英語学習の分岐点:英語を英語で学ぶ学習の相乗効果

本日は英語学習の進捗を綴りたいと思います。
幼児期から学習の過程を綴っていますが、大きな流れとしては、幼児期に英語学童、コロナ過ではオンライン英会話、小学校受験直前期はお休み、その後は英語絵本を中心に学習しています。最近は英語塾にも通っており、学校の英語学習の影響も少なからずあろうかと思います。

これは私が子供の頃の環境とは全く異なります。私自身は中学1年生から英語学習を始め、アルファベットや「りんご=apple」など英単語、付随する文法を習っていきました。娘の場合は、文法は置いておいて、会話中心に進めています。英語に関する試験もないですから、文法だけは後付けで良いという判断です。

あと、単語は英語で理解するという点も重視しています。
当初は難解な単語が増えてくると無理があると感じていましたが、英検3級を合格したあたりからその効果に気付きました。英検4級あたりまでは英語を英語で理解するほど上手にコミュニケーションが取れませんでしたが、英会話の基礎が理解できていれば、十分に英語で説明を受けて理解できるようになります。

日本語で説明する理由は、英語で説明されたらわからないからです。
でも英語で説明されて理解できるのであれば、その過程もまた英語の学びになります。

英英学習はシンプルです。
新しい単語が出てくれば、シンプルな単語で英語で説明してあげます。
難しい内容を簡単な英語で説明されて理解することで、コミュニケーションスキルも伸びます。これは日本語を教える際に説明する流れと全く同じ。
このあたり最近の流行りの学習方法の一つですがようやく趣旨を理解しつつあります。

その域に達するまで、最初の英語学習はどうするか?というと、最初はごく簡単なコミュニケーション、簡単な絵本の読み聞かせからで十分です。簡単な英語絵本を毎日読み聞かせすると半年~1年間で苦なく身に着いてきます。
一つ一つ英語の意味を教える必要もなく、自然と染みていきます。幼児は全ての日本語を説明せずとも言葉を学んでいきますが、この過程と同じです。文字に触れる機会を増やすために英語絵本を用いているわけです。

この学習方法ですと、3級にかけて比較級や関係代名詞など文法をどうするか?
と疑問に思いませんか?

私は当初ここは日本語で教えないと駄目と思っていましたが、これも不要でした。
正確には、絵とセットで基礎となる構文を読み、いくつか単語を変えてみたりして練習すれば身に着きます。これは海外の英語学習の方法に則っています。

このように、最初は絵を用いたりしながら構文に触れ、英語絵本をたくさん読む。
これだけで伸びていきます。今の親世代が中学時代に学んだ学習方法とはアプローチが全く異なりますが、時間に余裕がある小学生だからこそできる学習方法とも言えます。

この学習に英検合格を混ぜるから話がややこしくなり不毛な議論となるわけで、英検はあくまでおまけですよ!
小学校の英検3級や準2級、2級なんて子供のやる気の源泉となる勲章で十分です。

とは言え結果的に英検がついてくるのも実際のところです。
この点、日本語を放棄し、文法を二の次にすることで、学習範囲も大幅に減ります。
更に、使える英語として4技能が身に着きます。読めて、聞いて、話せて、この3つができるようになればライティングも身に着きます。

では、3人称のSはどうするんだ??
と思う方もいらっしゃると思います。
私もそう思いましたので。

この答えは、「焦らなくて良い(間違えても良い)」となります。
場数を踏めば、自然と理解します。困るのはどこかというと、英検などの試験の場しかありません。

繰り返しになりますが、小学生低学年にとって、英語学習の本質は英検合格ではないはずです。 
英検はこのあたりを仮に間違っても十分に合格するようになっていますし、上述の通り英語で説明されて理解できるようになったら学べば良いです。

高校英語の範疇に入ってくると難解な単語や理解すべき文法も出てきます。
ここで日本語を介さずに英語で学ぶことができれば凄いですよ、、、耳に入るネイティブの英語も理解できる範囲が増え、あとは勝手に伸びていきます。今はその入口の所にいると解釈しています。

小学校低学年で2級などに合格する方がいらっしゃいますね。
凄いと思いますが、この合格者も「単に早期学習をした方」と「英語を英語で学んだ方」に分かれると解釈しています。

前者の学習方法で学生生活を過ごした今の親世代は、小学生の突き抜けた英語学習に違和感を感じるかもしれません。
是非、余裕のある小学生期に後者の学習方法も調査頂ければと思います。

小学生の英語学習については色々と議論がありますが、試験を目的とせずマイペースで学べる期間であり、非常に有用と考えます。たとえ結果が出なくても試行錯誤できる時間です。一日に一冊でも二冊でもボリュームはお子様次第。
焦らなくて良いです。

SNSを見ていると学習の必要性の議論が定期的に交わされますが、私はあまり興味がない話題です。
熱くなる必要がないからです。幼児期は早すぎる?という議論があって良いかもですが、小学生は上記の理由から
個人のペースでゆったり学んでいけば伸びるし、後からでも良いし、それはご家庭の方針とお子様次第。

背景が異なるご家庭同士で主張しあっても仕方ないです。
お子様の興味に寄り添って、必要な時に必要な量だけ自由に進めれば良いかと考えます。

英検を目安にすると、昔は中学生の3年間で英検5級、4級、3級と進んでいくイメージでしたが、今は小学校6年間で英検5級、4級、3級+αの時代になっていると思います。これから学習する方にとっては嫌味に聞こえるかもしれませんが、3級までは小学生でも本当に無理なく進められます。小1からでも小4からでも大丈夫。お子様が思い立った時に始めましょう。
長い小学生生活、きっと興味が出てくるタイミングがありますよ。

英語学習は今後も続けていきますので、小学生の間はこちらに綴っていきたいと思います。

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