解を伺えればと思います。
宜しければご見解を伺えればと思います。

【アンケート】小学校受験のペーパー教材とアプリ教材、どちらで学習しますか?

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【こぐま会】自宅教材「ひとりでとっくん100」全レビュー | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

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