お茶の水女子大附属中学校の刃物事件から考えるセキュリティ問題

お茶の水女子大学校門前

皆さまこんばんは、WASABIです。

平成最後のブログは皇室がらみの論点です。

先日4月26日に白昼堂々、お茶の水女子大附属中学校で大事件が起こりました。
こちらの中学校は秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまが通われる学校ですが、悠仁さまの教室、しかも悠仁さまの机に、教室に誰もいない間に刃物が2本置かれていたというもの。

この事件の衝撃は大きく、学校に通われている方はもちろん、近隣の小学校に通っている方、同世代の子を持つ親にまで不安を与えました。まず犯人が捕まらないことには始まりませんでしたが、先ほど犯人が捕まりました。

犯人は京都在住、平塚市内のビジネスホテルに宿泊していたようで、当日は水道工事の業者を装って学校内に侵入したようです。動機はまだわかりませんが、しっかり地下鉄で帰っていて防犯カメラに映っていたとのこと。犯人の詰めが甘くて助かりましたが、このあたりはタクシーが非常に多く、頭を使って逃亡していたら追うのが難しくなったかもしれません。

茗荷谷は国立小学校が集まる小学校受験生の憧れの地で、他にも学校が多い文教地区です。このような場所でこのような事件が起こることは影響もより甚大なのですが、被害者が出なかったことは不幸中の幸いかもしれません。

今回の事件はまだ憶測を呼びそうですが、最近は世論的に秋篠宮家に風当たりが厳しく、同様の事件が起こるかもしれないということで、問題提起や批判は続きそうです。国立にわざわざ行かせたことで今回の事件が起きたのは事実で、一歩間違えれば大惨事になっていたかもしれません。

今後、事件があったお茶の水はもちろん、良くも悪くもこの周辺、更に関東全域の小学校のセキュリティが見直されることとなるでしょう。

実は私は先月、小学校受験に備えてイメージを持ってもらうため、お茶の水の入り口まで娘を連れて見に行きましたが、正直セキュリティのセも感じませんでした。でもあのような事件が起こる前は無理もないと感じています。通常、何もないのが普通ですから。

お茶の水女子大学校門

今後ですが、幼稚園から大学院まで同じ敷地内にあるお茶の水は対応が大変です。そもそもこれが売りだったはずですが、大学生を含め全てに目を光らせるのは非効率であり、本来の趣旨とは矛盾しています。多くの大学はそもそも部外者も出入り自由ですからね。

今回の事件を受け、再発防止のためのセキュリティは2つに切り分けできます。

・今回の事件はあくまで悠仁さま、皇室対象に起きた事件であり、悠仁さま自身を守るお茶の水のセキュリティ
・不審者が身分を装って学校へ侵入しないようにする一般的なセキュリティ

前者はあくまでお茶の水の話、後者は誰にでも言える話です。

前者は気の毒なのは同じ学校の方々で、非常に恐ろしい思いをされたでしょうが、恐らく再発は意地でもさせない体制を学校側が取るでしょう。また、警備が厳しくなった環境に忍び込む輩もそういないでしょう。

一方、後者の一般的なセキュリティはまだまだ危険が残ります。世の中のごくわずかなどうしようもない輩は、このような事件があったことを認識し、何かの機会で模倣するケースがありますので、日本のどこかという意味では同じような事件が起こる危険があります。

これは学校の役割なんでしょうが、、、
私立はセキュリティを高めることで、セキュリティを自由に高めることができます。
一方、国立、公立は無理があります。ほぼ全ての公立はもちろん、近隣の筑波大附属小学校も入ろうと思ったら簡単に入れる作りになっています。国立、公立は「通り魔のような不審者が学校に入ってこれない」ことを徹底して学校を建てたわけではないので、この危険を防ぐのは少なくとも短期的には困難です。

保護者視点で考えると、セキュリティ面から見ても私立の方が安心、という考え方も増えてくるでしょう。今後、外国人の割合も増え、多様な考え方を受容するようになると「わけのわからない輩」の割合は増え、わけのわからない事件も増えてくると予想します。

この点を踏まえ、お子様の学習環境(立地も含め)を選択することも必要かもしれません。

 

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