本日のテーマは習い事を探すほうではなく、辞める方にフォーカスします。
0歳の頃は習い事を探しても知育系の教室やベビースイミングなどごくわずかですが、1歳、2歳、3歳と加速度的に選択肢が増えてきます。4歳頃になるとスポーツ系や知育系の選択肢も広がり、公文に通う方も増えてきます。
選択の幅としては幼児期後半から小学校低学年にかけてピークが訪れ、小学校高学年以降は特定の塾やスポーツなど、個人の意向に沿ってやや偏ってくる傾向があります。
この習い事ですが、小さければ小さいほどきっかけは親が与えることとなります。
幼児は好奇心旺盛ですから、習い事を楽しんでいる幼児も多いようですが、その受け止め方は様々です。
これは我が家も気を付けたい所ですが、好きだったり本人が望むからといって異なる習い事をどんどん追加すると、あっという間に毎日が習い事で埋まります。
本人が自発的に熱中することはとことん頑張れば良いと思っていますが、受け身で色々なことを何でも取り組むとはまた違いますので、このバランスはよく考えてあげる必要があります。
習い事を見直ししやすい時期は小学生まででもたくさんあります。
この点、計画的に習い事を取捨選択できる方と、一度通った習い事に情が移り、辞められないご家庭もたくさんいるようです。先生のお人柄も良いし、子供も嫌がっているわけでもないし、辞めると伝えたら悲しむだろうなあ、、とズルズル続けるケースです。
壺に石を入れた後に砂を入れ、最後に水を入れる有名なたとえ話がありますが、最初の石を取り除かない限り、新しいことにじっくり時間を費やすのは難しくなります。
辞められない&教育意識が高いご家庭ですと、小学校低学年にもなると、幼児期から継続している習い事で毎日びっしり。
例えば、幼児期に公文とバレエと英会話教室に通っていたとしましょう。
教育意識高めのご家庭の場合、小学生になると数学塾も気になるし、次は国語も気になるし、中学受験塾も通わないと、そろそろプログラミングも、、
となると間違いなくどこかに歪が生じます。
つまり子供が小さいうちはどこかで必ず取捨選択してあげないといけない。
そのボールは親が投げてあげないといけません。
この伝え方にも注意を払う必要があります。
子供が夢中になっていることを親の都合で辞めさせるのは親子の信頼関係や、自己肯定感の側面から、長期的によくありません。また、辞める回数が多いと「やめ癖」にも繋がりかねません。本来、何事も継続する思考は肯定的に考えられることが多いので、子供が物事を理解してくる幼児期後半以降は留意したほうが良いでしょう。
このように、習い事を辞める前提として、子供の気持ちへの配慮は必要不可欠です。
嫌がっている場合は、可能であれば時期をずらしてあげるのも良いでしょう。1年経てば考え方も変わることがあります。
それでも変わらなかったら?それほど好きな習い事と出会えたことに感謝したほうが良いかもしれません。
お子様との関係で辞める方向で問題がなければ、次は親の思考も大事です。
必要ないのになかなか辞めると言い出せない心優しい方は、辞める事で心が痛む場合、お休みするという思考でご自身の心の内でお茶を濁すのも良いでしょう。
例えば小学校入学前であれば、直前の3月、1か月程度休んだとしたら、また小学生から続けるかどうか。
続けないだろうと答えが出ている場合は、一度お休みしたほうが良いかもしれませんね。
気軽に始めたつもりなのに「辞めると言えない」ケースが一番勿体ないです。どんな習い事も辞める時は来ます。
一時流行った断捨離は、モノがなくなることで、物理的にスペースができる事に加え、目に入らない事、効率よく動ける事など、何事にも余裕ができる思考です。これと同じで、不要な習い事はズバッとなくし、壺の石を取り除くことで、時間的、精神的余裕が生まれます。
この時間で公園で親子や友達との今だけの時間を大事にすることの方が、後々プラスに働くかもしれません。
習い事をたくさんするご家庭も、そうでないご家庭も徐々に増えてくる習い事の整理は非常に大事です。
破綻しないように、節目で整理して時間と心の余裕を作ってあげてください。
我が家の習い事の意思決定、辞め時事例
我が家の意思決定を挙げておきます。
公文など最近ブログで挙げていませんでしたから、長く読んで頂いている方はどうしたのかな?
と感じて頂いていた方もいるかもですね。公文は通学が要ですから、コロナ禍と小学校受験でやや控えめになっていますが、トロフィーが貰える範囲でまだ頑張っています。
また、空き時間を増やして家族の時間を増やしています。
娘は運動が好きなので体を動かしている時間が多いですね。
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