【幼児教室 通学比較】七田、イクウェル、コペル、チャイルドアイズ、キッズアカデミー

今回、七田、イクウェル、チャイルドアイズ、コペル、キッズアカデミーなど、能力開発系の幼児教室の違いを、深く入り込んで比較検討したいと思います。全て通学経験があります。

目次

幼児教育の必要性論争

まず、終わらないテーマに0歳、1歳の頃から幼児教室は必要?という論争。
これは様々な学者が研究している大きなテーマですので、私が決定的な立証をすることはできません。

ただし、著名な学者の論評としては概ね同じ方向を指しており、個人的な見解は明確に出ています。それは、特定の幼児教育や教材に縛られる必要はないが、各家庭でよく考えた末の何らかの幼児教育は必要、ということです。

家でお話することも、公園で元気いっぱいに遊ぶのも幼児教育です。
これを否定する方はいないでしょう。その幼児教育の一つに、幼児教室があります。この幼児教室に行って意味がある?というと、正しいやり方で授業を進めてくれれば、当然プラスに働くわけです。

しかし、習い事へ通うと、公園でお友達と元気いっぱいに遊べたはずの時間を失うこととなります。
この機会損失と比べて、より高い効果を得られるのであれば、「効果がある」と言えますね。

少し検索して頂くと見つかりますが、体操教室に通っていた子の運動能力が、していない子より劣っていたというデータがあります。一見矛盾するようですが、わかるような気がします。子供同士で自発的に楽しく公園で走り回る運動量は、運動教室以上になることが多いですから。

この機会コストを踏まえると、幼児教育の必要性についての正解は、定義が明確にない以上、通常誰にも言い切れません。このため、前にも似たようなことをお話ししましたが、この議論についてはいずれについても尊重することとしています。この話はここでおしまいです。

七田・コペルなど右脳教育系 幼児教育の効果

次に、幼児教育の各論です。
お子さんが産まれてまもなく、七田、イクウェルやコペルなどのお教室に行く方が出てきて、気になります。ここで行く理由は何か?効果は?が気になるところですね。

上段の私の考え方に基づくと、通学時間入れて2、3時間の時間を費やすことで、得られるものが十分にあれば良いということになります。

得られるもの、それは大きな大きな外部の脳への刺激です。
娘は七田とコペルの検討の結果、近隣の七田から入りましたが、幸い幼児教室にぴったりはまり、毎回楽しみにしていました。子供が飽きる前に、どんどんいろいろな教材を出し、ほめて気持ちよくしてくれます。この結果、物事に対して能動的に活動できるようになったと見受けられます。

この点、合うか合わないかで、幼児教室の中でも2-6-2の法則があるかもしれません。合うほうの2割に入るのであれば、本当に続けた方がよいです。先生のお話をよそ見せず聞いて楽しくやるという意味の、上位2割です。中にはどうしても合わないお子様もいます。ただ、1,2歳で優劣なんて決まりません。先生のお話をどうしても聞けない、集中できないなど、看過できない問題があれば、お子様の良さが伸びる「幼児教育」を探しましょう。幼児教室を変えて環境が変われば改善することもありますし、通信教材や自学自習でもお子様のやる気一つで十分な効果が得られます。

もうひとつ、これも私見ですが、上記右脳教室系のお教室は、授業に付随して色々覚えさせるカリキュラムがあります。これは、そこで覚えた内容が重要なのではなく、覚える練習をしているのだと解釈しています。

覚え方を知っていれば、次も覚えられますし、覚えた内容を忘れても、その記憶の断片が将来の理解を助けることもあります。ですので、覚える内容がくだらないから、忘れるから、、といった心配があれば、この点踏まえて慎重にご判断ください。

七田、イクウェルとコペルの違い。チャイルドアイズやキッズアカデミーってどうなの?

私も最初、多くの教室のネットの評判も調べ、実際に通ってよく調べました。

結論は前回お話しした通り、先生によります。
同じお教室でも、先生によってレベルが大きく異なります。残念ながら、公式には生徒が先生を選べる環境にはないので、肌に合わないなあと思った場合、辞める前に先生の相性を良く見てください。教室の問題ではないかもしれません。

あとスタンスの違いとして、七田は第六感なるものの直感を大事にしています。
全くのノーヒントで、この箱の中に何があるでしょうか?とか真顔で聞かれます。
この考え方が受け入れられず、方向性の違いということで、バンドの解散のような理由で辞めてしまう方もいらっしゃいます。
私もこの点だけはやや苦笑いするしかないのですが、宗教的な押し付けはないので、一つのゲームととらえ、それほど神経質にならなくて良いでしょう。

コペルは教材の多さを売りにしています。ですが一方七田も教材自体は非常に多いです。子供を飽きさせない趣旨ですが、両者とも子供を飽きさせない量としては十分なのでここは差はないでしょう。両方とも良い幼児教室です。

お受験をする場合、コペルは対応するコースがありますが、七田は公式にはフォローしませんのでご注意ください。但し、実際は七田に通うご家庭はお受験教室も並行して通う方が多く、そのような方は特に気にする必要ないでしょう。コペルもまた、合格実績は良いと思われるのですが、小学校受験においては人気の学校ほど、まず掛け持ちしています。このため、あくまで+αの効果と割り切ったほうが良いでしょう。

七田とお受験教室(幼稚園受験)を両方通うと、子供はどうしても七田が楽しくて仕方ないようですね。お受験教室は幼児にとって厳しいので、どうしてもそうなります。お子様によってはお受験教室の通学拒否状態(授業前に大泣きする)になり、いつの間にかいなくなってしまうお子様もいましたので、お子様の心のバランスには十分にケアしてあげてください。

受験においてはチャイルドアイズキッズアカデミーが近所にある方は、3歳頃からお勧めです。
チャイルドアイズは能力開発のみならず、地場の国立小学校、幼稚園受験に強く、お教室の近くに志望園等がある場合は寄ってみてください。子供で賑わっています。IQを伸ばす組織として受験に適した教材が準備されており、知能研究所の教材を用いて、授業で使う教材がもらえます。
また、校舎ごとに合格者を明確にしているので、透明性があります。但し、受験実績は大手お受験教室にやや劣り、特に名門附属についてはそれほど強くない印象です。

キッズアカデミーもチャイルドアイズと同じ知能研究所の教材を用いています。キッズアカデミーは受験というよりIQを高める授業に特化しているので、聖徳、宝仙などIQを重視する小学校志望のご家庭にお勧めです。

両者受けた限り、授業の質は非常に似通っていますが、保護者が同席し、子供の授業内容、成長過程を見られる点で大きく異なります。
運営母体は異なりますが、IQを意識した能力開発において目指すところも似ており、違いは主に講師の違いから生じます。

お月謝比較

最後に3者のお月謝ですが、七田とコペルは概ね同じで、月に2万円相当かかります。通ってみるとわかりますが、月に4回あるわけではなく、3回の月も多いです。このため、1回の単価は7,000円近くになり高額です。一度計算しましたが、時間単価的には伸芽会などのお受験教室とほぼ同じです。
この高額がネックになり、高い効果を求められる宿命にあります。1回あたりの費用が、やや費用が高いと言われる公文の1科目の月額料金(週2回)とほぼ同じですからね。
チャイルドアイズはコースにもよりますが、七田より概ね2,3割安いです。娘はIQを伸ばすコースで12,000円ほど。
七田と比べると安く見えますが、月額1万円は軽く超えますので、それなりに高額ですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次