皆さまこんばんは、WASABIです。
今日は幼児期の経験として欠かせないテーマ、登山です。
登山は健康にも良く、運動にもなり、更にお金もかからない。
幼児教育的にも最高のイベントの一つです。
幼児で富士山など果敢にチャレンジする方も中にはいますが、山登りデビューにおすすめなのは今も昔も高尾山です。
高尾山がおすすめの理由は下記の通りです。
・都心から電車で気軽に行ける(凡そ1時間余り)。
・標高599メートルと非常に低い。
・ケーブルカー(ロープウェイ)があり、中腹からスタートできる。
・人が多く安心。(何か思いがけないトラブルがあったとき)
・山頂へ至るルートが複数あり、行く度に色々なコースを楽しめる。
・さる園、温泉、食事など施設も豊富。
初心者でも気軽に行けるのがポイントです。それでいて、しっかり歩くこともできます。
高尾山デビューの推奨年齢
高尾山はベビーカーを持ち込んで山頂まで行けるため、年齢を選ばないのが特徴です。0歳児で登山する家族は常識的に少数派でしょうが、1歳でベビーカーで登山する家族は散見されます。
実は、我が家も2歳になる少し前、紅葉の時期にベビーカー持参で登山しました。しかし、結果としてこの時期の(ベビーカーでの)登山はやや失敗だったと認識しています。
折角高尾山まで行っても、子供がベビーカーの中で見る景色としては緑豊かな公園と変わりなく、あまり意味があるとは思えないからです。
親が楽しみたいのであれば別ですが、子供のための経験と考えるのであれば、少し早いかもしれません。
3歳になり、自分で歩ける時間が長くなってくると、そろそろ自分の足で登山を検討してもよいでしょう。
我が家は4歳3か月、本日自分の足で登る初めての登山で、往復で2万歩超歩きました。流石に体力的にぎりぎりだったと思います。
これを踏まえると、3歳は山頂までは無理せず親がサポートしながら、4歳以降であれば、登りから下りまで基本的に自分自身で、自分のペースで無理なくというのが一つの目安になるかと思います。
高尾山の推奨コースとガイド
高尾山の山頂を目指す場合、5歳頃までの幼児が登る場合、無理ないコースにしたいものです。
今回、推奨コースを含めて、山頂までの登り方をナビします。基本的にこれを見ればわかるように意識してお話しようと思います。
まず前提ですが、幼児が山頂を目指すのであれば、ケーブルカーかリフトを使って中腹まで行くことを強くお勧めします。これで半分ぐらいショートカットできるので山頂までの体力を温存できる一方、もしここまで歩いて登ってくると、幼児は流石に疲弊するはずです。このため、山頂まで行くには厳しく、楽しい登山が辛いものになってしまう可能性があります。
次に現地到着時間(登山開始時間)と下山時間を計画します。
ほとんどの方は、京王線高尾山口駅からスタートするでしょうが、現地に到着する時間は12時までが理想です。早ければ早いほど良いです。なぜかというと、ケーブルカーやリフトは山登りシーズンの土日祝日は40分~1時間待ちで、お昼過ぎにピークを迎えるからです。
13時ぐらいに昼食を食べる間もなく長時間並ぶというパターンが一番非効率ですね。お腹も空くし、時間も費やしてしまいます。また、帰りのケーブルカーがなくなると、自力で下山しなければなりません。これは子供連れには致命傷です(だっこするお父様にとって、、)。
終電は月によって異なりますが、概ね17時15分~18時30分で、夏場はまだ明るいうちに終わってしまうこととなります(高尾山ビアマウントの開催時期は21時15分まで延長されますが。)
次に登山コースです。
高尾山は山頂に至るコースが複数ありますが、高尾山駅から山頂までは1号路を通っていくのが最短です。道も舗装されていて、ベビーカーでも登れます。幼児連れの初登山はこのルートで良いと思われますが、1号路は人が多く、渋滞しがちです。山登りへ行った感を出したいのであれば、途中から3号路もおすすめです。
ケーブルカーの下の駅が清滝駅で、上が高尾山駅です。座ることもできますが、ここは是非一番前を陣取りましょう。子供が何人か入れるスペースが一番前にあります。こちら、31度の角度があり、日本で一番急勾配のケーブルカーのようです。
ケーブルカーを降りると、左へ進み1号路に沿って登って行きます。右へ行くと下山してしまいますのでご注意を。
途中、さる園がありますので、体力的、時間的余裕があれば寄って行ってもよいですが、帰りのケーブルカー待ちの時間に行くのが効率的です。
次にたこ杉という巨大な杉の横を通り、まっすぐ進んで浄心門をくぐり、更に進むと左右の分岐に遭遇します。
これが有名な男坂と女坂です。左の男坂は階段、女坂や緩やかな坂です。どうせなら階段の男坂をおすすめしますが、後に合流するのでどちらでも良いです。
我が家は行きは男坂、帰りは女坂を選択しました。
分岐が再合流するところに売店があり、更に道案内に沿って進むと、次は薬王院というお寺があります。
こちらはおみくじや売店などあって楽しいのですが、予習が甘いと、、、迷います。というのも、道案内に沿って進むと、3号路の山道にでてしまうことがあるからです。こちらでも山頂へ行けるのですが、舗装されておらず、小さいお子様は注意が必要な道になります。
その目印は下図の本堂へ登る階段です。ここで登らず、最後までまっすぐ突き進んでしまうと、3号路になります。
念のため地図も載せておきます。地図の左上に山頂方面と書いてありますが、これは3号路です。3号路は自然豊かで鳥のさえずりも聞けて楽しいですけどね。。
1号路は急斜面ですが舗装されて登りやすく、3号路は山道で少し長い自然のルート。4号路はやや迂回しますが、吊り橋もあるルートです。
幼児向けで登りのおすすめは1号路、次いで3号路です。
我が家は山の雰囲気を味わいたいので、今回3号路にしました。
3号路は非常に閑静な道で、鳥のさえずりが心地よいです。虫や花も多く、ゆっくり観察できます。この時期、木からぶら下がる小さな芋虫が観察できました。
山頂へ着くと、皆考えることは同じで、休憩場所を求めどこも混雑しています。ただ、どこかしらに座れるスペースはありますのでゆっくり休めます。
ゆっくり休み、体力が回復してから1号路で下山しましょう。滑りやすいので、下山時は1号路がおすすめです。
最後の関門がケーブルカー乗り場の待ち時間です。繁忙期は30分以上、一時間待つこともあります。こちらは登りと異なり、切符購入の他、整理券をもらって、自分の出番が来たら集まるシステムです。待っている間、座って休むもうろうろするのも自由です。
うまいやり方は、帰りに1人だけ整理券をもらいに行き、そのほかのメンバーは連絡を取りながらさる園でさるを見ながら待つことです。ただ、歩いて疲れていますので、ゆっくり座って待つのも良いかと思います。
あとはケーブルカーで下山するだけです。待っている間、季節によっては寒くなりますので上着は忘れずに。
そして最後に!おすすめが数年前にオープンした京王高尾山温泉。
こちら高尾山口駅の裏にあります。
手ぬぐい1枚あればなんとかなりますので、温泉好きであれば寄っていきましょう。こちらに寄ることで、帰りの電車での混雑を避けることができます。
19時30分頃に駅へ行くと、駅前は下図のような状況で、電車もガラガラ。
極端な街です。比較のため、昼12時頃の写真と併せて掲載しておきます。
まだ行ったことがないという方、高尾山は混んでいても、待ち時間などで影響を受けるのはケーブルカーやリフトぐらいで、その他はあまりストレスを感じません。昼食も持参すれば良く、トイレの数も充実しています。
是非、お子様の登山デビューにご検討ください!
コメント