【中学受験】算数一科目で受験できる学校が増えてきた:栄東、都市大等々力など採用校一覧

2020年の新学習指導要領を前に、中学・高校・大学の試験内容のみならず、試験形態も年々変わり続けています。

近年、無視できなくなってきているのが、算数の一教科入試です。

もしかすると、トップ校ご出身の保護者様ですとご自身の経験から、科目数が少ないと
低偏差値の学校のイメージを持たれるかもしれません。

しかしながら、栄東、鎌倉学園、人気上昇中の都市大等々力、攻玉社の他、東大合格を毎年輩出している多くの学校で
算数一科目入試が可能となっています。

目次

算数一科目入試を導入する趣旨

近年IT人材が不足していますが、データサイエンスに通じた理系人材は今も昔も需要は高いです。

算数一科目といっても、多くは問題に文章題を織り交ぜているので、算数の力だけでなく、読解力や記述力がわかります。

また、最難関大学の入試で差がつくのはどうしても数学。数学を制することで受験を制する可能性が高まり、
数学が得意な人材は学校にとっても魅力です。

また、特待○○などの試験と共通する偏差値上のマジックでもありますが、1科目入試を取ると、偏差値が上がります。
この影響を受けて、他の受験日の偏差値も連れ高となることがあると言われています。

受験生にとってのメリット・デメリット

算数一科目入試を選択する際はメリットもありますが、デメリットもあります。
下記に客観的な視点で挙げたいと思います。

メリット

・算数は幼児のうちから素養をつけておくことで対策がしやすい。
・直前期で敢えて絞ることで、急速な成績アップが期待される。
科目が半分になると、成績アップは2倍ではありません。回転が早まるので、3倍にも4倍にもなります。
・算数が得意な子は、大学受験に向けて成績が伸びやすい。
・近年採用校が増えている。

デメリット

・一科目入試は合格偏差値が跳ね上がり、合格が難しい。
・長期間国語や他教科の勉強を絞ることで、将来の苦手科目を作りやすい。
・問題に文章題が含まれ、思考力が問われるケースがほとんど。読解力のような国語のセンスも必要となる。
・最難関校ではほとんど採用されていない。

算数1科目入試を採用or採用予定の中学校

既に採用済の学校は下記の通りです。

男子校:鎌倉学園、攻玉社、巣鴨、世田谷学園、高輪
女子校:大妻中野、佼成学園女子、品川女子学院、十文字、東京女子学園、中村、藤村女子、普連土学園、山脇学園
共学校:栄東、都市大等々力、桐蔭学園、上野学園、開智日本橋学園、実践学園、西武学園文理、帝京八王子、貞静学園、文化学園大杉並、三田国際学園、目黒日本大学

また、2020年から、湘南白百合、田園調布学園、富士見、啓明学園、駒込も算数1科目入試を導入します。

多様な試験形態を認める趣旨から、増加傾向は続くと見込まれます。

 

 

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